健康ブームが加速する中、最近ではマクロビオティック(以下本文、マクロビ)を食事に取り入れるだけでなく、その知識を身につけるための資格を取得する方が増えています。
マクロビの資格を取得する上でのメリットやマクロビに関する資格をご紹介致します。
マクロビオティックの資格を取得するメリットとは?
健康的なイメージのあるマクロビ、そのマクロビの知識を身につけることで、資格を取得できることをご存知ですか?
マクロビの資格を取ることで得られるメリットや資格を取得することで活かせる仕事内容など、マクロビの資格に関する情報をご紹介しましょう。
1. マクロビに関する正しい知識を身につけられる
マクロビは、正しい知識をしっかりと身につけることでさまざまな角度からマクロビを取り入れた生活を送ることができます。
また資格を取得するための勉強過程から、マクロビに関する知識を増やすことができるので、学びながら日頃の食事に取り入れていくのも良いでしょう。
2. 仕事の幅が広がる|マクロビのアドバイザーや料理講師
普段から食事に取り入れている方も多いマクロビ、このマクロビの知識を正しく身につけることで、食に関わるお仕事の場合、仕事の幅を広げることができます。
マクロビの知識を取り入れることで、健康面から食事をサポートする栄養士やマクロビ料理を教え、レシピ開発などに携わるフードコーディネーターなどマクロビの資格を活かせるお仕事が増えます。
3. 家族の健康維持に活かせる|玄米菜食レシピ・食育
マクロビの資格取得は、仕事に活かせるだけでなく、家庭での食事にも活用することができます。家族の健康面や無理のないダイエットなど日頃の食生活にも知識を生かすことで、身近なメリットを得ることができます。
マクロビの主食である玄米は、食事に取り入れることで健康維持やダイエット効果だけでなく、便秘解消や肌の新陳代謝促進など美容にも効果的です。
ビタミンやミネラルなど栄養素がたっぷりと含まれているので、マクロビの知識からリゾットや炊き込みご飯など玄米を使ったレシピを取り入れることもおすすめです。
マクロビオティックの資格にはどんなものがあるの? 人気の資格と講座を紹介!
マクロビのメリットをご紹介したところで、そのマクロビにはどんな種類の資格があるのかと言う点についても併せてご紹介します。
JSFCAが認定するマクロビの資格やJADPが認定する資格、それら資格も種類によって取得方法が異なりますので、それぞれの試験概要についてもご紹介して参ります。
JSFCA|マクロビオティックマイスター
マクロビの資格一つ目「マクロビオティックマイスター」は、JSFCAが認定する資格で、このJSFCAとは、日本安全食料料理協会の略です。
食品に関する知識や料理技術の理解、マクロビの基本となる歴史や食育などのスキルが、JSFCAが決めた基準を満たすことで得られる資格です。
試験の概要|どんな問題が出るの?
マクロビオティックマイスターを取得するには、試験が必須となります。ここでは、マクロビに関する歴史や考え、基礎知識、そこからなる注意点やポイントなどを問題として出題します。
また、マクロビで使用する主な食材や季節のマクロビ食材などの応用も出題されるため、マクロビに関する幅広い知識が求められます。
試験詳細|受験資格はある? 受験にかかる費用はどれくらい?
マクロビオティックマイスターは、決められた受験資格はありません。勉強も自宅で行うことができるので、誰にでも受験資格はあります。
在宅受験になるので、会場に出向く必要もなく、受験費用の10000円を用意の上、インターネットから申し込みができます。
試験の実施は2ヶ月に1回となりますので、試験実施日だけしっかりと把握しておくようにしましょう。
JADP|マクロビオティックセラピスト
続いてご紹介する資格「マクロビオティックセラピスト」は、JADPが認定するマクロビの資格です。
この資格は、マクロビと美容の関係や各食材がもたらす効果を意識した栄養学、そしてマクロビの主な専門知識を持つことを証明する資格となっています。
試験の概要|どんな問題が出るの?
マクロビオティックセラピストの資格を取得するには、技能審査が行われます。
マクロビの食事法に関する知識が問われるので、マクロビ食材を使った調理知識をしっかりと身につける必要があります。
またこの資格の試験には、知識を問うための試験だけでなく、能力チェックもあります。
マクロビ講師やフードコーディネーターなど飲食のお仕事に止まらず、医療や教育の現場などにも活用できる知識を得られるため、取得することで仕事のキャリアアップに繋がりやすい資格となっています。
試験詳細|受験資格はある? 受験にかかる費用はどれくらい?
