More Nature More Nature
ハイハイする赤ちゃんとオーガニックオムツ

オーガニックのオムツとは? 赤ちゃんのデリケートな肌にやさしいおすすめ商品も紹介

life

2021.06.22

自らトイレに行けない赤ちゃんにとって、オムツは必需品。しかし、赤ちゃんのデリケートな肌は、毎日たくさん使うオムツでかぶれやかゆみを起こすこともあります。

そこで、おすすめしたいのがオーガニックのオムツ。オーガニックの商品は、近年注目を集めていますが、実はオムツにもオーガニックのタイプがあるのです。オーガニックオムツのメリットやデメリットに加え、厳選した商品もご案内します。

オーガニックのオムツは普通のオムツとどう違うの?

掴まれたオーガニックオムツ日本でも、メーカー各社からさまざまなオムツが発売されています。しかし、オーガニックのオムツの存在を知っている方は多くないのではないでしょうか。

オーガニックのオムツとは、有機栽培された素材(コットンや木材パルプなど)を使用して作られたオムツのこと。有機(オーガニック)栽培では、生育の過程で肥料や農薬に化学的な物質を使っていません。そして、オーガニック認定機関が定める厳しい基準をクリアしたもののみが、オーガニックであると認められます。

ただし、現在の日本においては、オムツのジャンルでの厳密なオーガニック規定がありません。そのため、素材にオーガニックのものを使っていれば、「オーガニックオムツ」と称することができるのです。

オーガニックオムツの中には、USDAやエコサートなど、日本より基準が多彩な海外のオーガニック認証を受けた商品がたくさんあります。

オーガニックのオムツのメリット

オーガニックのオムツには、どのような利点があるのでしょうか。2つの大きなメリットを挙げて説明します。

赤ちゃんの繊細な肌にやさしい

赤ちゃんの肌はとてもデリケート。少しの刺激でも、赤くなったり傷ついたりしてしまいます。そのため、普通のオムツを使っている赤ちゃんの中には、オムツかぶれを起こす子が少なくありません。

普通のオムツには、吸水力を高めたり、おしっこで濡れた感覚を素早くなくしたりするために、さまざまな化学物質が使われています。この化学物質は、赤ちゃんの肌にとって刺激が強すぎることがあるのです。

さらに、「経皮毒」といわれる、皮膚から悪いものが体内に吸収されるという考え方もあります。生まれて間もない赤ちゃんの時期は、特に口に入れるものや肌に触れるものには気をつけたいですね。

オーガニックのオムツの場合、素材に化学物質が使われておらず、自然由来のもので作られています。ケミカルな成分が少ないので、赤ちゃんの肌への負担も軽く、安心して使えるのです。

地球環境にも配慮している

オーガニック栽培は、環境にもやさしいエコフレンドリーな育成方法です。まず、土壌に化学肥料などを撒かないので、土壌が健康で土の中の微生物も守られます。また、処分する際にも、オーガニック素材は生物分解されやすいことに加え、燃やしてもダイオキシンなどの有害物質を発生させません。

そのほか、オーガニックのオムツには、森林を守るために適切な森林管理がされているかという「FSC認証」を受けた商品もあります。地球の環境汚染は世界的な問題なので、小さな一歩ですが、消費者側からも協力できればいいですね。

オーガニックオムツにデメリットはないの?

体にも環境にもやさしいオーガニックのオムツ。では、悪い点はないのでしょうか。チェックしてみましょう。

値段が高い

オムツに限らず、オーガニックでは原材料の生産や加工の工程で通常より手間がかかっています。たとえば、化学的な農薬や肥料を使えば駆除できる虫も、手作業で丁寧に取られているからです。また、オーガニック認証を受けるのにも費用がかかります。

