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新鮮なオリーブオイルとオリーブ

マクロビオティックの油はどう選ぶ? どんな商品がおすすめなの?

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2020.06.11

マクロビを食生活に取り入れる時、食材選びが重要なポイントになってきます。料理には欠かせない調味料やオイルも同様です。

現在は、スーパーでも様々な種類のオイルが売られています。そのため、どんなオイルを選べば良いのか迷う人も多いのでは?

今回は「油」に焦点を当てて、マクロビ視点での選び方やおすすめオイルをご紹介します。

マクロビオティックで使うオイルはどう選べばいいの?

沢山並んだオイル

スーパーに行くと、サラダ油をはじめとし、オリーブオイル、ごま油、亜麻仁油、米油、グレープシードオイルなど馴染みのあるものから、あまり聞きなれないものまで様々な種類のオイルが並んでいます。

マクロビ視点でオイルを選ぶ際には、どのような点に気をつければよいのでしょうか。ここからはマクロビの考え方に基づいた選び方をご紹介します。

マクロビは自然と調和しつつ健康を保つ長寿法

「マクロビオティック」というとおしゃれでストイックなライフスタイルを想像する人もいるかと思いますが、実は日本発祥の考え。「自然と調和しつつ健康を保つ長寿法」という意味です。

日本で古くから根づいていた「食養生」と東洋の「易」という考えが合わさった、食生活の知恵とも言えます。

玄米を中心に旬の野菜と味噌汁、そして漬物といった、昔の日本ではごく当たり前だったシンプルな食こそが健康につながると考えられています。

オーガニックとはどう違うの?

健康な食生活を意識すると、「オーガニック」という言葉もよく聞こえるようになるのでは?こちらもなんとなく健康には良さそうですが、マクロビとはどう違うのでしょうか。

まず、オーガニックとは化学肥料や農薬を極力使わず、また遺伝子組み換え技術を利用しないで作られた製品のことを指します。注意したいのが、完全に無農薬ではないという点。製造方法や製造過程でのあり方を指すものと言えるでしょう。

一方マクロビとは、食生活や生き方を説いた思想のこと。それを実践するための1つのメソッドとして、オーガニック食品を取り入れるということがあります。

後で詳しくご紹介しますがその根底には「身土不二(しんどふじ)」という思想が流れています。その土地のものを積極的に食べることで長期保存や輸送の必要がなく、新鮮で農薬のいらない食品を口にすることができます。

あくまでマクロビの思想を実践するうえでの通過点、メソッドの一つとしてオーガニックが選択されることがあるということです。

マクロビオティックの食品の選び方とは?

では実際にマクロビを実践する上で、どのように食品を選んでいけば良いのでしょうか。マクロビを実践する上では3つのキーワードがあります。食品を選ぶ際にはその中の一つである「身土不二」が重要なキーになってきます。

先ほど簡単にご紹介しましたが、「身土不二」とは、健康に暮らすためにはその住んでいる土地で自然に育つもの、つまり風土に合った季節のものを摂る。という考えです。

人間のからだと土(住んでいる土地)は分かちがたく、その土地のものを摂ることが人間にとっては自然であり、野菜や穀物がその土地に適していると、無理に肥料や農薬を使わずとも育ちます。そのような食品を摂取することが推奨されています。

また「一物全体」といって丸ごと食品をいただくという考え、つまり野菜であれば、種、実、葉、根の全体をいただき、精製された食品は避けます。

他には「陰陽調和(おんみょうちょうわ)」といって、食品や調理法は「陰」と「陽」に分類でき、そのバランスを自分の体調や健康状態ともあわせて取り入れていくという考えもあります。

簡単にまとめると、以下のポイントをおさえた食品選びがカギになります。

  • 農産物は有機肥料のみ、農薬は使用していないもの
  • 国内産が原則
  • 加工食品は、添加物や化学調味料が使用されていないもの
  • 動物性の食品はNG
  • 精製されていないもの

マクロビ視点でオイルを選ぶなら

上記でマクロビ視点での食品のチョイス法をご紹介しました。では、オイルについてはどのような点に気を付けて選べばよいのでしょうか。

まずは未精製のオイルを選びましょう。例えばエキストラバージンオリーブオイルやなたね油、ココナッツオイル、ごま油などがあります。

未精製のオイルは香りや風味が豊かな反面、固まりやすいという特徴もあります。また、酸化しやすいので、早めに使い切るようにします。なるべくフレッシュな状態のオイルを使うためには、小さいサイズを選ぶとよいでしょう。

