ヴィーガンとは完全菜食主義者のこと。動物性食品を一切口にしない主義のため、肉や魚はもちろん卵、牛乳といった乳製品をはじめ、はちみつやゼラチンも食しません。
世界はもちろん日本にもヴィーガン・ベジタリアン生活を送っている有名人はいます。今回は、そんなヴィーガン・ベジタリアン生活を取り入れている有名人と、そのきっかけや理由などをご紹介します。
ヴィーガン・ベジタリアン生活を送っている海外セレブを紹介!
海外セレブは健康意識も高い人が多く、ヘルシーな生活スタイルや食のブームの発信地のひとつでもあります。それでは早速、ヴィーガン・ベジタリアン生活を実践している海外セレブをご紹介します。
アリアナ・グランデ
1993年生まれのアメリカ出身の女性歌手。「ネクスト・マライア」としてずば抜けた歌唱力を武器にスターダムを駆け上がりました。彼女は親日家としても知られており、日本での人気も高いアーティスト。そんな彼女もヴィーガンライフを取り入れています。
しかし、アリアナのルーツはイタリア系。そのため幼少期から、肉やチーズをたくさん取り入れた料理を食べて育ってきたようです。
そんな彼女にとって、ヴィーガンライフを取り入れるきっかけとなったのは「動物」。
「私は人間よりも動物が好きなのよ。冗談を言ってるわけではないわ。植物性のもの、ホールフードを食べることが大切だと思っているの。寿命も長くなるし、人間としてより幸福な人になれると思う」と語っています。
また、精神面においてもいい影響があるとも同時に語っています。
アリアナのトレーナーによると、日本食も取り入れているとの話も。他にもレンコンや小豆、大根、サツマイモ、にんじん、ブロッコリー、バナナやアサイーなどを好んで食しているようです。
彼女の抜群のスタイルと圧倒的でパワフルなパフォーマンスは、このヴィーガンライフが支えの一つになっているのではないでしょうか。
ブラッド・ピット
ハリウッド俳優として日本でも名を馳せているブラッド・ピットですが、実は彼もヴィーガンライフを送っている一人です。
ブラッドは動物保護活動への意識も高く、卵を産んでいるニワトリ達の飼育環境の劣悪さの改善と、そういった環境で飼われたニワトリの卵の販売を中止するよう、意見文を大手小売り流通業者に対して出していることが報道されたこともあります。
ブラッドは動物愛護の観点からヴィーガンを取り入れていると言えるかもしれません。
マイリー・サイラス
ディズニーチャンネルのテレビドラマ「シークレット・アイドル ハンナ・モンタナ」の主役を射止めたことから、トップアイドルとしてキャリアを築いたマイリー・サイラス。彼女もヴィーガンライフを取り入れています。
2017年には自身のインスタグラムで、ザ・ビーガン・ソサイエティーのロゴをタトゥーとして自身に入れたことを報告しており、同時に「一生ビーガンよ!」とコメントを残しています。
また、2018年に結婚しマイリーの夫となった俳優のリアム・ヘムズワースもヴィーガンとして知られており、2016年には動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)で最もセクシーなビーガンとして選出されたことも。夫婦でヴィーガンライフを送っていることが分かります。
ナタリー・ポートマン
1994年公開の映画「レオン」でセンセーショナルなデビューから着実にキャリアを積んできた、ハリウッドを代表する女優の一人であるナタリー・ポートマン。女優として活躍すると同時に2人の子どもの母親でもあります。そんな彼女も、熱心なヴィーガンとして知られています。
自身の意思でベジタリアンになったのは、何と8歳のとき。その後ベジタリアン生活を経て、2009年には動物性たんぱく質を一切口にしないヴィーガンにシフトました。
しかし、第一子を妊娠した2011年には一時的にベジタリアン生活へと方針を変更。ナタリーは「卵や乳製品が食べたいという、体が求めるものを聞くようにした。妊娠してベジタリアンに戻ったの」と語っています。現在はまた完全なヴィーガンとして生活をしており、2人の子どももナタリーと同様の食生活を送っているよう。
