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整備された畑で収穫を待つ野菜

有機栽培のメリット・デメリットとは?|オーガニック食品を購入できるサイトを紹介

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2020.06.11

有機農業で栽培された作物は、「自然にも体にも良いものだから、安心して食べられる」と考える人が増えています。では、有機栽培はいいことづくめなのでしょうか。

たしかに有機栽培には良い点がたくさんあります。しかし、その反面で悪い部分もあるのです。

そこで、有機農業のメリットやデメリットについて深掘りしました。長所と短所を知ったうえで、それでも有機栽培の食品を口にしたいと思えば、ぜひ召し上がってみてください。

有機栽培・有機農業のメリット・デメリットとは?

苗木の若葉年々注目が高まっている有機農法(有機栽培)。食べ物の安全性を考える方にとっては、食品を購入する際の指標になっている場合もあるでしょう。

しかし、有機栽培について正確に理解できている方は意外に少ないものです。有機農業とはどのような生産方法なのかを知り、そのうえで、有機栽培における利点や欠点をお伝えします。

そもそも有機栽培(オーガニック)とは?|化学肥料や農薬を使用しない生産方法

有機栽培とは、「有機農業」「有機農法」「オーガニック(栽培/農業)」などとも表現されます。平たくいうと、化学的なものを使わず、天然・自然のものを生かして環境に負担をかけずに育てることです。

化学肥料や放射線などを使用しないのはもちろんですが、生育の過程で化学的なものが誤って混ざってしまうことも禁止されています。

有機栽培農家は、雑草や害虫などに頭を悩ませながらも、化学的なものを使わない・混ぜないよう最大限の配慮と対策を行い、苦労して作物を育て上げているのです。

なぜそんなに苦労してまで有機にこだわるのか。理由は、人々に安心安全なものを届けたい、また農家の人たちが自分自身安心できるものを食べたいという熱い思いがあるためでしょう。

自然農法との違いとは?|自然農法は無農薬

自然農法は、天然・化学を問わず、農薬や肥料を使用せずに作物を育てるという農業方法です。なので、基本的に農薬・肥料は不使用です。

対する有機農業では、天然由来の肥料や農薬の使用は認められています。つまり、化学的なものを使っていないだけで、完全に無施肥・無農薬ではない場合もあります。

ただし、自然農法にはいくつかの流派があり、一部に肥料を用いる、部分的に農薬を使う、という考え方をしている人もいます。

特別栽培農産物との違いは?|地域の慣行レベルが基準

特別栽培農産物とは、その作物を作る地域で用いられる”化学的な農薬の使用回数”や”化学肥料の窒素成分”のレベルと比較されます。どちらも「基準より50%以上低い」という条件をクリアしていれば、特別栽培農産物と認められます。

つまり、有機栽培とは異なり、特別栽培の場合、化学的な物質を使っている可能性があります。

有機栽培・有機農法のメリットとは?

有機農業についての予備知識ができたところで、いよいよ本題の1つ、有機栽培におけるメリットをご紹介します。有機農法には、大きく分けて3つの利点があります。

1. お客様に安心・安全な野菜やお肉を届けられる

有機栽培では、化学的な肥料や農薬を使わないとお伝えしました。化学的なものを否定するわけではありませんが、なかには体に害を及ぼす危険性があるものもあります。

また、農業では、作物の太りをよくするためや見た目を向上させるため、放射線や遺伝子組換え技術を用いることがあります。しかし、有機栽培では放射線や組換えDNA技術の使用も禁じられています。

農家の方々の並々ならぬ努力や配慮のおかげで、私たち消費者は安心安全な農産物を口にすることができるのです。

2. 普通の食品との差別化が図れる|有機JAS認定表示

日本では、有機農法によって作られていることが認められた農産物に「有機JASマーク」をつけることができます。有機JASマークがついていることで、一般の商品とは異なることが一目でわかる仕組みです

生産者にとって誇らしいマークですし、食の安全を気にする消費者にとっても、有機栽培で育った農作物かどうかをチェックしやすいのは助かります。

3. 自然環境に優しい

有機農業は、生物の多様性や循環にも重きを置いています。

強い化学物質を使うと、土の中の有用な微生物など生態系をおびやかしてしまう恐れがあります。その点、有機栽培なら、使用するものは天然の資材なので悪影響を与える危険性が低いのです。

また、自然の力を最大限に生かした農業なので、地球環境への負荷が少なく、エコな栽培方法といえるでしょう。

有機栽培・有機農法のデメリットとは?

