手指の消毒が定着した今、ハンドジェルの種類も増え様々な種類を店頭で見かけるようになりました。そこで気になるのがオーガニックを謳ったハンドジェル。毎日使うものだからこそ、肌に優しいものをと考えている人も多いのではないでしょうか。
ですが「オーガニックのハンドジェルと普通のハンドジェルの違いがいまいちよく分からない。」と感じている人も多いことでしょう。
この記事では、オーガニックと普通のハンドジェルの違いからオーガニックのハンドジェルを選ぶメリットやその選び方をご紹介。また、ネットやお店ですぐ購入できるおすすめのオーガニックハンドジェルをご紹介します。
オーガニックのハンドジェルを購入したいとお考えの方、ぜひ参考にしてください。
オーガニックのハンドジェルは普通のものとどこが違うの?
新しい生活様式が定着してきた昨今、いつでも手軽に手指の消毒ができつつ手指の荒れから守ってくれるハンドジェルを持ち歩いている人も増えてきたのではないでしょうか。
「何となく、オーガニックのハンドジェルが気になるけど・・・」という人は多いはず。ですが、オーガニックのハンドジェルと普通のハンドジェルの違いについて分かる人は少ないのでは。
ここからは、具体的にどのようなものがオーガニックのハンドジェルと呼ばれるのか解説していきます。
有機栽培された天然由来成分が配合されている
オーガニックハンドジェルといわれる製品の多くは、有機栽培された天然由来成分が配合されています。
通常のハンドジェルであれば、保湿成分としてグリセリンやヒアルロン酸が配合されることがありますが、オーガニックのハンドジェルの場合、例えばアロエやこんにゃくといった天然の成分から取れた成分が配合されていることも。
アルコール成分にこだわりがあるものも
通常のハンドジェルの主成分はエタノール(アルコール)がメインとなります。オーガニックハンドジェルと謳われる製品の中には、その消毒効果があるアルコール成分にこだわりがあるものも。
例えば、手指の乾燥を招くアルコールを使用せず、抗菌や殺菌効果があるオーガニックで栽培された植物や精油を配合することで感染症対策となるような仕様にしている製品もあります。
有機認証基準をクリアしている|エコサートなど
エコサートとは世界で認証されている有機認証機関のこと。実はオーガニックコスメについての基準は国により様々。国や地域によりその品質のばらつきを抑えるため、ヨーロッパの4か国とエコサートを含む5つの認証機関で共同して「COSMOS基準」を策定しました。
このような認証機関の基準をクリアしている製品についても同様に、オーガニックと表示されています。
日本には化粧品に関する有機認証基準がない
スーパーなどで有機JASマークを見かけたことがある人も多いはず。確かに日本においても有機認証基準はありますが、実は適用されるのは農産物、畜産物、加工食品、飼料の4分野のみ。つまり化粧品に関しては、日本独自の有機認証基準はないのです。
ですが、日本で販売されている製品でも、例えばイタリアのオーガニック認証基準を取得しているといった製品も。「しっかりとオーガニックであることが保証されているものを選びたい!」という場合は、このようにオーガニック認証を受けた製品であるかもチェックしましょう。
なぜおすすめ? オーガニックのハンドジェルのメリットとは
オーガニックと普通のハンドジェルの違いが分かったところで、ここからはオーガニックのハンドジェルを選ぶメリットを解説します。
1. 安全性が比較的高く、安心して使える
オーガニックの認証基準は厳しく、例えば3年以上農薬や化学肥料を使っていない土地で栽培された植物を使用していることなどが挙げられます。
肌に直接触れるものだからこそ、そういった農薬や化学肥料が使われていない原料から作られているというのは安心です。
2. オーガニックのアロマに癒される
オーガニックのハンドジェルの中には、オーガニック精油を使用しているものも多く見られます。オーガニック精油の魅力は、安全性と同時にその天然の香り。
ローズやレモン、ラベンダーといった様々な種類があり、ナチュラルな香りで癒されます。自分好みの香りのハンドジェルを選ぶのも楽しみの一つではないでしょうか。
オーガニックのハンドジェルにもデメリットはある?
