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オーガニックの砂糖とイチゴ

オーガニックの砂糖とは? オーガニックシュガーのメリットとおすすめ商品5選を紹介!

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2021.08.27

砂糖は料理やお菓子作りに欠かせない調味料の1つです。毎日使用しているというご家庭も多いことでしょう。

近年、食の安全や自然派志向が高まっており、「オーガニック」に対して人々の関心が集まっています。もちろん砂糖にもオーガニックの商品があります。今回は、オーガニックの砂糖について詳しくお伝えするので、理解を深めていただければ幸いです。

オーガニックの砂糖とは? 普通の砂糖とどこが違うの?

茶色いオーガニックの砂糖オーガニックの砂糖(オーガニックシュガー)は、普通に市販されている砂糖とどう違うのでしょうか。違いに迫ってみましょう。

有機栽培されたさとうきびなどが使用されている

オーガニックの砂糖と一般的な砂糖との違いは、原材料にあります。

実は、オーガニックとは「有機の/有機的な」という意味。オーガニックの砂糖は、有機栽培された原材料(さとうきび、ココナッツなど)から作られているのです。

日本の定義|有機栽培とは?

有機栽培(有機農業)とは、どのような農業なのでしょうか。日本では、農林水産省のホームページに以下のような定義が記されています。

「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」

有機農業では自然の力を生かすことを重視しているので、化学合成された物質や遺伝子組換えなどの科学技術は用いられません。

有機認証基準をクリアしている

日本には「有機農業推進法」という法律があり、有機農業の定義を含め、オーガニックに関するさまざまな規定が定められています。世界でも、国や地域ごとにいろいろな有機認証の基準が設けられています。

それぞれのオーガニック認証機関が定める厳しい基準を満たしていると認められたものだけが、「オーガニック」や「有機」という言葉を名乗ってよいのです。

日本の有機認証制度|有機JASとは?

日本のオーガニック認証制度は、農産物・加工食品・飼料・畜産物という食品に関する4ジャンルで「有機JAS」という規格があります。認証機関が厳しい目でチェックした結果、オーガニックであると認められた商品は、有機JASマークという認証マークを付けることが可能です。

海外の有機認証制度とはとは?

海外で生産された農作物等にも有機認証制度があり、アメリカの「USDA」やオーストラリアの「ACO」、ドイツの「demeter(デメター)」などがあります。

それぞれの地域に応じた基準を満たした製品にだけ付けられるマークです。

なぜおすすめ? オーガニックの砂糖のメリットとは

オーガニックの砂糖を塗すオーガニックの砂糖における利点とはどのような点でしょうか。また、デメリットも解説します。

安全性が比較的高いので安心できる

オーガニックは、栽培の過程で農薬や肥料など化学的なものを使用していません。そのため、残留農薬が気になる方や化学物質を好まない方も、オーガニックの砂糖を安心して使えるでしょう。

地球環境保全にも貢献できる

普通の農業では、肥料や農薬が土壌を汚染したり、土の中の大切な微生物を殺したり、化学物質を含んだ水や川や海に流れることで水質汚濁が進んだりと、環境への負荷が気がかりです。

オーガニックの砂糖なら、原材料の生産において化学的なものが用いられないため、環境保全につながります。

オーガニックの砂糖にもデメリットはある?|価格が高くなりがち

オーガニックの砂糖には唯一ともいえるデメリットが存在します。それは、値段が高めであることです。

たとえば、草や虫を取るのに化学薬剤を使えば早いですが、有機農業では農薬が使えないため、手作業など負担が大。狭い農地なら、手作業でも負担は多くないかもしれませんが、生産量も少なくなります。広い農地なら、生産量は多くてもそのぶん作業負担が大きくなるのです。

このような背景を加味すると、オーガニックの砂糖の価格は高くならざるを得ません。商品とともに「安心」を買っている、と考えてみてはいかがでしょうか。

白い砂糖は身体に悪い?精製糖と含蜜糖について紹介

ブラウンシュガーと白い砂糖
砂糖には精製された白い砂糖と含蜜糖と呼ばれる茶色の砂糖があり、白い砂糖は漂白剤が使われているから身体に悪いという話を聞いたことがある人もいるでしょう。しかし、これは誤りです。

