体を洗うために使うボディーソープ。日々使用するものなので、少しでも体にやさしいものを探している方もいるのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、オーガニックの商品です。
とはいえ、オーガニックのボディーソープなら何でもいいとは限りません。オーガニックボディソープについて解説し、選ぶときの注意点やおすすめ商品もあわせて紹介します。
オーガニックのボディーソープとは?
まず、オーガニックのボディーソープとはどのようなものなのかを説明していきます。
「オーガニック」ってどういう意味?
「オーガニック」という言葉には、「有機(の)」という意味があります。そのため、有機栽培のことや有機作物のこと、有機作物を使用した商品のことを示す場合もあるのです。
日本では「有機JAS」という規格でさまざまな基準が定められており、基準を満たしたものだけが「オーガニック」「有機」と名乗ることができます。
日本には化粧品における有機規格がない
前述した「有機JAS」ですが、農産物・加工食品・畜産・飼料の4分野のみが対象で、化粧品やボディケア用品などのジャンルにおける規格はありません。
たとえば、有機成分は少量のみでほかの原材料は化学成分だったとしても「オーガニック」と謳えてしまいます。そのため、より安全なオーガニックボディーソープを使いたい方は、次でお伝えする「海外のオーガニック認証」を取得した商品を選ぶと良いでしょう。
海外には多くのオーガニックコスメ認証機関がある!
日本に比べてオーガニックの整備が進んでいる海外では、国や地域ごとにさまざまなオーガニック認証があります。
たとえば
ドイツの「BDIH」
イタリアの「ICEA(イチェア)」
イギリスの「SOIL ASSOCIATION(ソイルアソシエーション/英国土壌協会)」
などです。
日本ブランドのボディーソープのなかに、海外の有機認証を受けた商品も存在します。
オーガニックのボディーソープはどう選べばいい?上手な選び方を解説
つづいて、オーガニックボディーソープの選び方を解説しましょう。
肌に合うか、成分を要チェック!
ボディーソープは体を洗うものなので、汚れを落とす力は大切ですが、洗浄力が強すぎると肌に刺激や負担がかかってしまいます。特に敏感肌や乾燥肌の方、アレルギー体質の方は、成分に注目して選びましょう。
たとえば、
マイルドな成分:ココイル~~、ラウロイル~~、ベタインなど
保湿成分:~~オイル(~~油)、セラミド、ヒアルロン酸など
が入っているものなどがおすすめです。
良い香りに包まれたい!香りで選ぶのも◎
ボディーソープの心地良さを重視したい方は、香りに注目して選ぶ方法もあります。オーガニックの商品には、有機ハーブなどの精油で香りづけしたものもたくさん存在します。
香料が使われている商品もありますが、苦手な方は無香料のタイプを選ぶと良いでしょう。
オーガニックコスメ認証マークがあると、より安心!
前述したように、日本にはオーガニックコスメの公的な規格はありませんが、代わりに海外のオーガニック認証を取得したボディーソープを選ぶのもおすすめです。
有機認証機関・団体ごとに独自の認証マークを持っているため、マークがあるかどうかチェックしてみましょう。
おすすめのオーガニックのボディーソープ9選!
