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オーガニックの化粧下地とは? 選び方のポイント5つとおすすめ商品2選を紹介!

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2020.11.16

化粧をする時に使う下地は、肌のトーンを整え毛穴をカバーし、ファンデーションなどの伸びやもちをアップする効果があります。お肌に直接つけるものだからこそ、成分やお肌への影響が気になりますよね。

今回は、低刺激でお肌に優しいオーガニックの下地について解説していきます。おすすめの商品も2品ご紹介しますので、ぜひ毎日の化粧の参考にしてくださいね。

オーガニックの化粧下地は普通の下地とどこが違うの?

ピンク色の化粧下地

オーガニックとは日本語で「有機の」という意味です。オーガニックの化粧下地とは、石油由来の成分や防腐剤などの化学成分を使用せず、有機栽培された植物由来の成分で作られた下地のことを指します。

普通の下地と比べるとお肌に優しく低刺激で、クレンジングを使用せずに石鹸で落とせるものもあります。そんなオーガニックの下地について詳しく見ていきましょう。

1. オーガニック栽培された天然由来成分を使用している

原料に、オーガニック栽培(有機栽培)されたものを使用していることが大前提です。有機栽培とは、化学肥料や農薬を使わず、自然の持つ力を活用した栽培方法のことです。

農林水産省の有機農業関連情報からは「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と定義されています。

こうして有機栽培された植物から抽出された成分で作られた下地が、オーガニックの化粧下地です。

2. 化学合成された成分を使用していない

普通の下地には石油由来の界面活性剤や合成香料、防腐剤や乳化剤など、さまざまな化学成分が使用されています。これらの成分には刺激が強いものもあり、肌トラブルの原因となってしまう可能性があります。

しかし、オーガニックの下地は、こういった化学合成された成分の使用を極力抑えお肌に優しく低刺激に作られています。

オーガニックの化粧下地は安全性が高い!

化学成分を多く使った普通の下地とは違い、有機栽培された天然由来の成分を使ったオーガニックの下地は、肌への負担が少なく敏感肌の方でも使いやすいです。また、土壌や水質の汚染の原因となる化学肥料や農薬を使わず栽培されているので、自然環境にも配慮されています。

人体だけでなく、地球にも優しい安全性の高い製品と言えますね。

オーガニックの化粧下地にもデメリットはある?

お肌にも自然環境にも優しいオーガニックの化粧下地ですが、良いことばかりではなくデメリットも存在します。デメリットとして3点あり、1点目はどうしてもお値段が高いこと。素材や製法にこだわり、品質の良い素材を使って丁寧に作られているため、致し方ない部分もあります。

2点目は使用期間も短めに設定されている場合が多いこと。防腐剤や酸化防止剤などが使用されていないため、保存方法に注意を払う必要があります。

3点目は天然由来成分を使用しているからこそ、植物アレルギーを持っている方は使用前によく製品情報を読む必要があることです。場合によっては、オーガニックの化粧下地が原因でアレルギーが起きてしまうことも考えられます。

自分にぴったりの化粧下地を探そう! 上手に選ぶ5つのポイント

下地クリームを手にとる女性

いざオーガニックの化粧下地を選ぼうとしても、たくさん種類があって迷ってしまいませんか?自分に合う化粧下地を選ぶためには、自分の肌と化粧下地の特徴を理解する必要があります。ここからは、自分のぴったり合うオーガニックの化粧下地を選ぶポイントについて解説してきます。

1. 認証マークがあるかをチェック

海外ブランドの場合、オーガニック認証機関であるECOCERT(エコサート)やCOSMEBIO(コスメビオ)などの認証マークが入っているかをチェックしましょう。認証の基準は国や団体によって異なりますが、どの機関にも厳しい審査基準が設けられており、基準を満たしたアイテムだけが認証マークを入れることができます。

日本にはコスメのオーガニック認証がないので注意!

日本国内には有機JAS規格という認証基準がありますが、この認証は農産物・加工食品・畜産・飼料のみで、コスメのオーガニック認証基準は存在していません。ブランドが独自の基準を設けているところもありますが、必ずしもすべての成分がオーガニックとは限りません。

日本で販売されている認証マーク付きのオーガニックの化粧下地は、海外の機関で認定を受けたものになります。

2. 成分をチェック

オーガニックの化粧下地は、商品によってさまざまな成分が配合されています。すべてがオーガニック成分とは限らないので、どれくらいの割合でオーガニック成分が配合されているのかチェックしましょう。

また、植物アレルギー反応などが出てしまうこともあるので、アレルゲンの天然成分が使用されているかチェックするだけではなく、腕の内側などに少量使用し、パッチテストを行ってください。

