コロナウイルス感染対策のため、毎日長時間着用しているマスク。マスクをずっとつけているため、肌がかゆくなったりひりひりしたりして、困っている方もいるのではないでしょうか?
ここでは、敏感肌の方でも安心して着用することができる、オーガニックコットンマスクについて詳しくお伝えいたします。おすすめの商品もご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
オーガニックコットンマスクは普通のものとどこが違うの?
お肌に優しそうなイメージのあるオーガニックコットンマスク。しかし、オーガニックコットンマスクは、普通のコットンマスクとは何が異なるのでしょうか。
ここでは、オーガニックコットンマスクと普通のマスクとの違いについて、詳しく解説していきます。
有機栽培されたコットンが使用されている
普通のコットンマスクも、オーガニックコットンマスクも、その名のとおりコットンを使用して作られています。しかし、オーガニックコットンマスクには、普通のコットンではなく有機栽培されたコットンが使われています。
オーガニックコットンとは?
オーガニックコットンマスクに使用されているオーガニックコットンとは、どのようなコットンなのでしょうか。オーガニックコットンがどのように栽培されているのか、また、オーガニックコットン製品の製造方法について詳しく解説していきます。
1. 栽培される農場肥料や農薬などについて厳格な基準がある
オーガニックコットンとは、2~3年以上化学的な肥料や農薬などを使用しない畑で栽培された綿花のことです。
栽培の際に使用する農薬や肥料については、厳しい基準が定められており、その基準に沿って育てられます。
それに対して、普通のコットンには農薬や肥料などの規定がないため、化学的な薬剤が使われていることが多いです。
2. 製造工程染めの工程などにも決まりがある
オーガニックコットンは、紡績・織布・染めなどの製造工程により作られています。実は、すべての工程において、一定以上のオーガニック繊維の含有率を確保するなどの厳格な基準が定められているのです。
また、普通の綿製品を生産する際は、製造から加工までの工程において漂白剤や化学染料などが用いられています。一方で、オーガニックコットン製品を生産する際は、化学薬品の使用を控えて製造しなければなりません。
3. 作り手支援フェアトレードなど生産者を守る支援をしている
オーガニックコットンは、主に発展途上国で生産されています。オーガニックコットンの認定規準には生産者の権利を守る項目が定められており、フェアトレードでの取引が行われています。
フェアトレードとは、発展途上国の原料・商品・作物を適正価格で継続的に購入することで、労働者や生産者の生活改善と自立を支援する仕組みのことです。
また、NPO法人日本オーガニックコットン流通機構(NOC)では、
- 有機栽培技術の指導
- 継続的に適正価格での取引を行うこと
- 学校や医療サービスの支援
- 灌漑用水や井戸の資金援助
など、貧困地域における人たちの自立や、生活改善を図る活動のサポートを行っています。したがって、オーガニックコットン製品を選択することは、貧困地域の自立支援にもつながるのです。
注意!日本にはオーガニックコットンの法的な基準がない
日本では、中小企業基盤整備機構から「オーガニックコットンに係る表示ガイドライン」が出ているのみで、オーガニックコットンの法的な基準はありません。
一方で、世界的にはGOTS認証などの基準があります。GOTSとは、オーガニックのコットン・麻・ウールなどの原料から、環境に負荷をかけない方法で繊維製品を製造するための国際基準です。
オーガニックコットンマスクはなぜおすすめなの?
