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リップクリームが水の上に浮いている図

オーガニックの化粧水とは? 上手に選ぶ5つのポイントを解説

body

2021.11.18

有機栽培した植物や天然成分で作られたオーガニックの化粧水は、お肌に優しく健やかに肌質を整えてくれます。

そんなオーガニックの化粧水の特徴とおすすめ化粧水について詳しく解説して参りましょう。

オーガニックの化粧水とは?

雨が降ったあとの草

肌の水分量を整えてくれる化粧水。スキンケアには欠かせないアイテムであり、毎日使う化粧品です。その化粧水の種類の中でも、オーガニックな成分を使って作られた化粧水は、アレルギーの方や敏感肌の方にも大変好まれる化粧水です。

では、オーガニックの化粧水にはどのような成分が入っており、どんな化粧水があるのでしょうか。オーガニック化粧水の性質と、おすすめのアイテムをご紹介致しましょう。

オーガニック(有機栽培)ってどういうもの?

オーガニック化粧水の「オーガニック」とは、一体どのような意味があるのでしょうか。オーガニックとは「有機の」という意味があります。

有機とは、科学的な農薬に頼らず自然の力で育てたものや、その育て方を指しています。化粧品以外にも、野菜やコットンなどもオーガニック(有機栽培)なものがたくさんあります。

日本には化粧品・ヘアケア用品に関する法的基準がない

化粧水を含め、日本にはオーガニックの化粧品やヘアケア用品が数多くあります。しかし、現在日本では、オーガニックの化粧品に対しての規定や基準がありません。

オーガニックとして認証されているものは、野菜や加工品など食品関連のもののみとなっています。基準が決まっていないため、オーガニックと謳っていながらも一部の成分のみということもありますので、成分確認をすることをおすすめします。

オーガニック化粧水とは

化粧品等で使われるこのオーガニックとは、有機栽培した植物を指しており、石油由来の成分配合など、ケミカルではない天然の成分を利用して作られたものを意味します。

また、天然素材を使用しているだけでなく、製法にもこだわっているため、作られる工程でも科学的な方法を使用しないものがほとんどです。お肌に優しいだけでなく、地球環境のことも考えた化粧品と言えるでしょう。

有機栽培で育てられた天然素材や由来成分・エキスが配合されている

オーガニック化粧水は、有機栽培で育てられた天然素材や由来成分を配合して作られた化粧水です。天然成分を使用していることから、ケミカルなものに反応しやすい敏感肌やアレルギーをお持ちの方も手に取りやすい化粧水となっています。

植物へのアレルギーをお持ちの方は、配合された植物の成分によってアレルギーを引き起こす可能性もありますので、成分表の確認やパッチテストを行うようにしましょう。

また、植物本来の力を利用したアイテムも多いことから、保湿力が高いものやさっぱりとしたものなど、季節に合わせてチョイスすることもできます。

オーガニック化粧品を選ぶポイントとは?

布の上にある水

オーガニックの化粧品がどんなものかわかったところで、お次はそんなオーガニックの化粧品を選ぶ上でのポイントをチェックしていきましょう。配合成分やお肌に合わせて選ぶなど、化粧品選びを行う時に知っておきたいポイントをご紹介しましょう。

1. 認証で選ぶ

オーガニックの化粧品は、日本国内での認証規定はありませんが、ヨーロッパなどのオーガニック先進国では、オーガニック認証を取得することができる機関がたくさんあります。

フランスに本部を構えるオーガニック認証機関「エコサート」は、農産物や加工食品に加えて、化粧品もオーガニック認証を取得することができます。

もちろん日本の化粧品も認証機関が設ける基準をクリアすることで、その機関のオーガニック認証を取得することが可能です。エコサートを初め、さまざまなオーガニック認証機関がありますので、認証マークを確認するのも良いでしょう。

2. 配合成分で選ぶ|保湿成分・添加物など

オーガニックの化粧品は、大前提として有機栽培で育てた植物の成分や天然素材の成分でできた化粧品を指します。しかし、日本では規定がないことから、オーガニックと謳っていながらもケミカルなものが入っている場合もあります。

