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湯に浮かべるフルーツや植物

オーガニックの入浴剤とは|上手な選び方と赤ちゃんやギフトにも使えるおすすめ人気商品9選を紹介

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2022.01.14

優雅なバスタイムを楽しむことができる入浴剤のうち、オーガニックの入浴剤も人気を集めています。

しかし、オーガニックの入浴剤と普通の入浴剤とどんな違いがあるのでしょうか。オーガニック入浴剤のメリットとデメリットや選び方を確認し、おすすめの商品もご紹介しましょう。

オーガニック入浴剤とは? 普通のものとどこが違うの?

オーガニックな入浴剤
食材から化粧品、ヘアケアグッズまでさまざまなものが展開されるオーガニックな商品の中には、入浴剤もあります。

オーガニック入浴剤とはどんな入浴剤なのか、気になる方もいらっしゃいますよね。そこで、オーガニック入浴剤の特徴や、普通の入浴剤とどんな違いがあるのかを詳しく解説していきます。

有機栽培された天然ハーブなどの成分が使用されている

オーガニック入浴剤とは、有機栽培された原材料を使用して作られた入浴剤のこと。オーガニックは、「有機」という意味の言葉なのです。

有機栽培とは、化学的な農薬や肥料を使用せず、自然界に存在する日光・土・水などが持つ力を生かした生産方法。そして、オーガニック入浴剤には、有機栽培した植物やハーブのエキス・オイルなどが配合されています。一般的な入浴剤には有機成分は入っていません。

ただし、オーガニック入浴剤は有機成分100%とは限らず、化学的な成分が一切含まれないというわけでもありません。商品によっては、一部に化学成分を使用していることもあります。

気になる方は、事前に原材料表示をしっかりチェックしましょう。

海外ブランドの商品はオーガニック認証を取得したものが多い

オーガニックの入浴剤には、さまざまな海外ブランドのものが展開されています。海外には、厳しい基準を持つ多様なオーガニック認証があるのです。

たとえば、フランスの「ECOCERT(エコサート)」やEUの「NaTrue(ネイトゥルー)」など。

それぞれ細かな規定が違うものの、どのオーガニック認証機関も厳しい基準を設けており、基準をクリアしたものは認証マークを付けることができます。

注意!日本には美容商品の公的なオーガニック認証がない

海外にはさまざまなオーガニック認証がある中、日本にも農林水産省によって定められた有機JASというオーガニック認証があります。

しかし、有機JASは、農産物や加工食品、畜産物、飼料に対する規格のため、入浴剤や化粧品、ヘアケアグッズなどには適用されません。

民間団体による認証は存在しますが、知名度が高くなく、一般的にはあまり浸透していないのが現実。統一された厳格な基準がないため、国産のオーガニック入浴剤やコスメは、ブランドごとに品質もまちまちです。

表示の疑問|オーガニックと無添加はどこが違うの?

オーガニックは、無添加とどう違うのか疑問に思う方もいらっしゃいますよね。オーガニックは、身体に良いというイメージが強いことから、無添加なものと同じように考えてしまう方もいることでしょう。

しかし、オーガニックは必ずしも無添加とは限りません。無添加とは、「ある特定の添加物が入っていない」ことを指す言葉です。

添加物の中には有害とされるものもあるため、身体に悪いイメージがあります。とはいえ、全ての添加物が身体に悪いものというわけではなく、オーガニック商品のなかにも、有機規格で使用が許可されている添加物を含んだ商品もあります。

また、無添加の商品が自然由来の原材料だけで作られているとも限らないので、気になる方は成分表を確認してみると良いでしょう。

オーガニック入浴剤のメリット・デメリットとは?