また、ナタリーは動物の権利を訴える活動にも取り組んでおり、自身でドキュメンタリー映画『Eating Animals(原題)』を制作するなど、非常に熱心であることで知られています。ただ、何を食べるかの選択については「誰もが自分自身で決めるべき」と決して自分の主張を押しつけず、自身で考えることの必要性を説いています。
ジェイムス・キャメロン
「タイタニック」、「アバター」などのハリウッドを代表する作品を多数制作しているジェイムス・キャメロン監督。彼も熱心なヴィーガン主義者として知られており、また影響を及ぼしています。
2011年頃からヴィーガンとなり、自身の制作する映画の撮影現場でのケータリングでは菜食主義を取り入れ、その現場でのクルーの大半は菜食主義になったよう。
また、キャメロン監督の妻が運営する学校での給食もヴィーガン食に切り替えるなど、自身だけでなく周囲への影響力も非常に大きいのが、さすがキャメロン監督といったところです。
ヴィーガンになったのは健康上の利点と、地球環境への配慮が理由のようです。実際に「動物性食品を一切断ってから、一度も風邪を引いたことがない」語っています。また、肉を食べる選択が気候に影響を及ぼしていることから、食卓に何かを出すかの選択の重要性を説いています。
日本にもいる?ヴィーガン・ベジタリアンの芸能人を紹介
実は、日本にもヴィーガン・ベジタリアンを実践している芸能人はいます。引き続きご紹介します。
庵野 秀明
「新世紀エヴァンゲリオン」、「シン・ゴジラ」を作ったことで知られる監督、アニメーターの庵野秀明。
彼も一切肉や魚を口にしないと知られています。その理由は「自ら動く生物は食べられない」とのことで、「ジブリ汗まみれ」というラジオの中で語っています。動物愛護や健康上の理由という訳ではなさそうです。
バーベキュー味のスナック菓子や卵焼きを食べたりはするので、ヴィーガンというよりはベジタリアンといえます。
土屋 アンナ
モデルでありながら3児の母親でもある土屋アンナ。今もなお抜群のスタイルを維持している彼女も菜食主義者です。
「肉を食べない」と公言しています。しかし、卵やチーズなど乳製品やはちみつなども口にしていないかは不明のため、厳密にはヴィーガンではなくベジタリアンの可能性も。
サンプラザ中野くん
爆風スランプとして活躍中のサンプラザ中野くん。2019年にはテレビで、ヴィーガン生活の詳細について語っています。
「30歳を過ぎるまでは、肉と甘いものをよく食べていた。肉から少しずつ減らしていき、今は肉、魚、乳製品を一切とらないヴィーガン生活に辿りついた。ただここまでくるのに10年かかった」と明かしています。
また、「ヴィーガンになる前のベジタリアン生活に入った半年後には精神が落ち込まないことに気づいた。」と精神面での影響も2007年に語っています。
サンプラザ中野くんは、2015年にはグルテンフリー生活を送っていることをテレビで公表しており、非常に健康意識が高いことが伺えます。ヴィーガンも健康上の理由で取り入れていることが分かります。
Zeebra
日本を代表するラッパーのZeebra。実は彼も筋金入りのベジタリアン。何と20年以上前から肉を食べていないと2019年のラジオで語っています。
以前はご飯のお供は肉という食生活を送っていたようですが、26歳の頃に先輩たちが肉をやめて穏やかに丸くなっていった様子を見て、「この先、野菜と魚でいいかな」という気軽な気持ちで始めたところ、そのまま20年以上続いていると明かしています。
ヒップホップの反骨精神や互いの主義主張をぶつけ合うというルーツの音楽の特性上、何だか意外な気もしますが、実はラッパーにもベジタリアンは多いと同時に語っています。
ヴィーガン・ベジタリアン生活を送っている有名人は意外と多い!
世界をはじめに日本にも、ヴィーガン・ベジタリアン生活を送っている有名人がたくさんいうことがお分かりいただけたでしょうか。世界のセレブは健康上の理由はもちろん、環境問題への意識の高さから、ヴィーガンライフを選択する人も多いようです。
人により、合う合わないはありますが、ヴィーガン・ベジタリアン生活が華麗な活躍の原動力となっている有名人は多いようです。