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ボタニカルとはどんな意味? オーガニックとはどこが違うの?

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2020.05.27

一度は耳にしたことのある「ボタニカル」。植物を表す言葉であり、コスメからヘアケア、ライフスタイルにインテリアなど、さまざまなものに使うことができる言葉です。

そのボタニカルの本来の意味や、オーガニックとの違いなど詳しく解説して参ります。

ボタニカルの意味を解説! オーガニックとはどこが違うの?

カップに咲いた花「ボタニカル」という言葉をご存知ですか?この言葉を耳にすると「植物」や「オーガニック」をイメージする方が多いのではないでしょうか。

ボタニカル(Botanical)は、「植物由来の」という意味を持つ言葉です。植物の力を活かしたものを指す言葉であることから、身体に良いイメージを持ちやすく、オーガニックと結びつける方が多くいらっしゃいます。

ボタニカルは、植物に関連するものを示しているものであるため、その植物がすべてオーガニックであるとは限りません。

一部のボタニカル商品では、オーガニックにこだわるものもありますが、全てのボタニカルなものがそうではないため、オーガニックとは区別する必要があります。

ボタニカル(Botanical)=植物の

ボタニカルは、「植物由来の」という意味の他に、「植物の」や「植物性の」という意味があります。このように、100%植物なものから、植物由来のというように植物から取り出した成分を使ったものまで、植物が関わる全体のものを指します。

「植物のみでできたもの」と勘違いする方もいらっしゃいますが、全てにおいて植物でできているものではない、ということも抑えておく必要があります。

また、このボタニカルには、ボタニカルシャンプーやボタニカルコスメのように直接的なものを指すだけでなく、植物を使った柄をボタニカル柄と表したり、ボタニカルを生活に取り入れた女子をボタニカル女子と表すこともあります。

ボタニカルは、植物に関わるものに対して、さまざまな使い方ができるということを覚えておくと良いでしょう。

シャンプーやコスメに使われる場合|植物由来成分配合など

シャンプーやコスメにボタニカルという言葉を使う場合には、植物由来の成分が含まれているシャンプーやコスメであることを指します。

肌に直接触れるボタニカルなシャンプーやコスメは、自然派の植物成分を含んだものが多く、頭皮やお肌に負担の少ない低刺激な商品を打ち出しているものがたくさんあります。

一見、肌に優しいイメージのボタニカルシャンプーやコスメですが、全ての方に刺激が少ないというわけでなく、植物に対してアレルギーを持っているという方は注意が必要です。

また、オーガニックのように「無添加なもの」というわけではないため、シャンプーやコスメに含まれる他の成分に反応し、かぶれの原因になることもあります。肌荒れしやすい敏感肌な方は、他の成分を確認してから使用するようにしましょう。

ほかにはどんなボタニカルがある?|キャンドルやインテリアなど

シャンプーやコスメの他に、ボタニカルなものを生活に取り入れたボタニカル女子という言葉や、植物を使ったボタニカル柄などという言葉があることを先ほど説明しましたが、その他にもボタニカルという言葉を用いたものがたくさんあります。

中でも知名度が高いのが、ボタニカルインテリアです。ボタニカルインテリアは、お部屋の中に植物を置いたり、植物を使ったインテリア雑貨を飾るなど、植物をお部屋の中にちりばめることで、くつろぎ感のあるお部屋に仕上げることができます。

また、ボタニカルインテリア雑貨の中には、植物を埋め込んだボタニカルキャンドルも人気です。植物を埋め込むだけでなく、植物由来のアロマをプラスするなど、さまざまなボタニカルキャンドルがあります。個性が出しやすく簡単に作れるため、ボタニカルな雑貨を飾りたいと考えるなら、ボタニカルキャンドルを手作りするのもおすすめです。

オーガニックとはどこが違うの?

ボタニカルとオーガニックでは、言葉が持つもともとの意味が違います。オーガニックは、「有機の」という意味を持っており、有機栽培したものや化学肥料を使用しない自然が生み出したものを指す言葉です。

植物由来のものを意味するボタニカルと、自然が生み出すものを意味するオーガニックとでは、少し意味が違ってくるということになります。

またオーガニックには、日本のJAS法に基づいた「有機JAS認証」というマークがあります。

この有機JAS認証は、登録認定機関の検査を受け、オーガニックだと認められたもののみ有機JASマークを付けることができ、この有機JASマークが付いていない有機農産物は、オーガニックとして販売することが認められていません。

この有機JAS認証の有無もボタニカルとオーガニックの違いとも言えます。

どこが人気? おすすめのボタニカルブランドを紹介!

