メイクをする際にチークを使っている女性も多いことでしょう。近年オーガニックの化粧品が話題になっており、チークにもオーガニック商品があります。しかし、オーガニックチークと聞いても、どんなものなのかピンときませんよね。
そこで、オーガニックチークについて、理解を深めていただくべく解説します。おすすめアイテムも紹介しますので、あなたに合う1品を見つけてみてください。
チークってどんなコスメ?
オーガニックチークについて説明する前に、まずはチークの基本情報をおさえてみましょう。
チークの役割
チークとはメイクアップにおいてどのような働きをするのでしょうか。大きく分けて2つの役割があります。
血色を良くする
チークは「頬紅」とも言われるように、頬に赤みをプラスする役割があります。頬を赤くすると血色が良くなり、顔色が明るく健康的に感じられるのです。
立体感を出す
頬に紅を差すと、周りの肌トーンとのコントラストが生まれ、立体感が出ます。顔が平坦でのっぺりした印象に見える方は、ぜひチークを使ってみましょう。メリハリができると小顔にも見えるので、おすすめです。
チークの形状
つづいて、チークの形状としてメジャーなものを3タイプご紹介します。
パウダータイプ
ベーシックな形状の粉タイプチークは、大きめのブラシでササッとはたくだけの手軽さで、手も汚れません。チークの初心者さんでも使いやすい形状です。
クリームタイプ
パウダーよりも油分を多く含んだ、練りタイプのチークです。より肌に密着し、もちが良いのが特徴。パウダーチークを長持ちさせるための下地としても使えます。
スティックタイプ
口紅のように繰り出しながら使うタイプのチークです。そのまま塗れば手が汚れず便利。密着感があり崩れにくいので、朝から晩まで血色をしっかりキープしてくれるでしょう。
チークの役割はもちろん、リップやアイシャドウとしても使えるマルチなアイテムもあります。
オーガニックチークとは
チークについて理解していただいたところで、いよいよ本題のオーガニックチークについて説明します。
有機栽培された天然原料を使っている
オーガニックのチークとは、原材料にオーガニック、つまり有機栽培された素材を使用しているチークのことです。
有機栽培とは、化学肥料や化学農薬を使用せず、自然の力を利用して育てる方法です。ただし、認定されるには厳しい審査基準があり、認証機関に認められないと「オーガニック」や「有機」と名乗ることができません。
日本では、「有機JAS」というオーガニックの規格があります。ただし、化粧品そのものに対しては基準がなく、素材の一部だけでも有機栽培のものを使っていれば、オーガニックコスメとうたうことができるのです。
そのため、こだわりや信念を持っている化粧品ブランドによっては、日本よりも有機に対する意識が高い、海外のオーガニック認証を受けたチークを販売している場合もあります。海外のオーガニック認証とは、たとえばヨーロッパの「EUオーガニック」やアメリカの「USDA」などです。
低刺激でお肌が弱い人も使いやすい
オーガニックチークは、化学的なものを使わずに育てた原材料を使用しているため、一般的なチークよりも肌への負担が軽減されます。そのため、敏感肌の方でも比較的安心して使用できるでしょう。
ただし、絶対に肌荒れしないとは言えません。また、オーガニック素材も使いつつ、一部に化学的な成分が含まれているチークも存在します。選ぶ際には、原材料もきちんとチェックしましょう。
オーガニックチークの選び方
つづいては、オーガニックチークを選ぶときのコツを伝授します。初めてオーガニックチークを使う方は、ぜひ参考にしてみてください。
成分で選ぶ
オーガニックチークなので、まずは原材料をしっかりチェックしましょう。含まれているオーガニック成分はどんなものなのかや、オーガニックでない成分も確認することが大切です。
ナチュラルテイストのブランドの商品は比較的安全ですが、商品によっては香料や着色料に化学的な合成添加物を使っていることもあります。せっかくオーガニック素材を使っていても、化学成分をブレンドしてしまっては台無しですね。
形状で選ぶ
チークの形状は、使いやすさにかかわります。普通のチークでもオーガニックのチークでも、選ぶときのポイントの1つといえるでしょう。
手を汚したくないなら、パウダータイプがおすすめです。クリームタイプやスティックタイプは、手を使わないこともできますが、なじませるときに指を使ったほうがきれいに仕上がります。そのぶん肌にしっかりついてくれるので、長持ちするという点はメリットです。
色で選ぶ
チークのカラーも選び方の重要な要素です。レッド系、ピンク系、オレンジ系、ベージュ系などさまざまな色味があります。
近年は、「パーソナルカラー」の考え方が流行していますが、イエベ(イエローベース)かブルべ(ブルーベース)かによっても、似合う色が異なるでしょう。イエベさんには明るい系、ブルべさんにはスモーキー系がおすすめです。
オーガニックチークのおすすめ商品
最後に、厳選したオーガニックチーク商品をご紹介します。あなたにぴったりのアイテムを見つけてみてください。
TV&Movie|モイストミネラルパウダーチーク
TV&Movieは、オーガニックやナチュラルな成分にこだわりつつ、テレビや映画の高画質4Kでも耐えうるカバー力や、アンチエイジング効果を持った製品づくりに取り組んでいるブランドです。モイストミネラルパウダーチークは、オーガニックのアルガンオイル、農薬不使用のタイムエキス、すぎな、トゥルーシーエキスという天然成分を配合した商品。保湿しながら肌荒れを防ぎ、頬を染め上げます。
パウダーチークながらも高密着で、ふわっとやさしい印象に仕上がるでしょう。
rms beauty|リップチーク
rmsとは創設者のローズ・マリー・スウィフトの頭文字。無精製の成分、加熱しないオイル、オーガニック成分などを使用し、グルテンフリーや大豆フリー、ナノ粒子フリーなどにこだわったブランドです。リップチークは、その名のとおりリップとしてもチークとしても使えるアイテム。8色ものユニークなカラー展開があり、選ぶのも楽しみです。天然成分が持つ栄養もそのままに、皮膚に密着して美しく色づかせてくれます。
オーガニックのココナッツオイルやホホバオイルが配合されており、しっとり感を保ちながら発色を長持ちさせてくれるでしょう。
アクア・アクア|オーガニックプレストチーク
アクア・アクアは、オーガニックコスメをこよなく愛する女性たちからの支持が厚いブランド。フレッシュな果物のエキスをたっぷり使用した製品を、続々と世に生み出しています。オーガニックプレストチークは、アサイーやバオバブなどの成分を配合したアイテムです。明るい発色で頬につややかな赤みをプラスしてくれるので、思わず気分もウキウキします。
bleu clair organic|オーガニックチーク
オーガニックと無添加にこだわったコスメブランド、ブルークレールオーガニクス。製品づくりには白神山地の湧水やたっぷりの美容成分も使用しつつ、化学成分は徹底的に排除しています。オーガニックチークは、ヨーロッパキイチゴ種子油、ザクロ種子油などの有機成分を配合。その他、オウゴンや葛などの和漢成分も加え、肌にやさしく健康的に頬色をプラスしてくれます。
オーガニックチークで血色感あふれるツヤ肌に
オーガニックチークについての理解は深まったでしょうか。化粧はきれいになるためにするものですが、化学成分は刺激が強く、荒れたり負けたりしやすいものです。チークのような小さな一歩からでも、肌にやさしい生活を始めてみませんか。
オーガニックチークを使って顔色明るく前を向き、より女性らしさを咲かせていただければ幸いです。