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木に実った沢山のオレンジ

マクロビオティックの果物の選び方とは? どんな果物がおすすめなの?

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2020.06.11

健康で長生きするための方法の1つとして、マクロビオティック(通称:マクロビ)が注目されています。マクロビは「食」に特徴があり、考え方や理念を理解したうえで、食品を選んで調理することが重要です。

今回、この記事で注目するのは、マクロビの果物の選び方です。まずはマクロビの基本的な考え方をお伝えしたうえで、どのような果物を選べばよいのかを分かりやすく解説します。

また、マクロビにピッタリの果物を販売しているネットショップも併せてご紹介するので、気になる果物があれば、ぜひ試してみてくださいね。

マクロビオティックの果物の選び方とは?

オレンジを頬張る女の子ここではまず、マクロビの基本的な考え方を紹介し、それをふまえて、どのような食品を選べばよいのか、またどのような果物を選べばよいのかについて解説します。

マクロビの基本的な考え方とは

マクロビの発祥は、名前の印象から欧米と思われがちですが、実は日本が発祥です。日本に古くから伝わる「食養法」や中国の「陰陽論」などの原理を結びつけて、新しいライフスタイルとして日本人により提案されました。

マクロビの特徴は「食」で、基本的には穀類や野菜を中心に食事をとります。また、控えるべき食品とされているのが、肉や大型の魚、乳製品などです。バランスも大切で、食材を陰性と陽性に分けて考え、調和がとれるよう組み合わせます。

一見難しいように感じますが、考え方の基本がわかればマクロビはシンプルです。次の項目ではマクロビの基本として大切な、3つのキーワードをご紹介します。

重要な3つのキーワード|身土不二・一物全体・陰陽調和

マクロビには重要なキーワードが3つあります。それぞれの考え方を大切にすることで、マクロビのライフスタイルを確立することができます。

  • 身土不二(しんどふじ)
    その土地で育った旬のものを食べることで、暮らしている場所の気候や風土、季節の変化に対応できるという考え方です。日本人の場合は、国産品を季節に応じて食べるようにします。
  • 一物全体(いちぶつぜんたい)
    物事は部分ではなく全体を捉えるべき、という考え方から、マクロビでは基本的に、食品や食物を丸ごといただきます。例えば、主食はぬかを削った白米ではなく「玄米」、魚は大魚の切り身ではなく「小魚を丸ごと」、野菜は皮や根などを除かずに全て食べるようにします。
  • 陰陽調和(いんようちょうわ)
    人にも自然にも、あらゆる物事には陰陽が存在するという考え方です。食べ物にも同様に陰性と陽性があり、陰性と陽性の食べ物を偏ることなく選択することで、バランスの取れた食事をとることができます。

これら3つのキーワードをもとに食事を考えることで、健康的なマクロビの「食」を実践することができます。

どんな食品・食物ならマクロビになるの?

どのような食品・食物を選べば、マクロビになるのでしょうか。ここでは農産物と加工食品について、マクロビの食品・食物の選びかたを解説します。

農産物の基準|無農薬・自然農法の野菜や玄米など

マクロビで使用する農産物は、無農薬・自然農法で育った、穀類や野菜などです。肥料は有機肥料に限定し、除草、殺菌、殺虫など、どのような理由においても農薬を使用していない農産物を選ぶようにします。

加工商品の基準|無添加じゃなくてもいいの?

マクロビで使用する加工商品は、製造の過程で、化学調味料や有害な添加物などを使用していないものです。つまり「無添加」食品となりますが、天然にがりなどの天然添加物であれば使用してもよいことになっています。

どんな果物を選べばいいの?

