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オーガニックのカレー粉とスプーン

オーガニックのカレー粉は普通のものとどこが違うの? おすすめ商品2選を紹介!

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2021.04.08

普段の食生活でオーガニックを心がけている方は、調味料にも気を遣っているのではないでしょうか。そこで、今回注目したのはオーガニックのカレー粉です。

カレー粉はカレーにはもちろんのこと、炒めものや煮込み料理の味つけ、隠し味にも使える便利な調味料。この機会にオーガニックのカレー粉についての知識を深め、食卓に取り入れてみませんか。

オーガニックのカレー粉とは? 普通のものとどこがちがうの?

オーガニックのカレー粉と実の画像それでは早速、オーガニックのカレー粉とはどういうものか、普通のカレー粉とどう違うのかについて解説していきます。

原材料に有機栽培されたスパイスが使用されている

オーガニックのカレー粉には、一般的なカレー粉には使われていない「有機栽培」のスパイスが使用されています。オーガニックとはもともと「有機」という意味なのです

しかし、有機栽培とはどんな栽培のことなのでしょうか。次の項目でお伝えします。

有機栽培とは?

有機栽培は「有機農業」とも呼ばれ、有機的な生産システムのことをいいます。どういうことか簡単にいうと、化学の力を使わずに、自然にあるものを生かして作物を育てます

具体的には、化学肥料や化学農薬、遺伝子組換え技術などを使用しません微生物が住む天然の土壌や川から流れる天然水を活用し、肥料には果物の皮や動物のフンなどを用います

なお、有機農業は農林水産省の管轄下で、ほかにも細かい規定があります。

厳しい有機認証検査をクリアして販売されている

オーガニックのカレー粉は、普通のカレー粉と原材料が異なるのに加え、有機認証をクリアしている商品です。検査機関が厳しいチェックを行い、OKをもらえたものだけがオーガニックと名乗って販売されています。

つまり、「オーガニック」「有機」と表示されているカレー粉は、所定の認証基準を満たしていると認められた商品なのです。

日本の検査認証制度|有機JAS

オーガニックには、国や地域ごとに細かい認証基準があります。日本では「有機JAS」というオーガニック認証基準が存在し、有機JASの基準を満たした商品は「有機JASマーク」を付けて販売することが許可されます

ただし、現在有機JASでオーガニックと認められるのは、農産物・加工食品・飼料・畜産物の4つの部門のみです。商品のジャンルによっては日本に公的な有機認証基準がないため、国産品でも海外の有機認証を受けているものもあります

オーガニックのカレー粉はなぜおすすめなの?

オーガニックのカレー粉の3種類つづいて、オーガニックのカレー粉をおすすめする理由や、オーガニックカレー粉の気になる点についてお話ししましょう。

安全性が高めなので安心して料理に使える!

前で述べたように、オーガニックのカレー粉は厳しい基準の下で作られています。体に害や悪影響を及ぼす可能性があるものはほぼ入っていないため比較的安全性が高く、安心して料理に使えるでしょう

オーガニックのカレー粉にもデメリットはある?

オーガニックのカレー粉のデメリットとして、一般的なカレー粉に比べて販売されている種類が少ないことと、普通のものに比べて価格が高めな点が挙げられます。種類が少ない理由の1つとしては原材料の選定から製造にいたるまで手間がかかることが考えられます。

値段については、1つの例を挙げると、同じショッピングサイトで同重量500gのカレー粉が

  • 普通のもの:1500円
  • オーガニックのもの:2200円

で販売されています。(※同じメーカーではありません)

オーガニックのカレー粉の安全性やコストを考えると、やむを得ないデメリットといえるのではないでしょうか。

オーガニックのカレー粉を選ぶポイントを解説!

商品のオーガニックのカレー粉オーガニックのカレー粉のさまざまな特徴がわかったところで、次は選び方のポイントを伝授します。

1. オーガニックのマークがあるかをチェック

オーガニックのカレー粉を選ぶときは、まず、有機JASやEUオーガニックなどのオーガニックマークがあるかをチェックしましょう。有機のマークが付いている商品は、仮に商品名に記載されていなくても間違いなくオーガニックです。

2. 入っている香辛料の種類で選ぶ|ターメリックやシナモンなど

カレー粉に含まれる香辛料の種類で選ぶ方法もあります。どんなスパイスがあるかというと、

  • ターメリック(ウコン):黄色く色付けしたり香り付けしたりする
  • カルダモン:上品ですっきりした香り
  • シナモン(ニッケ):甘く独特な香りとほんのりした苦み
  • クミン:カレーらしさを感じられる香りや風味を付けられる

などです。それぞれ香りや味、色に特徴があるので、お好みでチョイスしましょう。

辛さを決めるスパイスとは?|チリ・生姜・こしょうなど

辛いものが好きな方には、辛さのレベルを上げてくれるスパイスが入っているものがおすすめです。チリペッパー(赤唐辛子の粉末)、生姜(ジンジャー)、こしょうなどがあり、ホットな辛みを出してくれます。

3. 容量で選ぶ

初めて使うときは少なめにするなど、容量で選ぶことも大切。味や香りが好みでなかった場合、使い切れずに余らせてしまってはもったいないからです。きちんと使い切れる量を選ぶことは、食品ロスを減らすことにつながります

おすすめのオーガニックのカレー粉2選を紹介!

ボールに入ったたくさんのオーガニックのカレー粉最後に、おすすめのオーガニックカレー粉を2つ厳選してご紹介します。

ニック アンド オルガ|オーガニック カレー パウダー(チリ抜き)

コリアンダー、クミンシード、ターメリック、フエヌグリーク、カレーリーフ、黒コショウ、カルダモン、クローブ、シナモンという9種類のオーガニックスパイスをブレンドさせた有機JAS認定のカレー粉

スパイシーですが、チリが入っていないため辛みが抑えられ子どもや辛いものが苦手な方でも食べやすい味です。たっぷり500gサイズは、家族の人数が多い家庭におすすめ。トマトたっぷりのシーフードカレーやキーマカレー、カレー鍋にぴったりでしょう。

バイオフーズジャパン|有機カレー粉

カレーの本場の1つ、スリランカ産の有機スパイスをブレンドさせたカレー粉。ターメリック、シナモン、カレーリーフ、レモングラス、生姜、コショウの6種類のオーガニック香辛料を使用しています。

カレー料理やピラフのほか、魚のにおい消しに加えたり、ドレッシングの味・香りづけに使ったりと幅広くアレンジ可能少量なので、1人暮らし世帯や初心者の方でも使い切りやすいでしょう。

オーガニックのカレー粉で本格的な香りと風味を!

オーガニックのカレー粉のスープ今回は、オーガニックのカレー粉についてお届けしました。使われているスパイスにこだわりがあり、手間やコストをかけて作られていることがわかりましたね。

料理にちょっと加えるだけで、味わいに深みが出るカレー粉。普段カレーや料理を作るときに使っている方はもちろん、今まであまりカレー粉を使っていなかった方も、ぜひ一度オーガニックの商品を活用してみてください。きっと料理のアレンジの幅が広がりますよ

参考:
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機農産物の日本農林規格(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)

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