海外のオーガニック認証マークがない場合には、成分表からその他成分として添加物や科学物質が入っていないか、またどんな成分が含まれているのかを確認するようにしましょう。

3. 肌に合わせて選ぶ|乾燥肌・脂性肌

オーガニックの化粧品は、肌に優しいイメージが強いですが、お肌のタイプによっても相性の良いものが変わってきます。

オーガニックの化粧品には、植物由来の成分が配合されており、成分本来の力を利用したものが多いため、保湿力の高いものからさっぱりとしたものまであります。

乾燥肌の方は、保湿力の高い植物成分が配合されたもの、脂性肌はその逆にさっぱりとするような成分を配合したものを選ぶと良いでしょう。

また、ニキビが気になる方は、抗菌作用のある植物を取り入れた化粧品を選ぶなど、お肌の状態に合わせて選ぶことで、お肌改善にもつながります。

4. 価格で選ぶ|プチプラ

価格帯で選ぶのも一つの手段です。高いものは、1度にたくさんの量を使用しづらいものですが、プチプラなお値段のものは、たっぷりと使用することができます。

成分やお肌のタイプをチェックして、コスパの良いオーガニック化粧品を選ぶのもおすすめです。

5. ブランドで選ぶ|スキンケア商品をライン使い

オーガニック化粧品には、さまざまなブランドがあります。お気に入りのブランドがあるという方は、ブランドから選ぶのもおすすめな選び方の一つです。

いろいろなブランドから選ぶのではなく、お気に入りの信頼できるブランドからスキンケアラインを選ぶことで、満足のいくオーガニック化粧品選びが可能です。

また、化粧水から美容液、保湿クリームまで同じブランドのアイテムを使用することで、それぞれの成分を補ってくれる作用のあるブランドもありますので、是非チェックしてみてください。

おすすめのオーガニック化粧水を紹介!

化粧水を使う時

オーガニックの化粧品についての説明や選び方のコツなどを確認したところで、最後にオーガニック化粧水の中でもおすすめしたい商品をご紹介します。

オーガニック化粧水を取り入れたいと検討中の方は、是非チェックしてみてください。

オルナ オーガニック|化粧水

12種類のオーガニック成分配合のオルナ オーガニックの化粧水は、敏感肌の方だけでなく、お子様のお肌にもおすすめなアイテムです。

植物由来の成分の効果でハリと潤いを与え、角質層までしっかりと保湿してくれます。合成香料や着色料、シリコンなどを使用せず、アレルギー体質の方も使用しやすい化粧水となっています。

ネオナチュラル|ヒーリングローション

国産のオーガニックコスメである「ネオナチュラル」のヒーリングローションは、水を一切使わない濃厚な化粧水です。

へちま水をベースにローズ水や月桃水など、9種類の植物性エキスを配合しています。デリケートなお肌でも使用しやすく、すべすべとした触り心地のお肌に整えてくれます。

アルテヤオーガニック|ブルガリアンローズ ウォーター

ブルガリア産のダマスクバラ花水を約300輪使用して作られた、「アルテヤオーガニック」のブルガリアンローズ ウォーターは、100%天然素材のオーガニックローズ化粧水です。

お肌全体に潤いが届くだけでなく、毛穴を引き締める効果もあり、ローズの上質な香りに包まれているかのような高級感のある香りが人気の化粧水です。

フィッツ|ブライトニング ローション

南フランス発のスキンケアブランド「フィッツ」は、フランスのオーガニック認証機関であるコスメビオ認定を受けたオーガニックブランドです。

このフィッツのブライトニング ローションは、アロエベラ葉エキスを中心に8種類の植物由来のエキスを配合し、お肌に潤いと透明感を与えます。防腐剤や石油由来原料を使用せず、天然の力を利用した化粧水となっています。

キールズ|フェイシャル フュール トナー フォー メン(メンズ用)

メンズ用化粧水である「キールズ」のフェイシャル フュール トナー フォー メンは、バンブー(竹)エキスとオリーブ由来のスクワランを使った、しっとりと潤いを与える化粧水です。

バンブーは収れん効果があるため、毛穴の引き締めや皮脂の分泌を抑え、清潔感のあるお肌に仕上げます。油っぽくなりやすい男性におすすめの化粧水です。

実際にオーガニックの美容液を30日間使ってみた!