ここまでオーガニックのハンドジェルのメリットをご紹介してきましたが、やはりデメリットも気になるところでしょう。
オーガニックのハンドジェルは天然由来成分が配合されています。自然由来のものだと安心だというイメージがありますが、人によっては肌に合わないものも。そのため初めて使う製品の場合、パッチテストをした方が安心でしょう。
また、現在流通しているハンドジェルのうちオーガニックのものは約10分の1。オーガニックのハンドジェルが増えてきたとはいえ、まだまだ普通のハンドジェルと比較するとその種類は少ないと言えます。
さらに、オーガニックのハンドジェルの方が価格も高めです。価格面も含めてですが、サイズや好みの香り、テクスチャなど自分のニーズにあった製品に出会えるという点では普通のハンドジェルの方が選択肢は多いと言えます。
オーガニックのハンドジェルを選ぶポイントを紹介!
ここからは、実際にオーガニックのハンドジェルを選ぶ上でのポイントや気をつけたい点を解説します。
1. オーガニック成分をチェック
何となく「植物由来=オーガニック」というイメージがあるかもしれませんが、そういう訳ではありません。有機栽培基準を満たした植物をオーガニックと呼ぶことができます。
オーガニックと謳われていても、具体的にどの成分がオーガニックなのかきちんと記載されているかをチェックしてみましょう。
2. オーガニック認証マーク
先ほど、日本国内において化粧品については有機認証基準はないとご説明しました。ただし、海外に関してはオーガニックの認証基準がある場合があるので、特に海外ブランドにおいてはオーガニック認証マークがあるかどうかも選ぶポイントとなってきます。
コスモス基準を満たす認証マークやイタリアの認証機関であるAIABといった認証機関からの認定があるかどうかチェックしてみましょう。
3. アルコールの成分と濃度
ハンドジェルの目的である除菌、殺菌をしっかり行うにはアルコールの濃度に注目するのがポイントです。しっかりとした消毒をするには、60~80%ほどのアルコール濃度があるオーガニックハンドジェルを選びましょう。
ただし、肌が弱かったり小さなお子様が使用したりする場合は、ノンアルコールタイプや低アルコールタイプがおすすめ。どんな人が使うかに合わせてアルコールの有無や濃度を選びましょう。
4. サイズ|家庭用・携帯用
続いて気にしたいのがサイズです。バッグに入れて持ち運びたい場合と、家庭で使う場合では選ぶサイズも当然変わってきます。どこで使うか、誰が使うかという点も考慮して選ぶのが大切です。
外出先で使うなら携帯しやすいサイズがおすすめ。バッグに引っかけられるタイプなら忘れ物の心配もありません。
また、家庭で使う場合はボトルタイプがおすすめです。さらに家族みんなで使うなど使う人数が多い場合は、大容量サイズを選んでおくと安心です。
5. 保湿成分や香り
手指の消毒をする機会が増え、手先の乾燥が気になるという人も多いのではないでしょうか。そういった場合は、保湿成分を配合しているかを選ぶポイントにしてみるのもおすすめです。ヒアルロン酸やグリセリンといった保湿成分が配合されているかチェックしてみましょう。
また、1日に何度も使うものだからこそ、自分の好きな香りで選ぶというのも選び方の一つです。反対に香りが苦手という場合や、仕事柄あまり香りを感じさせたくないという場合は、無香料のオーガニックハンドジェルを選んでみましょう。
オーガニックハンドジェルのおすすめ商品5選を紹介!