お風呂に入る女性
オーガニック入浴剤の特徴を理解したところで、つづいてはオーガニック入浴剤のメリットとデメリットについてそれぞれ解説します。

なぜおすすめ? オーガニック入浴剤のメリット

まずは、オーガニック入浴剤のメリットについて見ていきましょう。

安全性が高いので赤ちゃんにも安心して使いやすい

オーガニックの入浴剤は、天然由来の成分を原料にして作られており、化学的な成分の使用をできるだけ抑えた入浴剤であるため、一般的な入浴剤と比較してお肌への刺激が少なく安全性が高い商品が揃っています。

敏感肌の方や赤ちゃんも比較的安心して使うことができるでしょう。

香りによるリラックス効果が期待できる

オーガニック入浴剤には、配合されているハーブなどの天然の香りを感じられる商品も多いため、リラックス効果を期待できます。

リッチな香りに癒やされたいという方は、香りつきのオーガニック入浴剤で贅沢なバスタイムを体感しましょう。

オーガニック入浴剤のデメリットや注意点

オーガニック入浴剤の良い面だけでなく、デメリットとなりえる点についても触れておきましょう。

アレルギーに注意!

有機栽培した植物成分が配合されているオーガニックの入浴剤は、化学的な成分を抑えていることから、安全性が高いと考えられています。

しかし、植物に対するアレルギーを持っている方は、アレルギー反応を起こしてしまう可能性があるのです。

化粧品と違い、肌に塗ってのアレルギーチェックを行うことが難しいため、植物アレルギーがある方は十分ご注意ください。万が一反応が出てしまった場合には、すぐにお風呂から出るようにしましょう。

普通の入浴剤より価格が高め

オーガニックの入浴剤は、有機栽培にこだわった原料を主成分に作っているため、値段が高くなりやすいというデメリットがあります。有機栽培では化学成分を使用しないため、除草や防虫など、通常の栽培以上に手間やコストがかかるためです。

使い続ける場合は、財布の負担やコスパも考慮しながら選ぶと良いでしょう。

なお、日常的に使うのではなくちょっとしたご褒美として、たまに贅沢な時間を設けるというのもおすすめです。

オーガニック入浴剤の選び方のポイント

花とバスソルト
ここからは、オーガニックの入浴剤を選ぶときに確認したいポイントをチェックしていきましょう。

有機認証を受けているか

オーガニック入浴剤の品質をはかる目安として、有機認証を受けているかどうかを確認してみましょう。前述したECOCERTやNATRUEなどのオーガニック認証を取得している商品は、厳しい第三者の審査をクリアしているため安心感が持てます。

商品ページやパッケージに認証マークがついていると、一目でわかりやすいですね。

タイプ(形状)で選ぶ

オーガニックに限らずですが、入浴剤にはいくつかの形状があります。使いやすさや見た目が好みのタイプを選ぶのもおすすめです。

粉末(パウダー)やバスソルト

昔ながらのパウダー状の入浴剤は、もっともオーソドックスな形状といえるでしょう。サラサラとしており、お湯に溶けるとパッと鮮やかに色づくものもあります。また、海塩などから作られるバスソルトも同じ分類です。

液体|バスミルク、バスオイルなど

バスミルクやバスオイルなど、液体状のオーガニック入浴剤もあります。成分の中に植物由来のオイルやエキスが配合されており、保湿や整肌効果が期待できる商品も多いです。

また、お湯と同じ液体なので混ざりやすいでしょう。体を温めつつ、リラックスしながら肌の状態も良くなるバスタイムとは、最高ですね。

個体|タブレット(錠剤)型、バスボムなど

錠剤型やバスボムなど塊状になっている商品もあります。成分がギュッと詰まった状態で固められており、温浴効果にも期待が高まるタイプです。炭酸ガスの効果で発泡してブクブクとバブルが立ち上るものも多く、入浴タイムを盛り上げてくれるでしょう。

