健康にいいとされるマクロビオティック(略称・マクロビ)ですが、マクロビのどのような部分がいいのでしょうか。実際にマクロビの食材に求められる品質とはどういったものかについて注目します。また、マクロビ食材が買える通販サイトについても紹介しますので参考にしてください。
マクロビオティックの食材に求められる品質とは?
マクロビオティックを試してみたいと思う場合に、まず、食材に求められる品質とはどんなものかを知ってみたくなりませんか。
マクロビオティックの食材には、陰陽思想が大きな基準となっています。食べ物を陰性と陽性に分け、極端な陰性、陽性のものを食べない、中庸という考え方を基本にしています。
その他にも、マクロビの基本となる3つのキーワードを見ていきます。
マクロビの3つのキーワード|身土不二・一物全体・陰陽調和
マクロビには、「身土不二」「一物全体」「陰陽調和」などの3つの大切な言葉があります。
「身土不二(しんどふじ)」とは、体とその土地の環境が切り離せないもので、その土地のものを食べるのがいいという考え方です。住んでいる土地の季節の食べ物を食べることを大切にします。
また、元々日本では、今ほど肉や魚を食べていませんでしたので、肉・魚を控えてシンプルな日本の和食を大事にする考え方です。
「一物全体(いちぶつぜんたい)」については、一つの食べ物を丸ごと全体食べることを意味します。野菜の皮や根っこなどをよく捨てることがありますが、できるだけ丸ごと食べることを大事にする思想です。
「陰陽調和(いんようちょうわ)」とは、食べ物には陰性と陽性の食べ物があり、それらをバランスよく食べることを目指した考え方です。肉・魚は強い陽性ですので食べないようにし、野菜を食べて陽性に傾かないバランスの良い食べ方を目指します。
どんな食材ならマクロビオティックになるの?
健康と長寿を目指すマクロビオティックですので、食生活に利用してみたい人も多いでしょう。どんな食材を食べることでマクロビ料理になるのか、食材を具体的に選ぶ基準を詳しく見ていきます。
農産物の基準とは|野菜や玄米など
まず、マクロビオティックでは、農作物の場合、野菜や玄米を多く摂取することが勧められています。陰性と陽性が食べ物にはあり、それをよく理解して摂取することが基準です。
陰性・陽性の真ん中の「中庸」を食べるのが最も良いとされています。肉・魚などの陽性の強い食べ物でなく、野菜で言えば根菜、お米の場合は玄米を食べるのがおすすめです。豆類も良く、豆腐の場合は、豆腐よりも油揚げ、海藻などを食べることも良いとされています。
陰性は、暑い地域や季節に育つもので、成長が早く水分が多く、甘い・辛い・すっぱいなどの味がするものです。陰性が強いものとしては、砂糖、果物やタケノコやトマト、なすなどがあります。
また、陽性の食べ物としては、寒い地域や季節に育つもので、成長が遅く水分が少なく、苦い・塩辛い味のもので、肉・魚や塩などがあります。
陰性や陽性のバランスを取る必要があるというのがマクロビの考え方です。
また、「身土不二」の考えから、国内産のものを食べることも大切な基準となっています。その土地で作られたものを選んで食べることがマクロビの食材の選び方です。
加工商品の基準とは
加工食品の場合も、伝統的な製法で作られたものが基準となります。肉・魚ではなく、野菜や豆類などを加工したもので、味付けは塩や砂糖をあまり使っていないものを選ぶことも大切です。化学調味料や添加物に関しても使っていないものを選びます。
本格的に学びたいなら|おすすめの資格&講座の一例を紹介
陰性・陽性の食べ物の知識や料理方法など実践的なことを学ぶためには、マクロビの資格を取るのもおすすめです。資格を取るための条件に、講座を受けることが必要なものも多くありますので、通信講座で学んでみるのも一つの方法です。
JSFCA|マクロビオティックマイスター