オーガニックコットンマスクがおすすめの理由は、以下のとおりです。
- 肌に優しい
- 環境保全に協力できる
この2つの理由について、以下で詳しくお伝えいたします。
また、オーガニックコットンマスクのデメリットについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
肌に優しくて快適
先ほどお伝えしたとおり、オーガニックコットンは厳格な基準に基づいて栽培されています。また、オーガニックコットン製品は化学薬品の使用に制限があり、身体に負荷のかからない製造方法で生産されているので安心です。
それに対して、普通のコットンマスクに使用されている綿花は、多くの化学的な農薬を用いて栽培されます。さらに、綿製品は化学薬品を使って製造されていることが多いです。
したがって、オーガニックコットンマスクは肌に優しい商品といえるのです。普通のコットンマスクでかぶれてしまう敏感肌の人でも、安心して使えるのではないでしょうか。
選ぶことで環境保全にも協力できる
オーガニックコットンは、化学的な農薬や化学肥料を使わず栽培されます。したがって、化学薬剤による土壌汚染や、CO₂の排出を抑えることが可能です。
このように、オーガニックコットンは環境にも配慮して作られています。そのため、オーガニックコットンマスクを選ぶことで、環境保全にも協力することができるのです。
オーガニックコットンのデメリットは?価格が少し高めなのがネック
オーガニックコットンのデメリットは、普通のコットンマスクと比較すると、価格が少し高めなところです。
普通のコットンマスクは、1枚500円以下で購入できるものもあります。それに対してオーガニックコットンマスクは、1枚1,000円~3,000円ほどかかるものが多いです。
敏感肌の方にも! オーガニックコットンマスクのおすすめ4選
オーガニックコットンマスクの特徴や、おすすめの理由などについて詳しくお伝えしました。ここからは、敏感肌の方でも安心して使用できる、おすすめのオーガニックコットンマスクを4種類ご紹介します。
キャナルオーガニックコットン 無染色 洗える立体形状のマスク
キャナルのオーガニックコットンマスクは、オーガニックコットン100%。また、NOCの認定商品です。
一般的な使い捨ての立体形状マスクと、見た目が似ているのが良いですね。大きめのサイズなので、男性でも使用することが可能です。洗って繰り返し使えるので清潔に使用でき、経済的なのも魅力。
芦屋ロサブラン抗菌防臭オーガニックコットン 立体フェイスマスク
芦屋ロサブランのオーガニックコットンマスクは、抗菌・防臭効果のあるマスクです。裏地にダブルガーゼが使用されているので、汗やムレを気にせず、快適に過ごすことができるでしょう。
また、このダブルガーゼはGOTS認証を取得しています。肌が弱くてマスクによる肌荒れが気になる方も、安心して使用することができるのではないでしょうか。
さらに、完全遮光生地で作られているため、日傘などを併用することで紫外線を気にせずに済むのもポイント。
ナチュラムーンオーガニックコットンマスク
気管支が弱く、マスクによる肌荒れで困っている方の声に耳を傾けて開発されたマスクです。
内側の生地は、オーガニックコットン100%のため肌に優しいでしょう。また、ウイルスや花粉を99%カットすることが可能。肌に優しいだけでなく、機能面でも優れた商品といえます。
なお、ナチュラムーンオーガニックコットンマスクは、コットンマスクとしては珍しい使い捨てタイプのマスクです。そのため、衛生的に使用することができますね。
ウエイアウトオーガニックコットン 草木染めガーゼマスク
ウエイアウトのオーガニックコットン 草木染めガーゼマスクは、2017年におもてなしセレクションを受賞した商品です。おもてなしセレクションとは、国内における素晴らしい商品を、世界中に広げるためのプログラムのこと。
このオーガニックコットンマスクは、防臭・抗菌・除電効果が期待できる商品です。4枚のガーゼが使われており、生成りは今治タオルブランドのものとなっています。
色は全部で5色。やさしい色合いが素敵なマスクです。
毎日使うものだから! オーガニックコットンマスクで快適に
このページでは、オーガニックコットンマスクについて詳しくご紹介しました。
オーガニックコットンマスクには有機栽培の綿花が使われており、化学薬品を使用せず作られていることから、肌だけでなく地球環境にも優しいマスクです。
オーガニックコットンマスクの肌への優しさが気になる方は、ぜひ一度手に取って確かめてみてくださいね。