配合成分をチェック

オーガニック入浴剤に配合されている成分にも目を向けましょう。まず、どんなオーガニック成分が入っているかやオーガニック成分の配合率をチェック。

そして、オーガニック以外にどのような成分が含まれているかも確認しましょう。美容効果やリラックス・リフレッシュ効果に期待できる成分が使われているものもあります。

なお、有機成分も配合しつつ、着色料や香料などの合成添加物が入っている商品もあるので、化学成分を完全に避けたい方や安全性が気になる方は十分注意が必要です。

どんな香りか

オーガニック入浴剤は香りを楽しめる商品が多数あり、好きな香りのものを選ぶのもおすすめです。

  • フローラル系:バラ(ローズ)、ジャスミンなど
  • 柑橘(シトラス)系:オレンジ、ゆず、レモンなど
  • ハーブ系:ローズマリー、ミントなど
  • 樹木(ウッド)系:ヒノキ、ティーツリーなど

といったようにさまざまな香りのタイプがあり、バスタイムを豊かに彩ってくれます。

プレゼントにも喜ばれる人気のおすすめオーガニック入浴剤を紹介

綺麗な入浴剤
オーガニック入浴剤のメリット・デメリットなどの特徴を押さえたところで、最後にオーガニック入浴剤の購入を検討中の方におすすめな商品をご案内します。プレゼントなどにも喜ばれるおしゃれなオーガニック入浴剤をご案内しましょう。

WELEDA(ヴェレダ)|バスミルク ミニセット

ヴェレダは、すべての製品において「NATRUE」の有機認証を取得しているオーガニックコスメブランド。

合成成分・石油系成分・遺伝子組換え技術など、安全性の気になる成分は一切使わず、環境や動物にも負担のかからない安心の方法で、植物や自然の力を最大限に生かして商品を製造しています。

ヴェレダの「バスミルク ミニセット」は、ラベンダー・ローズマリー・アルニカ・シトラス・モミの5つの香りのバスミルクが楽しめるセットです。

保湿力も高いバスミルクタイプのオーガニック入浴剤で、コンパクトサイズなため、旅行などにも持っていくことができます。お気に入りの香りを探すためのお試しにもぴったり。

それぞれ異なる効能と香りを楽しむことができるので、美容好きの方へのギフトにもおすすめです。

華密恋(カミツレン)|薬用入浴剤

華密恋の「薬用入浴剤」は、30年以上愛されてきた国産の入浴剤です。有機カミツレエキス100%で、甘いカモミールの香りは抗ストレスや抗不安、安眠効果を望めます。女性には嬉しい生理痛の緩和や体を暖めてくれる効果にも期待できるでしょう。冷え性や肌荒れ、疲れが気になる方などにおすすめです。

PRIMAVERA(プリマヴェーラ)|《ラベンダーバニラ》バスオイル

プリマヴェーラは、ドイツの伝統的な植物療法などを取り入れながらオーガニック原料のエキスや精油などを生かして製品作りを行っているブランドです。環境保護にも力を入れ、貧困民や発展途上国を支援する試みも行っています。

ラベンダーバニラのバスオイルは、EUのオーガニック認証であるNaTrue認証とヴィーガン(動物由来成分を使用していない)マーク、動物実験フリーのIHTNマークを取得している入浴剤。

ラベンダーの安らぎの香りとバニラの甘い芳香が、心地良さを誘ってくれるでしょう。さらに、ツキミソウオイルやアロエベラエキスが肌荒れを防いでスキンケアをサポートします。

erbaviva(エルバビーバ)|AW バスソルト

エルバビーバは、主に赤ちゃんやママを対象に、ナチュラルなオーガニック原料を使用した商品を製造するスキンケアブランドです。USDAオーガニックやソイルアソシエーションなどの有機認証を受けています。

こちらのバスソルトは、ヒマワリ種子油、ローズ、レモングラスなどが配合された商品。さわやかな香りに包まれてリフレッシュできます。すっきり爽快な気分を手に入れられるとともに、肌もしっとりやわらかく潤うでしょう。

LYOMER(リヨメール)|リヨメール レモングラス&ジンジャー

リヨメールは、海の恵みで健康的な美しさを目指す「タラソテラピー」をベースに、植物の力を取り入れたスキンケアブランドです。

入浴剤「リヨメール バンダローム」シリーズは、独自製法の海水粉末にオーガニックの黒砂糖エキスやエッセンシャルオイルを配合した、ECOCERTグリーンライフ認定商品。

こちらのレモングラス&ジンジャーのほかにも、オレンジ&ネロリやユズ、カモミーユなど香りのバリエーションがあります。使いやすい分包タイプなので、一度試しに使ってみてはいかがですか。

LUSH(ラッシュ)|アボバス?