マクロビオティックセラピストの資格を取得するためには、まずJADPが認定するカリキュラムを修了する必要があります。
認定機関によって設けられた教育訓練を受けることで、受験資格を得ることができます。受験費用は税込5000円、カリキュラムを修了すればいつでも自宅で試験を受けることができます。
認定講座|マクロビオティックセラピスト資格取得講座(通信)
マクロビオティックセラピストの資格を取得するためのカリキュラムは、学校へ通う必要はなく、自宅で通信講座を受けることができます。自宅で通信を受けながら、スマホを通して講師への質問や説明を聞くことができますので、誰でも簡単に始めることができます。
IFCA|マクロビオティック検定(A級・S級)
マクロビの資格の中には「マクロビオティック検定」という検定もあります。こちらは、IFCAが認定した検定となっており、マクロビの基礎知識はもちろんのこと、マクロビレシピに関する食材選びや献立選びなどの知識なども得ることができる検定となっています。
試験詳細|受験資格はある? 受験にかかる費用はどれくらい?
検定にはA級とS級の2種類があり、それぞれのカリキュラムを修了して、初めて受験資格を得ることができます。受験料は、10000円となっており、受験者は18歳以上のみとなっています。
受験日は、毎年4月と10月の年2回となっていますので、お見逃しのないようご注意ください。
認定講座|マクロビオティックA級プログラム(通信)
2種類ある資格のうち一つ目のA級、こちらは通信にてプログラムを受講することができます。
マクロビの基礎知識からスタートし、食材の知識や献立、食べ方などを学んでいきます。また基礎知識と併せて実習として、季節のレシピを3つずつ取得することができます。
認定講座|マクロビオティックS級プログラム(通信)
マクロビオティック 検定二つ目の認定検定S級もA級同様に通信の受講が可能です。
こちらでは、A級の知識をベースに食学についてや栄養素の知識、そして実習では世代別への献立やレシピを学ぶことができます。
A級に比べて難易度が高いので、A級の知識を得た上で受講することをおすすめします。
JAFA|マクロビオティックコンサルタント
JAFAが認める資格「マクロビオティックコンサルタント」は、基礎知識に加え、調理法や献立、また陰陽理論をもとに食事で体を健康にすることを意味する食養の知識を得た者が手にする資格です。
食養のプロフェッショナルを目指し、私生活及びお仕事に活かせる知識をしっかりと身につけることができます。
試験の概要|どんな問題が出るの?
マクロビオティックコンサルタントの試験を受けることの目的は、マクロビの知識を深め、さらに能力の向上に役立てるためにあります。
そのため、マクロビに関する基礎知識、そして陰陽理論から得た知識をしっかりと把握しておく必要があります。
試験詳細|受験資格はある? 受験にかかる費用はどれくらい?
試験は認定カリキュラム受講後、webにて試験を受けることができます。カリキュラムを通して知識を習得すれば、そのまま受験が可能です。
カリキュラムの受講料の中に受験費用も組み込まれているため、受験費用を支払う必要もありません。
認定講座|マクロビオティックコンサルタント資格講座(通信)
認定講座は、こちらも今までの資格同様に通信でのカリキュラムの受講が可能です。
webの通信講座にて、マクロビの基礎や実践を学ぶことができ、期間も1ヶ月程度と手軽に始められるのもマクロビオティックコンサルタントのポイントでしょう。
JIA|(旧マクロビソムリエインストラクター)
最後にご紹介する資格「マクロビソムリエ」は、JIAによって認定された資格です。
このマクロビソムリエという資格は、マクロビの三大理論、季節ごとのレシピ、そして野菜や油の選び方などをマスターした方が手にすることができる資格です。
試験の概要|どんな問題が出るの?
試験については、上記に記載されている内容がいかに知識として身についているかが問われてます。
季節ごとのレシピに加えて、立夏や立秋などの五行に由来する暦の雑節である土用におすすめなレシピなども学ぶことができ、マクロビの実践レシピをしっかりと理解しているかも問われます。
試験詳細|受験資格はある? 受験にかかる費用はどれくらい?
マクロビソムリエの資格試験は、2か月に一回のペースで実施されます。受験資格は、特にありませんので、しっかり勉強をして受験しましょう。
受験料は、10000円となっており、在宅受験した後に期日までに解答用紙を提出するシステムとなっています。
マクロビの資格はいろいろ|口コミや評判も比較して自分に合った資格を選ぼう!
マクロビの資格は、種類や特徴も資格によってそれぞれです。マクロビの知識をしっかりと身につけることで、私生活での食事管理、そして仕事のキャリアアップにも繋げることもできます。
それぞれの資格を比較して、自分に合った資格を取得してみてはいかがでしょうか?