原材料を煮詰めて濃縮した後、糖蜜と結晶に分離し不純物を取り除いたものが精製糖で、透明の細かい結晶が集まっているために白く見えます。

不純物とともにビタミンやミネラルなどの栄養素が取り除かれてしまうため、含蜜糖に比べると栄養素が少なくなっています。

三温糖は茶色の砂糖ですが、砂糖をカラメルで着色したもので精製糖になります。

カルシウムが失われてしまう

精製糖は精製する際にビタミンやミネラルが取り除かれるため、酸性になります。精製糖を食べると、これを中和するために体内のミネラルが使われ、特にカルシウムが多く使われます。

カルシウムが食品から十分に補給できていないと、骨や歯を溶かして中和しようとするため体内からカルシウムが失われてしまう原因になります。

血糖値を急激にあげてしまう

食事をすると自然と血糖値が上がります。砂糖も食べた後に血糖値が上がりますが、精製糖は吸収されやすく急激に血糖値を上げてしまいます。

血糖値が急激に上昇すると、身体は元に戻すために急激に血糖値を下げようとします。その結果、身体に糖分が足りていないと認識して糖分を摂りたくなったり、糖尿病や動脈硬化などの病気の原因になります。

精製度の低い含蜜糖は栄養価が高い

本来砂糖の原料となるさとうきびやてんさいには糖分以外にビタミンやミネラルが含まれているため、あまり精製されていない含蜜糖は精製糖に比べて栄養価が高くなっています。

身体に良い砂糖を選ぶなら、原料が有機栽培されているかだけではなく含蜜糖を選ぶと良いでしょう。

黒砂糖

黒砂糖はさとうきびを煮詰めて砂糖にしたもので、精製されていないためビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。

独特のコクや風味を持ち調味料としてだけではなく、おやつとして食べるのにも向いています。

きび糖

精製途中の糖液を煮詰めて作った薄茶色の砂糖をきび糖と言います。黒砂糖には劣るものの精製糖よりも栄養素が豊富に含まれているのが特徴です。

まろやかな甘さで、黒砂糖のコクや苦味が苦手な方におすすめな他、精製糖のように使いやすくお菓子やパン作りにも使われています。

てんさい糖

てんさい糖は、主に北海道で栽培されているてんさいから作られる砂糖です。素朴な甘さでクセがなく使いやすくなっています。

てんさい糖には、カリウム、リン、カルシウムなどのミネラルの他にオリゴ糖も含まれているので健康に良い砂糖と言えるでしょう。また、体内に糖分が吸収される度合いを示すGI値が低く血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。

オーガニックの砂糖を選ぶ3つのポイントを解説!

黄色いオーガニックの砂糖次に、オーガニックの砂糖を選ぶときのコツについてお伝えしましょう。

1. 有機認証マークをチェックしよう

オーガニックには厳しい認証基準があることをお伝えしました。基準をクリアして見事オーガニックと名乗れるようになったら、認証機関の独自の有機認証マークが付与されます。

日本の有機JASのほか、アメリカの「USDA」やオーストラリアの「ACO」、ドイツの「demeter(デメター)」など、マークの有無をチェックしてみましょう。

2. 種類で選ぶ|さとうきび・ココナッツなど

オーガニックの砂糖は、原材料によって味や香りなどが異なります。さとうきびから作られているのか、ココナッツシュガーなのかなど、好みの種類の砂糖を選んでみてはいかがでしょうか。

以下でココナッツシュガーとパームシュガーについてかんたんに紹介します。

ココナッツシュガー

ココナッツの蕾を保護する苞(ほう)という部分に含まれる蜜を集めて煮詰めた砂糖をココナッツシュガーと言います。

身体に必要なミネラルの他にもビタミンやアミノ酸、植物繊維などの栄養素が豊富に含まれ、低GI値なのでダイエット中の方や高血圧が気になる方にもおすすめです。

クセが少なく優しい甘味が特徴でコーヒーなどの飲み物に入れたり、お菓子作りにも向いています。

パームシュガー

パームシュガーは様々なヤシ科の植物の樹液や蜜から作られる砂糖で、ココナッツシュガーもパームシュガーの一種です。国内では、ココナッツ以外のヤシ科の植物から作られるものをパームシュガーと呼んでいます。

