ベビー布団は、赤ちゃんが生まれてくる前に用意しておくべきアイテムの一つです。新たに生まれてくるお子さんや出産祝いに、どのベビー布団を購入すべきか悩んている方もいるのではないでしょうか?そんな方におすすめなのが、赤ちゃんの繊細な肌にも安心なオーガニックのベビー布団です。
今回は、オーガニックのベビー布団について詳しく解説します。購入前に押さえておくべき選び方のポイントやおすすめ商品についてもあわせて紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
オーガニックのベビー布団とは? 普通のものとどこが違うの?
ここでは、オーガニックのベビー布団の特徴と、普通のベビー布団との違いについて詳しくお伝えします。
オーガニックのベビー布団|有機栽培された原料が使用されている
一般的なベビー布団との違いは原料です。オーガニックのベビー布団には、有機栽培された原料が使用されています。主に有機栽培されたオーガニックコットンが用いられています。
有機栽培とは、化学的に合成された農薬や肥料を使わず、自然の力を活かして農作物を育てる栽培方法のことです。オーガニックコットンについては、次で詳しく見ていきましょう。
オーガニックコットンとは?
有機栽培で生産された綿花のことを、オーガニックコットンといいます。オーガニックコットンは、3年以上化学的なものを使用していない土壌で、化学農薬や化学肥料を使わず丁寧に育てられます。したがって、残留農薬などを気にせずに済むのが良いですね。
さらに、オーガニックベビー布団を含むオーガニックコットン製品は、製造工程においてもさまざまな基準が定められています。たとえば、なるべく化学薬品を使わない、環境に負荷をかけない方法で製造する、といった厳しい条件を満たす必要があるのです。
注意|日本にはオーガニックコットンの法的な基準がない
実は、日本ではオーガニックコットンが栽培されていないことから、ガイドラインはあるものの法的な基準が定められていません。一方で、世界的にはGOTS認証(オーガニックテキスタイル世界基準)と呼ばれる国際基準が存在します。
GOTS認証とは、オーガニックの綿花や麻、ウールなどを用い作られた製品のための基準のことです。GOTS認証には、
- 原料の7割以上がオーガニック
- 出来上がった製品に残留物がないか確認
- 強い毒性のある薬剤は使わない
などの厳格な規定が設けられています。
なぜおすすめ? オーガニックのベビー布団のメリットとは
ここでは、オーガニックのベビー布団のメリットを解説します。また、デメリットについてもあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
比較的安全性が高いので赤ちゃんにも安心
前述したとおり、オーガニックのベビー布団には有機栽培で手間ひまかけて育てられた、オーガニックコットンが使用されています。また、製品への加工の際も化学的なものを使わないなどの、厳しい基準が定められています。
したがって、比較的安全性が高い製品といえるでしょう。赤ちゃんの肌にも安心して触れさせられるのではないでしょうか。GOTS認証を取得しているオーガニックベビー布団なら、より一層安心して使えるでしょう。
オーガニックのベビー布団にもデメリットはある?
先ほどお伝えしたとおり、オーガニックのベビー布団はこだわりの素材が用いられており、加工の際にもさまざまな規定が設けられています。そのため、普通のベビー布団と比べて値段が高めなのがデメリットです。
オーガニックのベビー布団を選ぶポイントとは
オーガニックのベビー布団を購入するからには、納得のいくものを選びたいですよね。ここでは、オーガニックのベビー布団を購入する際に、押さえておきたいポイントをお伝えします。
ベビー布団が必要な理由とは?