ここまで、マクロビの食品・食物の選び方についてご紹介しました。これらの基準を踏まえて、次に果物の選び方をご説明します。

果物を選ぶときに重要なのが、「身土不二」の考え方です。身土不二は、その土地で育ったものや旬のものを食べるという考え方なので、果物もそれに当てはめて選びます。

つまりマクロビでは、農薬や化学肥料などを使用せず、日本人が食べるのなら日本で育った、その時期の旬の果物を選べばよいわけです。

日本以外でとれた果物、例えば南国の温かい場所でとれた、バナナ、マンゴー、パイナップル等は、体の熱を開放する性質があるため、そこに住んでいる人に適しています。しかし、日本人が食べると熱が奪われすぎて、冷えすぎてしまうこともあるようなので気をつけましょう。

御祝などのギフトにも! 無農薬栽培の果物を販売しているサイトを紹介

ipadを見つめてほほ笑む女性化学肥料や農薬を使用せず育った、マクロビにもおすすめの果物は、ネットショップで手軽に購入できます。自然の恵みをいっぱい受けた、スーパーの果物では味わえないおいしさをぜひ堪能してくださいね。

ふるさと21

「ふるさと21」は、合成された農薬や肥料を使用していない畑で、心を込めて育てられた果物や野菜が販売されているネットショップです。一部の果物など、無農薬栽培が厳しいものに限り、各県慣行レベルの半分以下の農薬を使用しています。

取り扱う果物は、ミカンなどのかんきつ系を中心に、メロンやモモ、リンゴなど、季節に応じて購入できます。

5月ごろであれば、化学肥料を使用せずに低農薬で栽培された、長崎のビレンスメロンが食べごろです。皮のすぐそばまでおいしく食べられる、優しい甘味の味わい深いメロンです。

6月ごろなら、山形のサクランボ(佐藤錦)がおすすめです。こちらも低農薬栽培で、化学肥料不使用のほ場で生産されています。サクランボは旬が短いので、「食べたい」と思ったら、すぐに購入することをおすすめします。ルビーのように輝く果肉を堪能してくださいね。

旬を迎える前の果物は予約購入もできます。早めに予約すると早割でお得に購入できるのでおすすめです。

たべるとくらすと

生産者直売のオーガニックモール「たべるとくらすと」こちらで取り扱う果物は、化学肥料や除草剤など使用せず、無農薬にこだわって栽培されたものばかりです。果物本来の味を楽しむことができますよ。

5月ごろに注文するなら、宮古島のパッションフルーツがおすすめです。パッションフルーツは収穫した順に発送されるので、新鮮なものを味わうことができます。

また、瀬戸内海に面する急交配で、太陽の光をたくさん浴びて育った、広島の甘夏も食べごろです。「たべるとくらすと」で扱っている甘夏は完熟で、強い甘みと独特なほろ苦さが魅力です。こちらも注文後に収穫して発送されるので、新鮮なものを楽しめますよ。

ハミングバード

ネットショップ「ハミングバード」では農産物だけでなく、加工品など様々な食品を取り扱っています。販売されている農産物は、化学肥料や科学的に合成された農薬を使用せず育ったものばかり。もちろん果物も同様で、安全でおいしい果実を楽しむことができますよ。

5月ごろは甘夏、清美オレンジ、はっさくなどのかんきつ系が販売されています。どの果実も、みずみずしくてジューシーです。自然栽培の味をぜひ堪能してくださいね。

日本でとれる旬の果物を楽しもう!

掌のもぎたてのリンゴマクロビには3つの重要なキーワード、「身土不二」「一物全体」「陰陽調和」があり、この3つの考え方に基づいて、食べるものを選びます。果物を選ぶときも同様に、日本でとれる旬のものを選ぶようにしましょう。

また、マクロビでは、農薬や化学肥料を用いずに育った農作物を使用します。しかし、そうした果物は、一般的なスーパーなどで手軽に入手するのは困難です。

今回ご紹介したネットショップでは、マクロビにピッタリのおいしい果物を、季節に合わせて購入することができます。興味があればぜひショップを覗いて、気になる果物を試してみてくださいね。

参考:
マクロビオティックについて(正食協会)
マクロビオティックとは(日本CI協会)

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