お肌に異常が出てしまったらすぐに使用を中止して、医師へ相談してくださいね。

3. 紫外線防止効果やSPFの数値をチェック

近年の化粧下地は、紫外線対策に効果が期待できるものも増えてきています。紫外線対策に効果のある成分が含まれているのか、SPFの数値がどれくらいかなどもチェックしましょう。

また、日焼け止めには紫外線吸収剤というものが使われている場合がありますが、この紫外線吸収剤は化学合成された成分で肌への刺激が強い場合が多いです。紫外線吸収剤に代わり、どんな成分が使われているのかも確認した方が良いですね。

4. 肌質に合わせて選ぶ

化粧下地は、自分の肌質によって使用するものが変わります。脂性肌や乾燥肌など、お肌に悩みがある方は自分の肌質に合うものを選ぶようにしましょう。

脂性肌の方におすすめの化粧下地

脂性肌の方は、テカリを防いだり化粧崩れのしにくい下地を選ぶと良いでしょう。脂性肌が化粧崩れしやすいのは、コスメに含まれる油分と皮脂が結びついてメイクが浮いてしまうため。皮脂を吸着してくれる成分が入ったものを選ぶのがおすすめです。

乾燥肌の方におすすめの化粧下地

乾燥肌でお悩みの方には、保湿力の高い化粧下地をおすすめします。お肌が乾燥してしまった状態で化粧をすると、乾燥した肌が摩擦でさらに傷つき、肌トラブルに繋がってしまうことも。

なめらかな塗り心地でスッと伸びやすいものだと、必要以上に力を入れずに使えるので、肌への摩擦を抑えることができますよ。

混合肌の方におすすめの化粧下地

額や鼻筋などは脂性肌で、目元や頬はカサついている混合肌。混合肌の方も保湿できる化粧下地がおすすめです。乾燥もオイリーも気になる混合肌の方は、肌の内側が乾燥しているインナードライ肌の可能性が高いです。

肌の内側が乾燥しているため、乾燥を防ぐために皮脂が分泌され、乾燥とべたつきが同時に起きてしまうのです。しっかり保湿してくれる下地を使って皮脂の分泌を抑え、化粧崩れを防ぎましょう。

5. テクスチャで選ぶ|リキッド・クリームなど

化粧下地には様々なテクスチャがあります。代表的な化粧下地のテクスチャをいくつかご紹介します。

  • リキッドタイプ 柔らかく肌なじみが良い
  • クリームタイプ 保湿力が高く肌に密着する
  • ジェルタイプ みずみずしく軽い使い心地
  • ムースタイプ ふわっと軽い使い心地でムラになりにくい

お好みの使い心地で選んでくださいね。

ネットで購入できる! おすすめ商品2選を紹介

様々な種類の化粧下地

ここからはオーガニックの化粧下地を使ってみたいと思った方に、ネット通販で購入できるおすすめ商品をご紹介します。

エッフェオーガニック| UV プロテクトベース

オーガニックのスキンケア・ボディケア用品を販売しているエッフェオーガニックの「UV プロテクトベース」は、紫外線対策もできるオーガニック化粧下地です。99%以上が自然由来の原料で、紫外線吸収剤・石油系界面活性剤・パラベン類など、7つの化学合成成分が無添加。

するする伸びる軽いつけ心地で、透明感のある肌に整えながら紫外線をしっかりカットしてくれます。

エッフェオーガニック|UV プロテクトベース

ナチュラグラッセ|スキンバランシング ベース

「植物の力で日々を健やかに彩る」をコンセプトに、オーガニックコスメを開発しているナチュラグラッセ。「スキンバランシング ベース」は肌表面の水分・油分のバランスを保ち、化粧崩れを防ぎながらスキンケアしてくれる化粧下地です。

石油系界面活性剤はもちろん、合成香料やパラベン、紫外線吸収剤は使用していません。とろみのあるテクスチャーは肌にうるおいを与え、しっとりした肌に整えてくれます。

ナチュラグラッセ|スキンバランシング ベース

ファンデーションのノリを決める! お肌に優しいオーガニックの化粧下地を選ぼう

アイメイクを施した女性

化粧下地はファンデーションのノリと化粧のもちを左右する、メイクには必須のアイテム。オーガニックの化粧下地なら刺激の強い化学合成成分が極力避けられているため、敏感肌の方も安心して使うことができますね。

自分に合うオーガニック化粧下地を使い、環境にもお肌にも優しいメイクをしてみませんか?

参考:
【おすすめ】化粧下地の使い方・選び方【自分に合う下地がわからない方へ】(日本骨格メイク協会)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)
オーガニックコスメの基準と考え方(日本オーガニックコスメ協会)

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