オーガニックの美容液と自分の使っている美容液、何か違いがあるのかと思い実際に使ってみました。

オイリー肌の筆者は、自分に合う美容液を求めて、自宅にいくつもの美容液が眠っています。まだ発見できていないので、今回の美容液に期待が膨らみます。

やずや|うまれはだ 薬用エッシェンシャルセラム

うまれはだ本体と箱
今回試してみたオーガニックの美容液は、あの「やずや」が販売している薬用美容液。薬用と聞くだけでわくわくしますが、実際のところはどうなのでしょう。

「べたつき」「テクスチャ」「保湿」を中心に検証していきます。

やずやの『うまれはだ』とは?

シミ対策に重点を置き開発された『うまれはだ』。ローズ水、ノバラエキス、ツボクサエキス、オウゴンエキスをはじめ、さまざまな特徴成分を含み、ヒアルロン酸も配合で肌を乾燥から守ります。

肌の乾燥はお肌にとってコンディションを悪化させる敵!シミのもとになるメラニンも乾燥肌を狙います。

そこでうまれた『うまれはだ』は保湿成分たっぷり!これでもか、というほど詰め込まれているため、肌に潤いが戻ります。検証でもスキンチェッカーを使って数値化してみましたので参考にしてみてください。
※尚、使ったスキンチェッカーはこちら

うまれはだ|重要な「保湿」

美容成分のみで生成されているとも言いたいくらいの『うまれはだ』は、保湿もきちんと数値化され目に見えて実感できました。

塗布前のスキンチェッカーの値は32%、塗布直後の値はなんと48%にまで上昇!しかし持続しなければ意味がありませんよね。

そこで塗布10分後にもう一度計測、すると45%をキープしてくれているではありませんか!40%台後半キープはなかなか見ないものです。

うまれはだ|気になるべたつき

スパンコールテスト

左が塗布直後。結構厚めに塗ってしまったので、テカリもありますがべたつきもそこそこありました。手持ちのほかの美容液と比べたらサラサラしているように感じる程度。

右が塗布直後。スパンコールを振りかけて手のひらを返し、いくつかスパンコールが落ちたところをパシャリ。結構残ってます。

うまれはだ|テクスチャは?

スパンコールテスト
スパンコールは結構残ったものの、塗布10分後には上の画像までスパンコールが減りました。これは意外と馴染みやすく肌に吸収されていった結果ではないでしょうか。

そして、30日間使い続けた体感にはなりますが、べたつきは徐々に気にならなくなり、ちょこちょこと出来ていた吹き出物ができにくくなったように感じます。

30日間の結果で自分の肌に合いそうだとわかりました。
べたつきが苦手な筆者にとっては、塗布直後にサラサラしてくれる心地がちょうどよく、心なしか肌が整ったというよりも落ち着いたように感じられたので、このまま使い続けてみようと思います。

自分の肌質や使いやすさで選んでみよう!

髪がなびく女性

オーガニックの化粧水は、敏感肌の方に大変人気のアイテムです。ケミカルな成分が入っていることも少なく、また海外などのオーガニック認証を受けているものもあります。

お肌のトラブルにお悩みの方やオーガニック化粧水がどんなものか気になっていた方は、是非こちらをチェックして、毎日のスキンケアで欠かせない化粧水をオーガニックのものに変えてみてはいかがでしょうか?

参考:
オーガニック、有機の意味、無農薬との違い、有機農法、有機肥料(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機農業・有機農産物とは(農林水産省)
有機食費人の検査認証制度(農林水産省)
オーガニックコスメの基準と考え方(日本オーガニックコスメ協会)

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