オーガニックハンドジェルの選び方が分かったところで、ここからはネットや店舗で購入できる、おすすめのオーガニックハンドジェルを5つピックアップしました。ぜひ参考にしてください。
メルヴィータ|エッセンスBIO グリーンハンドジェル
まずご紹介するのがメルヴィータの「エッセンスBIO グリーンハンドジェル」。メルヴィータはフランス生まれのオーガニックコスメブランドとして、日本でもお馴染みですね。
メルヴィータの製品のほとんどは、オーガニックの国際的認証であるエコサート認証を受けています。もちろん今回ご紹介するエッセンスBIO グリーンハンドジェルもエコサート認証を取得済み。
そんなメルヴィータのエッセンスBIO グリーンハンドジェルは、植物由来のアルコールが70%配合されています。保湿成分であるヒアルロン酸が配合されているので、手先の荒れが気になる人におすすめ。
また、ユーカリのエッセンシャルオイルが配合されているため、すっきりとした香りが特徴。ポーチに入るサイズなので、いつでも気軽にさっぱりとした使い心地と爽やかな香りを楽しめます。
アルティーダウード|La Terra オーガニック ハンドリフレッシュジェル
アルティーダウードは、実は主にジュエリーを展開するブランド。そんなアルティーダウードで購入できるのが、「La Terra オーガニック ハンドリフレッシュジェル」。ジュエリーブランドらしいハイセンスなプロダクトデザインで、持っているだけで気分が上がりそう。
ヴィジュアルだけでなく、中身も本格的。イタリアのオーガニック認証機関であるAIABのオーガニック認証を取得しています。
オーガニックのアルコールが配合されており、アルコール濃度は60%。それに加えローズマリーやセージといった抗菌作用があるハーブも配合されています。
気になる香りはウッディでリッチなタイプ。そしてサイズは100mlと50mlの2サイズ。用途に合わせて容量が選べるのもポイントです。
アルティーダウード|オーガニック ハンドリフレッシュジェル
アロマティーク オーガニクス|ARTQハンドジェルP
アロマティーク オーガニクスは「心に深くふれる香りが心身を変える」をコンセプトとしたアロマセラピーとオーガニックスキンケア商品を展開するブランド。
アロマティーク オーガニクスの製品は、ヨーロッパの5つの認証団体からなるコスモスオーガニックの認証を取得しています。そんなアロマティーク オーガニクスでおすすめするのは「ARTQハンドジェルP」。感染症予防と高い保湿力を兼ね備えたオーガニックハンドジェルです。
このARTQハンドジェルPにはアルコールが配合されていません。アルコールの代わりとしてクローブやシナモンが配合されているため、肌の弱い人や小さなお子様などにもおすすめです。
30mlと携帯しやすいサイズなので、バッグやオフィスの引き出しにと気軽に持ち運びができますよ。
ジュリーク|ハーバル フレッシュハンドジェル
続いてご紹介するのがジュリークの「ハーバルフレッシュハンドジェル」。ジュリークとは、1980年代にヨーロッパで誕生したオーガニックコスメブランド。現在は日本でも、スキンケアやボディケア製品のブランドとして店舗を展開しています。
そんなジュリークの「ハーバルフレッシュハンドジェル」は、レモンバームやラベンダー、マジョラムといった約10種類のハーブエキスが配合されています。
これは全てジュリークの農園で育ったもの。実はこのジュリークの農園自体が、厳しいと言われている
オーストラリアのオーガニック認証であるNASAA認証を受けています。
また、サフラワー由来の天然の保湿成分も配合されているので、手指の乾燥を感じやすい人にもおすすめです。
250mlとここでご紹介してきた中では最も大きなサイズですので、家庭に常備しておくのにぴったりです。
ヴァリアス|DiETZ ハンドジェル
最後にご紹介するのがヴァリアスのオーガニックハンドジェルです。ヴァリアスとは、「毎日の生活をさらに楽しく過ごすためのアイテム」を展開しているインテリアメーカー。
そんなヴァリアスから販売されているのが、「DiETZ ハンドジェル」。インテリメーカーが販売していることもあり、見た目のデザインや使いやすさへの気配りは随一。
使用時に手が滑りにくいシリコンカバーや、キャップの紛失防止のためのリングホルダー、携帯に便利なカラビナベルトなど細かな気配りがたくさん。50mlというサイズ感から、持ち運び用をお探しの人にまさにぴったりです。
また、ジェル自体は
イタリアのオーガニック認証機関であるAIABの完成品認証を取得しています。
香りはレモン、ローズと2種類。自分の好きな香りを選んでみては。
自分好みのオーガニックハンドジェルを選ぼう!
手先の衛生を保つことができるハンドジェル。これからの時代には欠かせないアイテムとなりそうです。香りや保湿力など毎日使うものだからこそ、使い心地のよいものを選びたいですよね。
今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、自分好みのオーガニックハンドジェルを探してみてくださいね。