有機農業における長所が整理できたら、つづいては短所にも触れておきます。有機栽培のマイナス点とは、どのような部分なのでしょうか。

1. 収穫量が少ない→流通量も少ない

有機農業は、化学的な物質を使う一般的な農業に比べて生育がゆっくりめで、収穫量が少ないという傾向があります。

さらに、限られた収穫の中から選別を行って市場に出回るため、流通量は収穫量よりさらに少なくなってしまいます。そのため、手に入りにくいというデメリットがあります。

2. コストがかかってしまう

有機農業を行うには、費用がかかります。化学的な資材を使えない分、雑草や害虫などに対する措置に多額のお金が必要なのです。手作業なら、人件費も考えなくてはなりません。

さらに、有機栽培と認められるまでには、さまざまな書類を準備したり、認定機関への審査費用や有機JASマークのシール・パッケージ費がかかったりと手間やコストが高いのです。

そのため、有機栽培と同等の栽培方法をとっていても、費用対効果を考え、有機農業の申請をしない農家もいるのが現実です。

3. 病害虫への抵抗力が弱め

有機農産物は、化学農薬が散布される普通の農業に比べて、病害虫に対する抵抗力が低いという傾向があります。作物が病気になってうまく育たなかったり、虫がたくさんついて見栄えが悪くなったりしやすいのです。

しかし、考え方を変えれば、人間より小さく抵抗力の弱い”虫”が食べても安全な作物ということになります。

オーガニックの良さを味わおう! オーガニック食品を購入できるサイトを紹介

有機栽培野菜の販売一般への流通量はまだそれほど多くない有機農産物。確実に手に入れたいなら、売っているかどうかわからない近所のスーパーに行くよりも、ネットショップのほうが買いやすいかもしれません。

誰でも手軽にオーガニック食品を買える通販サイトを3つご紹介します。

ビオ・マルシェ|ビオマーケット

大阪府に本社を置くネットショップ【BIO Marche】です。京阪エリアを中心に、実店舗も展開されています。

全国各地や海外産の有機JAS認証食品を取り扱っています。野菜・果物・米/雑穀・畜産品などジャンルごとに欲しいものを探すことができますよ。

税込み14,000円以上のお買い物で送料が無料に。外出しなくても自宅まで届けてくれるので、週1ごとなどにまとめ買いしてもいいのではないでしょうか。

ビオフロレスタ

こちらも大阪の会社が運営するネットショップ【ビオフロレスタ】「ムソー」という名前、聞き覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ムソーのPB商品だけでなく、全国のオーガニック食品やマクロビ食品など、安全や健康に気遣った商品を数多く取り扱っています。冷凍食品やレトルト・インスタント商品もありますよ。

時期によってはセールが行われており、お得に購入できます。常温商品は税込み5,000円以上、冷凍は税込み6,000円以上で送料無料です。

マミーズストア

数々のメディアでも取り上げられている、注目の有機食品オンラインストア【mammy’s store】。野菜やお米をメインに取り扱っている印象で、商品数としては多くありません。

しかし、初めての方向けに、トライアルのベジタブルセットやスムージーセットが良心的な価格で提供されています。なんと返金保証まで付いているのです。

小さなお子さんでも安心して食べられる商品を取り揃えています。

オーガニック食品の安心は農家さんの努力が支えている

野菜に肥料を与える風景有機栽培には利点がある反面、デメリットもありましたね。生産者たちは苦悩と苦戦しながらも、消費者に良いものを届けたいという気持ちで、日々一生懸命農業を行っています。

もちろん、費用や効率などの面を考えると、化学物質を使う農業が悪いわけではありません。有機栽培でも一般の農業でも一長一短があるので、個人の考え方で選べばよいでしょう。

普段の食卓では有機ではないものを、特別な日だけ有機食品を食べるという方法でもかまいません。ご紹介したサイトも参考にしながら、気になるオーガニック食品を見つけていただければ幸いです。

参考:
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機農業・有機農産物とは(農林水産省)
自然農法の基礎知識 (自然農法国際研究開発センター)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)

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