たたずむボトルボタニカルなブランドは、オーガニック同様さまざまなブランドがあります。そんなボタニカルブランドの中でも人気のブランドをいくつかご紹介して参りましょう。

それぞれのブランドの特徴や、どんな商品を打ち出しているブランドなのか、一部の商品紹介併せてご案内致します。

BOTANIST|ヘアケア・スキンケアなど

ボタニカルブランドの中でも有名なブランド「BOTANIST」。人間も自然の一部であり、植物と共に生きることをコンセプトにしたブランドで、ボタニカルライフスタイルを推奨するブランドです。

BOTANISTは、ヘアケアを中心にスキンケアやボディーケアなど、さまざまな商品を展開しており、地球にも優しく肌にも優しい天然由来の原料を使用することをモットーに、豊富な種類の商品が揃っています。

ヘアケアでは、髪の保湿を目的とする「モイスト」や手触りの良さを追求した「スムース」など、髪の毛の悩みにアプローチしたさまざまなシリーズが展開されています。

またBOTANISTでは、より自然派で敏感肌の方にも優しいヴィーガンシリーズの展開も行っております。シリコンやパラベン、ジアミンフリーで、英国ヴィーガン協会認証を受けた商品であるため、ヴィーガンやオーガニックな方にもおすすめのボタニカルブランドです。

LOVE YOUR SKIN|スキンケア

成分の99%が天然由来という、クリアなスキンケアライン「LOVE YOUR SKIN」。日々の忙しさを植物の力で癒すことをコンセプトにしたコスメです。

LOVE YOUR SKINに配合されている植物エキスは、全て国産のオーガニック植物から抽出しています。

・屋久島の紅富貴茶エキス
・新潟の稲葉エキス
・京都の宇治の郷茶エキス
・岐阜・長野のキュウリエキス
・兵庫の米ぬかエキス
・丹波の黒大豆エキス
・鹿児島のコメ発酵液

この7種類の植物エキスに、オーガニックのボタニカルウォーターをブレンドし、オリジナルスキンケアコスメを作り出しました。

大地のエネルギーを利用し、理想の肌へと導くスキンケアとなっており、肌とこころに寄り添った注目のコスメブランドです。

また、LOVE YOUR SKINのスキンケアは、パラベンやアルコールフリーな、アレルギー体質の方にもおすすめなブランドで、化粧水や乳液をはじめとして、クレンジング・洗顔料と4つのスキンケアを展開しています。

Aesop|ヘアケア・スキンケアなど

オーストラリアのメルボルン発のコスメブランド「Aesop」。若者を中心に人気の高いコスメであり、ボタニカルコスメの中でも知名度の高いブランドです。

ヘアケアブランドとしてスタートしたAesopは、植物やアレルギーに対する長年の研究を重ね、敏感肌の方でも使えるボタニカルエッセンス入りコスメを作り出したブランドです。

本社に研究室を持ち、自然が持つ植物の力を利用し、人間の手によって研究を重ねることで、絶妙なバランスコスメに仕上がっています。

ヘアケアラインに加えて、スキンケアやボディライン、フレグランスや動物用のシャンプーなども取り扱っているコスメブランドです。

ボタニカルは植物とのつながりを表す言葉

癒しを振りまく植物ボタニカルは、さまざまなものに取り入れられている言葉で、植物とのつながりを表しています。自然派なものが多く、生活にも取り入れやすいものとなっていますが、ご紹介させて頂いたコスメなどを使用する場合には、含まれる成分や植物に対するアレルギーなどをチェックすることをおすすめします。

また、インテリアには、癒しのアイテムが豊富に揃っていますので、ボタニカルを生活に取り入れて、くつろぎ空間を作ってみてはいかがでしょうか?

参考:
有機農業関連情報(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)
有機農業・有機農産物とは(農林水産省)

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