日本安全食料料理協会によって認められる資格です。穀物や伝統的な製法の味噌、しょうゆなどにもついてもしっかり学べます。自宅やスクールで教えたい人や健康や美容のために学びたい人に人気の資格です。ネットで申し込んで自宅で受験でき、受験料は10,000円となっています。
JADP|マクロビオティックセラピスト
日本能力推進開発協会主催の試験で、認定講座受講後に受験できる資格です。病気とマクロビや、栄養学、美容効果、各食材の効能や調理技術も学ぶことができます。資格試験の受験料は税込5,600円です。協会指定の認定講座として「資格のキャリカレ」で税別38,000円の通信講座を受けることで受験可能です。
マクロビ料理が自宅でも! おすすめ通販サイトを紹介
マクロビ料理を自宅で実際に作ってみたいという場合ですが、食材が揃わないということも多くあります。マクロビで選びたい食材が豊富に揃っているサイトがありますので、通販サイトを利用してみると便利です。それぞれに扱っている商品に特徴がありますので、必要なものを購入してみるのをおすすめします。
紹介する通販サイトは、会員登録をして利用するとサービスやキャンペーンもありますので、会員登録してみませんか。
ビオフロレスタ
オーガニック&ナチュラルな通販ショップで、マクロビで大切にしたい穀物、発芽玄米や胚芽押麦、ひえなどの雑穀やゴマなどが充実した品揃えです。マクロビレシピの商品も見かけられます。個別に少しずつ様々な商品が買える通販サイトとなっています。
BIOKURA(ビオクラ)
マクロビオティック、ヴィーガン食材が揃い、マクロビオティッククッキーなどスイーツ通販も多く行っているのが「ビオクラ」です。玄米やもちきび、キヌアなど様々な雑穀も揃っています。油や動物性のエキスを使わないダシ、お肉の代替えとして、大豆まるごとミートという商品も販売されていて、いろいろな物が揃う便利なサイトです。
LIMA Netshop
マクロビオティック&オーガニックフーズの通販サイトです。「カムカム倶楽部特選品」として「 3日寝かせ発芽酵素玄米ごはん15食」冷凍便が購入できます。熟成させた玄米が特徴です。有機玄米に、玄米と雑穀のシリアルなどシリアル類もたくさん揃っています。玄米や胚芽米などをまとめて買いたい人にはおすすめのサイトです。
BrownVillage
マクロビオティック・自然食品通販の専門店です。「マクロビオティック入門食品 一週間体験セット」があって、温めたりお湯を注ぐだけで手軽に作れるセットがおすすめで、ガイドブックも付いてきます。一度これでマクロビの食生活を体験してみるといいでしょう。
玄米の種類がとにかく豊富で、キヌアや丸麦や有機蒸しひよこ豆なども売られています。お菓子やはちみつ、乾物と商品が豊富なサイトです。
PURE HEART 自然館
マクロビオティック・自然食品のお店で、マクロビオティック惣菜が手軽なパックで売られていますので、試してみるのにおすすめです。砂糖、動物性原材料を使っていない惣菜が買えて貴重です。他にも「手軽においしいマクロビオティック青椒肉絲」など砂糖、動物性原料、添加物不使用の食品もあり、様々な商品が売られています。
マクロビの食材には品質基準がある!
マクロビの食材には、さまざまな基準があります。肉・魚を使わない、野菜は国内産を中心に摂取する、皮や根などもできるだけ食べる、日本の伝統的な製法を大切にし、味噌やしょう油をよく使い、砂糖、動物性原料のだしは使わないといった基準があります。
これらを守って健康的に長寿を目指すのがマクロビの考え方です。どんなものを購入したらいいかわからない時やなかなか食材や食品が手に入らない時は、通販サイトで購入してみませんか。自宅でもマクロビ料理を実践しやすくなりますのでおすすめです。
参考:
マクロビオティックセラピスト資格(日本能力開発推進協会)
マクロビオティックマイスター認定試験(日本安全食料料理協会)
マクロビオティック日本CI協会