そのため、値段はどうしても通常のオムツより高くなってしまうのです。安心安全を買うと考えれば、やむを得ないといえるでしょう。

普通のオムツより使い心地が低い場合がある

普通のオムツには、吸水力を高めたり、赤ちゃんがおしっこをした後にも濡れた感触が残らないような速乾性をつけたりするために、化学的な成分が使われています。

しかし、オーガニックのオムツは、原材料に化学物質がほとんど使われていません。そのため、吸水性や漏れの面で不安を感じる場合があります。

すぐに替えられるときはオーガニック、外出時や寝るときなどは普通のオムツ、と使い分けてもいいでしょう。

おすすめのオーガニックオムツを大公開

赤ちゃんが履いているオーガニックオムツオーガニックのオムツに興味があっても、どんな商品があるのかわからない方も多いはず。そこで、おすすめのオーガニックオムツをピックアップしました。ぜひ参考にしてみてください。

BAMBO Nature(バンボネイチャー)|プレミアム紙おむつ ニューボーン 1号

バンボネイチャーのオムツは、デンマーク政府によって公的に認められたオーガニックオムツです。皇室でも使用されているプレミアムな商品。塩素や石油、貴金属などを含まず、土に還る木材パルプを主原料としています。

化学物質を使っていないため、デリケートな赤ちゃんの肌も守られ、燃やしても有害物質を発生させないことから地球にもやさしいアイテムです。

seventh generation(セブンスジェネレーション)|無添加 ベビーおむつ(新生児~4.5kg)

FSC認証を受けたパルプから作られている、アメリカ発のオーガニックオムツ。世界的に人気が高く、海外セレブからも支持されています。ナチュラルなオムツではあれど、吸水性や漏れには配慮がされており、吸水ポリマーや縦横の漏れ防止のギャザーを施した商品です。

ユニ・チャーム|ナチュラルムーニー

日本で唯一といわれる、内面にオーガニックコットンを使用した紙オムツ。赤ちゃんの肌に触れる部分には、石油系成分や香料などを使用していません。

有害物質の世界基準検査をクリアした「エコテックス」という安全証明を取得しています。日本の有名メーカーであることも、安心感がありますね。

HONEST(オネスト)|オネストダイパーズ

オーガニックというとシンプルなデザインをイメージしがちですが、オネストダイパーズはかわいい柄が特徴的なオーガニックオムツ。なんと、ハリウッド女優のジェシカ・アルバさんがデザインしているのです。

塩素を含まないパルプ、小麦やトウモロコシのデンプンなどを使用したバイオコアなどから作られ、安心して使えます。

ECO by Naty|ベビーダイパー

スウェーデン初のオーガニックオムツは、FSC認証パルプと吸水性ポリマーを使用した安心設計。石油系などの化学物質は一切使われていません。

通気性もよく、アレルギーやかぶれを低減してくれるでしょう。

コトリワークス|輪おむつ

布ナプキンの専門店が作るオーガニックの布オムツ。「エコサート」というオーガニック認証機関の認証を受けた有機コットンを100%使用して作られています。縫い糸までオーガニックにこだわった安全な商品です。

汚れが落ちやすいような特殊な織り加工を施しており、洗濯もらくらく。同店製のウールネルのおむつカバーとセットで使うのがおすすめです。

kucca|オーガニック成形おむつ

100%オーガニックのニットを使って作られた布オムツ。国内で手作業で生産されています。輪オムツよりも薄手ですが、おしっこをしっかり吸収するように考えられた設計です。

さらに、うんちもきれいに落とせると定評があります。一度お試しがてら使ってみてはいかがですか?

オーガニックのオムツで赤ちゃんの健やかな成長を

オーガニックオムツと赤ちゃんオーガニックのオムツは、赤ちゃんの敏感な肌にとって頼もしい存在となりそうですね。お子さんのかぶれが気になるなら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

オーガニックのオムツで、赤ちゃんが喜ぶのとともに、パパママも安心の子育てができれば幸いです。

参考元:
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)

関連するキーワードで他の記事を探す
あわせて読みたい
RECOMMEND