カラフルでユニークな商品が揃うラッシュより、オーガニックのエキストラバージンオリーブオイルをベースに使用したバスボムを取り上げます。

レモングラスやベルガモットのフレッシュでさわやかな香りのなかに、アボカドの青みを少し効かせてアクセントに。

アボカドにはうるおい効果も期待でき、快適なバスタイムを過ごせるでしょう。シュワシュワと発生する泡、キラキラ光る繊細なラメと、お楽しみがたくさん詰め込まれています。

ヴィーガン認証を受けているので、動物性のものを控えたい方にもおすすめです。ただし、色づけのために着色料が入っているので、添加物を避けたい方はご注意ください。

CLAYD(クレイド)|ONETIME

アメリカ西海岸で採掘したクレイと、信州の自然の中で育ったオーガニック原料から商品を製造しているCLAYD。商品は社会福祉施設で手作業で封入され、職人の手によってエコに配慮しつつ見た目も美しくなるように梱包を行っています。

「ONETIME」は、1回分ずつに個包装したパウダー状の入浴料。湯船にサラサラと振り入れたら、20分以上ゆったりと浸かるのがおすすめです。体にたまった余計なものがすっきりと落ちていくような感覚で、美肌や安眠もサポートしてくれるでしょう。

DresdnerEssenz(ドレスナーエッセンス)|バブルバス オーガニックアプリコット&ミントグリーン

ドイツのドレスナーエッセンスより、NATRUE認証を取得済みのオーガニック入浴剤をご紹介。オーガニックアプリコットの甘酸っぱい香りと鼻を抜けるようなミントの香りが心地良く、日々のお風呂の時間に癒やしを与えてくれるでしょう。

ボトルタイプと小分けタイプがあるので、好きなサイズを選んでみてください。香りと成分の異なる「オーガニックローズ&チアシードオイル」もあります。ロゴやパッケージのデザイン性も良く、ギフトにもおすすめしたい商品です。

NEHAN TOKYO(ネハントウキョウ)|エプソルト ラブユアセルフファースト サマー

ネハントウキョウは、徳島県にあるエプソムソルト(硫酸マグネシウム)の老舗メーカーによって設立されたバスソルトブランドです。

「ラブユアセルフファースト」シリーズは、高純度のエプソムソルトとオーガニック精油を組み合わせたバスソルト。サマーには、グレープフルーツ、ライム、ジンジャーなどの有機精油が配合されています。

1回分にしては高級ですが、こだわりの配合と成分のパワーにより、デトックスや浄化を目指せるでしょう。季節名によってテーマが違い、香りや期待できる効果も異なるので、全種類試すのも楽しそうです。

オーガニック入浴剤をお風呂のお湯に入れて楽しもう!イチオシはヴェレダ

外が見えるお風呂に入る女性
オーガニックの入浴剤は、有機栽培した原材料を配合した入浴剤です。植物の香りを堪能できる商品も多く、優雅なバスタイムを演出してくれます。

安全性が高いことから赤ちゃんにも使いやすい入浴剤ですが、体質によっては配合成分によるアレルギーを起こす可能性もあるので、十分な注意が必要です。

おすすめ商品のなかでも特に推奨したいのがヴェレダ。世界的に人気かつ有名なオーガニックブランドです。こだわりが詰まった商品作りを行っており、すべての商品においてNATRUE認証済みなので品質も信頼できます。

バスミルクのミニセットは、香りも良く見た目もかわいい5種類入りでその日の気分によって選べるのがポイント。ギフトにもぴったりのおしゃれなパッケージです。

オーガニック入浴剤の特徴を踏まえつつ、気になった商品を見つけたら、一度試してみてはいかがでしょうか。

参考:
有機食品の検査認証制度(農林水産省)

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