一般的な家庭によくあるサラダ油は精製油のため、マクロビ視点では控えた方が良いでしょう。また、マクロビでは動物性の食品はNG。そのため牛脂やラードの使用も控えます。

マクロビ料理に欠かせない!おすすめオイルを紹介

緑の野菜と赤の野菜はオイルをかけましょう

ではここからは、マクロビ料理に欠かせないオイルをご紹介します。精製されていないオイルのため風味は抜群。お料理がぐんとレベルアップすること間違いなしです。

また、あっさりと物足りないと思われがちなマクロビ料理ですが、上手にオイルを取り入れることによってグッとコクが増し、味に奥深さが出ます。

ネットやスーパーで買えるおすすめのオイルをご紹介します。

オーサワジャパン|カナーン 有機オリーブオイル(ルミ種)

パレスチナの有機オリーブオイルです。樹齢700~1000年のルミ種を使用しているため、コクを感じる口当たりです。コールドプレス製法で作られているため、フレッシュ感は抜群。

コールドプレス製法とは、植物をしぼって油を抽出する昔ながらの方法。さらにその時、30度以上にならないよう低温で絞るのが特徴です。

低温で絞ることで熱で劣化し、香りや新鮮さが飛んでしまうのを防ぐことができます。そのため、オリーブの実自体の、芳醇で甘い香りが楽しめます。

パスタはもちろん、ドレッシングや和食にもぴったりです。

オーサワジャパン|なたね油(たなつもの)

国産の農薬を使っていない菜種から作られた贅沢なオイル。玉締め圧搾法と呼ばれる、明治時代から続く伝統的な製法で絞られています。

香りがよく非常にコク深いので、バター代わりにお菓子に使ったり、炒め物やドレッシングなどオールマイティに使えるオイルです。

また、揚げ物の油として繰り返し使えるのも嬉しいポイントです。

ミトク|サボ フラックスオイル スイート

フラックスオイルとは亜麻仁油のこと。日本のスーパーでも見ることが多くなってきましたが、こちらのサボのオイルは有機栽培された亜麻の実の種をコールドプレスで圧搾。ろ過を重ねることで、亜麻仁油独特の苦味が軽減されています。そのため非常に軽い口当たりが特徴です。

熱に弱いので、ドレッシングとしてはもちろんですが、そのまま飲むのもおすすめです。他には、パンやヨーグルト、味噌汁、納豆や豆腐にかけてと食材を選びません。

こちらの亜麻仁油は、オメガ-3含有量(100gあたり)/54gと非常に多く含んでいるのも特徴の一つです。

長白工坊|有機JASアマニ油

自社農場で有機栽培された亜麻の実の種を、こちらもコールドプレス製法で絞りだした一番絞りの商品です。EU,アメリカ、JUSの有機認定を受けた原料を使用しています。

アマニ油の特徴である青草の香りと風味、栄養分がそのままぎゅっと詰まっています。アマニ油ならではの風味を味わいたい人におすすめです。

こちらもドレッシングとしてはもちろん、料理の仕上げとして直接かけて取り入れることができます。オメガ-3脂肪酸のα-リノレン酸が55%含有されており、健康のためにオイルを取り入れたい人にもおすすめです。

光による酸化を防ぐため、遮光瓶に詰められていますが、開封後は6週間程度で使い切るようにしてください。

油にも選び方のポイントがある!料理に合わせて油を選ぼう

ベリーグッドな三つ編みの女性

マクロビでのオイル選びの際には、

  • 植物性のオイル
  • 原料は農薬が使用されていない、肥料は有機肥料のみ
  • 精製されていないもの
  • 添加物がないもの

このような視点で作られたオイルを選ぶとよいでしょう。精製されていないオイルは、原料の風味がダイレクトに伝わってきます。そのため、作る料理に合わせオイルを使い分けて見てください。

より一層、マクロビ料理が美味しくなること間違いなしですよ。

風味や口当たりも様々なので、自分好みのオイルを見つけるのもまた楽しみの一つかもしれません。そうすることで何倍もマクロビ料理の楽しみ方と幅が広がります。

参考:
マクロビオティックについて(正食協会)
有機農業関連情報(農林水産省)
マクロビオティックとは(日本CI協会)
マクロビオティックの陰陽調和の意味と調味料の選び方(日本安全食料料理協会)

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