最後に、おすすめのオーガニックボディーソープを9つ厳選して紹介します。なお、ボタニカルのボディーソープについてはこちらをご覧ください。
ジョンマスターオーガニック|G&Gボディウォッシュ N(ゼラニウム&グレープフルーツ)
肌荒れを抑えうるおいを保つ有機アロエベラ液汁をはじめ、さっぱりとした柑橘系の香りのオレンジ油・グレープフルーツ油や、甘くフローラルなニオイテンジクアオイ花油などを配合したボディーソープ。
キメ細かくフワフワに泡立ち、マイルドに洗い上げます。洗い上がりはシルクのようになめらかな肌触りで、心地良い気分になれるでしょう。
ジョンマスターオーガニック|G&Gボディウォッシュ N(ゼラニウム&グレープフルーツ)
ザ パブリック オーガニック|スーパー リフレッシュ ボディソープ
オーガニックソープナッツやヤシ油由来の泡の力でやさしく汚れを落とします。さらに、ローズマリーとエーデルワイスの有機エキスが肌にうるおいをプラス。しっとりスベスベな洗い上がりで、触り心地もばっちりです。
シリコン・パラベン・鉱物油など、刺激の強い8種類の成分は不使用なので、敏感肌の方でも比較的安心して使えるでしょう。爽やかな柑橘の香りもうれしいですね。
エマラ|ウィメンズ ボディーソープ
女性特有のにおいの悩みに寄り添った、オーガニックハーブのボディーソープ。バラとバニラの上品で甘やかな香りに包まれ、心まで癒やされる使用感です。使い続けるうちに、女性としての魅力も一段と高まるかもしれません。
ウカ|ボディウォッシュ ハグ
キメの細かい泡がやさしく体の汚れを落とし、死海の塩と精油の力で肌をしっとりなめらかに整えます。オーガニックのイランイランやブラックペッパーなど4種類をブレンドした、華やかながらアクセントの効いた香りが個性的です。
メートル・オーガスティン|ボディウォッシュ ビオ ピーチ
「コスメビオ」と「コスモスオーガニック」の有機認証を受けた、フランス原産のボディーソープ。リキッドタイプでたっぷり500mL入っており、ピーチの香りに包まれながら全身を洗うことができます。
赤ちゃんや敏感肌の方でも使いやすいように考慮された処方。さらに、美肌に効果的なロバミルクやクエン酸も配合されており、みずみずしくすべやかな肌を目指せるでしょう。
ヴェレダ|アーモンド クリーミーボディウォッシュ
やわらかくスベスベな肌へと導くアーモンドオイルのほか、有機エタノールや有機シア脂などを配合したボディーソープ。ソフトな泡がデリケートな肌にもやさしくなじんで汚れを取り除き、かさつきにくくうるおいに満ちた皮膚を目指せます。
メルヴィータ|アルガンビオ オイルイン シャワージェル
オーガニックのアルガンオイルやオオムギエキスなどを配合し、「エコサート」と「コスメビオ」の有機認証を取得したボディーソープ。肌に必要なうるおいをしっかり残しつつ、するりと汚れを除去してくれます。
フワフワと豊かに泡立ち、甘い香りをまとわせながらボディケアできるでしょう。
ザ・パーフェクトアンカー|アンセンティッド(香りなし) #1
ヤシ油やヒマワリ種子油などのオーガニック成分を使った無香料ボディーソープ。米国の「OTCO(オレゴンティルス)」の有機認証を受けています。
洗顔・クレンジング・ボディの洗浄と多用途に使うことができるマルチアイテム。汚れはきちんと落としつつ、保湿・美肌成分のサポートにより、うるおいに満ちた透明肌を目指せるでしょう。
ドクターブロナー|マジックソープ ベビーマイルド
有機のオリーブ油やココナッツオイルを使用した、「NATRUE」認証済みのリキッドソープ。子どもや香りが苦手な方でも使いやすい無香料タイプです。
少量でもしっかりクリーミーに泡立ち、顔も体も全身丸ごと洗えます。洗い上がりはしっとりと心地良い感触で、いつまでも触っていたくなりそうです。
お気に入りをみつけてバスタイムを楽しもう!
オーガニックのボディーソープには、こだわりの有機成分がふんだんに使われているものや、厳しい条件をクリアして有機認証を受けたものなど、品質や使用感に期待できそうなものがたくさんありました。
気になる商品が見つかったら、ぜひ日々のボディケアに取り入れて、癒やしのバスタイムを過ごしてください。
参考:
オーガニック、有機の意味、無農薬との違い、有機農法、有機肥料(日本オーガニック&ナチュラルフース協会)
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機農業・有機農産物とは(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)
オーガニックコスメの基準と考え方(日本オーガニックコスメ協会)
世界のオーガニックコスメ認証制度の現状(日本オーガニックコスメ協会)