ココナッツシュガーよりも香ばしくコクのある味わいで、栄養素が豊富に含まれているのが特徴です。

まろやかな甘さなので、素材の味を引き立たせることができ、和食やお菓子作りに使うことができます。

3. 料理や目的に合わせて選ぶ|グラニュー糖タイプなど

砂糖は製造や加工の方法によってもいくつかの種類があります。さとうきびの絞り汁を煮詰めて作ったきび砂糖、原材料からミネラルや不純物を除去して作ったグラニュー糖などです。

コクのあるきび砂糖は和菓子や煮物などに、あっさりとした甘さのグラニュー糖はお菓子作りやドリンクの甘み足しなどに向いているでしょう。

自分に合ったものを選ぼう! オーガニックの砂糖のおすすめ商品5選

瓶に入れられたオーガニックの砂糖オーガニックの砂糖についての知識が深まったところで、最後におすすめ商品をご提案します。それぞれの特徴を参考に、お好みの商品を選んでみてはいかがでしょうか。

高橋ソース|オーガニック純糖

ブラジル産の有機さとうきびから作られた、有機JAS認証済みの砂糖。さとうきびの汁を煮詰めて結晶化させたものを取り出し、糖蜜の部分を取り除いた、純度の高い分蜜糖です。上品な甘さと旨みをあわせ持っているので、料理にもお菓子作りにも使い勝手がいいでしょう。

コスタリカ産の有機さとうきびから作られた、黒糖タイプもあります。黒糖は糖蜜を除去していない含蜜糖なので、濃厚なコクと香りを楽しめますよ。

レインフォレストハーブジャパン|ココナッツシュガー

有機JASのほか、USDAやEUオーガニックといった有機認証を受けているシュガーです。原材料のインドネシア産ココナッツの蜜を乾燥させた花蜜糖。アミノ酸や食物繊維など、自然の栄養価がそのままギュッと詰まっています。

ココナッツオイルのような独特の香りではなく、キャラメルのような甘みのある香りで、甘いもの好きさんの食欲をそそるでしょう。

ナチュラルキッチン|オーガニック シュガー(グラニュー糖タイプ)

有機栽培のブラジル産さとうきびから製造された、有機JAS取得済みのオーガニックシュガー。グラニュー糖ですが粒が小さめなので溶かしやすく、料理にも製菓にも飲み物の味つけにも便利でしょう。

同メーカーから、顆粒タイプの有機黒砂糖も販売されています。グラニュー糖よりもコクが深く、まろやかな味と豊かな香りが特徴です。

むそう|有機てんさい糖

有機栽培で育てられたてんさいから作られたてんさい糖で有機JASを取得しています。
すっきりとした甘味で雑味もないので、料理やお菓子作り、飲み物など幅広く使うことができます。

上野砂糖|有機黒糖

有機栽培されたさとうきびから作られている黒糖です。栽培から製造、流通に至るまでの流れを追跡できるトレーサビリティにも取り組んでおり、安心、安全な製品になっています。

粒状なので溶けやすく、飲み物や料理などに気軽に使うことができます。

オーガニックの砂糖でより安全な食卓に!

オーガニックの砂糖を振りかけられているスイーツオーガニックの砂糖は、化学的なものを使用せずこだわりを持って丁寧に栽培した原材料から作られた砂糖であることがわかりました。有機認証には厳しい審査基準があり、オーガニックの砂糖はその審査をパスした安心安全な商品です。

食の安全性やエコに興味関心がある方には、ぜひ使っていただきたい調味料。今回ご紹介した選び方や商品を参考に、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

参考:
【有機農業関連情報】トップ~有機農業とは~(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)

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