ベビー布団を選ぶポイントについて解説する前に、ベビー布団が必要な理由についてご説明します。
ママたちの中には、ベビー布団は子どもが大きくなったら使えないので、大人用の布団でも良いのではないかと考えている人もいることでしょう。大人用の布団だと、枕や敷き布団がやわらかいので赤ちゃんが埋もれてしまい、事故につながる危険性があります。
また、体の発達を促進する成長ホルモンは、赤ちゃんが眠っている間に分泌されます。脳も睡眠中に発達するので、赤ちゃんにとって睡眠は非常に重要。そのため、赤ちゃんが快適に眠れるベビー布団を準備するのがおすすめです。
では、上記を踏まえつつベビー布団を選ぶポイントについて見ていきましょう。
1. サイズで選ぶ
ベビー布団にはレギュラーサイズのほか、ミニサイズのものも販売されています。レギュラーサイズのものは横120cmx縦70cm程度の大きさで、ミニサイズの布団は横90cmx縦60cmほど。
レギュラーサイズのベビー布団は、3歳頃まで使用することが可能です。一方で、ミニサイズのものは、新生児期~生後6ヶ月頃までの赤ちゃん向けなので、半年ほどしか使えません。小さなスペースで短期間のみ使用したい方や、コンパクトサイズのベビーベッド用の布団が欲しい方におすすめです。
2. セット購入・単品購入
初めての出産でベビー布団を購入する際は、セットで購入するのがおすすめです。布団カバーや枕など必要なものがまとめて販売されているので、後で買い足す必要もありません。セット価格の方が1点あたりの価格よりも安価で、デザインに統一性があるのもポイント。
既にベビー布団がある場合は、必要なものだけを単品で購入すると良いでしょう。単品での購入の方がセットよりも割高ではありますが、一つひとつの品質・素材を吟味して選択することができるといったメリットもあります。
3. 掛け布団は軽いものを
掛け布団を購入する際は、軽いものを選びましょう。重い掛け布団だと、赤ちゃんが寝返りしにくく、呼吸しづらくなってしまうことも。軽量の掛け布団だと、手足を動かしやすく呼吸の妨げにもなりません。
4. 敷き布団は固めなものを|通気性もチェック
敷き布団は固めのものを用意してください。適度な固さがなければ、うつぶせ寝をした際に埋もれて、窒息してしまう恐れがあります。また、固い敷き布団であれば、赤ちゃんの重みを支えることができ、沈み込みを防いでくれます。
なお、通気性の良さを確認するのもポイントです。通気性の良い布団を使うことで、カビ・ダニが発生しにくくなります。
5. お手入れ方法をチェック|丸洗いならいつでも清潔
ベビー布団を選ぶ際はお手入れ方法をチェックし、なるべく丸洗いできるものを選びましょう。なぜなら、赤ちゃんはよく汗をかくので、湿気によりカビが発生しやすくなるからです。丸洗いできる布団を選択することで、いつでも布団を清潔に保てますよ。
おすすめのオーガニックのベビー布団2選を紹介!
ここまでは、オーガニックのベビー布団を選ぶポイントについてお伝えしました。上記のポイントをチェックしつつベビー布団を選べば、あなたに合う素敵な商品に巡り合えるでしょう。
ただし、いろいろなポイントを確認しながら、じっくり商品を選ぶ時間がない方もいるかもしれません。そこで、おすすめのオーガニックのベビー布団を2つピックアップしました。ぜひ参考にしてください。
アンドゥドゥ|オーガニック ベビー布団セット
レギュラーサイズのオーガニックベビー布団です。固綿敷き布団・掛布団・ベビー枕など11点がセットとなっており、このベビー布団セットを購入すれば必要なアイテムをすべて揃えることが可能。
赤ちゃんの肌に触れるカバーの生地には、肌にやさしいオーガニックコットンが使用されています。敷き布団を含めすべて丸洗いできるため、清潔に保てます。通気性・吸湿性の良いダブルガーゼなので、洗濯してもすぐに乾くのが良いですね。
カトージ|オーガニックコットンのベビーミニ布団
つづいて、ミニサイズのオーガニックのベビー布団を紹介します。こちらは、敷き布団・まくら・掛け布団などの6点セットの商品です。掛け布団カバーや枕カバーの生地は、オーガニックコットン100%。天然素材なのでデリケートな赤ちゃんの肌にも安心です。
掛け布団・カバー・シーツは洗濯機で洗えます。枕や敷布団もつまみ洗いできますので、清潔に使用することができますよ。生まれてくるお子さんのために、こちらのベビー布団を選んでみてはいかがでしょうか。
オーガニックのベビー布団で赤ちゃんに快適な眠りを
このページでは、オーガニックのベビー布団について詳しくお伝えしました。オーガニックのベビー布団には、化学的なものを使わずに育てられたオーガニックコットンが使用されています。さらに、製造工程においても最低限の化学薬品しか用いられていないので、アトピーや敏感肌の赤ちゃんでも安心して使えるでしょう。
お伝えしましたとおり、赤ちゃんがすくすく成長していくためには、質の良い睡眠が必要です。上記のおすすめ商品を参考にしつつ、赤ちゃんが快適に過ごせるベビー布団を準備してくださいね。
参考:
オーガニックテキスタイル世界基準(GOTS)
GOTS認証詳細(日本オーガニックコットン協会)
「オーガニック・コットン表示ガイドライン策定に係る調査」(独立行政法人 中小企業基盤整備機構)