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オーガニックのトリートメントは普通のものとどこが違うの? 選び方とおすすめ商品5選を紹介!

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2021.09.13

シャンプーで洗髪した後に使用し、傷みをケアしなめらかな髪にしてくれるトリートメント。トリートメントの中には、「オーガニック」のものも存在します。今回は、オーガニックのトリートメントとはどういったものなのか、普通のトリートメントとはどう違うのかなどについて解説し、おすすめのオーガニックトリートメントをご紹介します。

オーガニックのトリートメントとは? 普通のものとどこが違うの?

トリートメントと雑貨
「オーガニック」という言葉を耳にしたことはあっても、どういったものがオーガニック商品なのかよく知らない、という方もいるのではないでしょうか。まずは、オーガニックのトリートメントとはどういうものかについて、見ていきましょう。

有機栽培された植物由来成分やエキスが配合されている

オーガニックのトリートメントと、普通のトリートメントとの一番大きな違いは、原料にあります。

オーガニックとは、日本語で「有機の」という意味があり、そこから転じて、有機栽培された原料を使ったものが、オーガニック商品として販売されています。つまり、オーガニックのトリートメントとは、有機栽培された植物由来の成分やエキスが配合されているトリートメントのことです。

有機栽培とは?

「有機栽培」は、有機農業推進法という法律で、以下のように定義されています。

  • 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
  • 遺伝子組み換え技術を利用しない
  • 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する

つまり、化学肥料や農薬を使用せず、遺伝子組み換えした種や苗を利用せず、自然が持っている力で植物を育てる農法のことです。

化学肥料や農薬を使用しないため土壌や水質汚染も抑えることができ、環境の保全にも配慮された農業方法と言えるでしょう。

有機栽培について、詳しくはこちらをご覧ください。

オーガニックの認証基準をクリアしている

オーガニックのトリートメントは、国外のものも数多くあります。国外には、EUの「ECOCERT(エコサート)」や「NaTrue(ネイトゥルー)」、アメリカの「USDA Organic」など、国や地域によって厳しい基準を設けたオーガニックの認証機関があります。

基準をクリアしたオーガニックトリートメントだけが認証マークを入れて、「オーガニック」として販売することができます。海外ブランドのトリートメントの場合、認証マークが入っていれば、オーガニックのトリートメントであるということがわかります。

日本にはヘアケア・化粧品の有機認証基準がない

日本国内にも、「有機JAS規格」というオーガニックの認証基準があります。しかし、この認証基準は、農産物・畜産物・加工食品・飼料という食品に関する基準で、ヘアケア用品や化粧品のオーガニック認証基準は存在していません。

独自の基準を設けているメーカーや団体もありますが、国際的な認証機関と比べると信頼性も知名度も低くなってしまいます。日本国内ブランドの商品でも、海外のオーガニック認証を受けている商品もあります。

オーガニックのトリートメントのメリット・デメリットを解説!

様々なトリートメントのボトル
オーガニックのトリートメントを使用するにあたって、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?ここからは、オーガニックのトリートメントのメリット・デメリットについて解説していきます。

オーガニックのトリートメントのメリットとは?

まずは、オーガニックのトリートメントのメリットについて見ていきましょう。

1. 安全性が比較的高い|子どもでも安心

オーガニックのトリートメントは、化学的に合成された成分の使用をできるだけ避け、有機栽培された素材から抽出した成分やエキスを使用しています。そのため、残留農薬などの心配が少なく、比較的安全性が高いため、小さな子どもでも安心して使うことができると言えるでしょう。

2. 天然の香りを楽しめる

オーガニックのトリートメントは、使用されている香料も、有機栽培された植物から作ったアロマオイルであることが多いです。天然由来の香りは、ヘアケアだけでなく、リラックスにも一役買ってくれるでしょう。

オーガニックのトリートメントのデメリットとは?

オーガニックのトリートメントは、メリットだけでなくデメリットも存在します。次は、デメリットについて見ていきましょう。

1. 天然のものなのでアレルギー反応が出る場合も

有機栽培された植物由来の成分を使用しているからこそ、植物成分でアレルギー反応が出てしまう可能性があります。もしも原料に使われている植物にアレルギーを持っていたら、オーガニックのトリートメントを使用することでアレルギー反応が起きてしまうかもしれません。

植物アレルギーを持っている方は、使用する前に成分表をチェックして、アレルギーを起こす植物が使用されていないかどうかを確認し、パッチテストを行うようにしてください。

2. 値段が高め

オーガニックのトリートメントは原材料にこだわり、高品質の素材を使って手間暇かけて作られているため、どうしてもコストがかかってしまい、流通数も少なくなるため、価格が高くなってしまう傾向にあります。

たとえば、一般的なトリートメントだと、300gで1,000円前後のものが多いです。しかし、オーガニックのトリートメントとなると、200gで1,000円以上、もっと高価な商品もたくさん存在しています。

海外ブランドの製品も多く、輸入コストや関税がかかってしまうことも、価格が高くなってしまう理由の一つです。

オーガニックのトリートメントの選び方を紹介!

トリートメントのボトル
ここからは、オーガニックのトリートメントを選ぶ際、押さえておきたいポイントについて見ていきましょう。

1. オーガニック成分をチェック

オーガニックのトリートメントと言っても、使用されている成分がすべてオーガニックというわけではありません。成分表で、どんなオーガニック成分が配合されているのか、何種類がどれくらいの割合で入っているのかなどを確認しましょう。

2. 無添加の成分をチェック

オーガニックのトリートメントは、アルコールフリー、パラベンフリーなど、無添加を謳っている製品もたくさんあります。とはいえ、すべての添加物が入っていないとは限りません。どんな添加物が使われているのかも、成分表で確認しましょう。

3. 保湿成分で選ぶ

トリートメントは、髪を保湿してくれるヘアケアアイテムです。どんな保湿成分が入っているかは、気になる方も多いのでしょうか。自分の求める保湿成分が入っているのかも、確認するようにしましょう。

4. タイプで選ぶ

トリートメントには、種類によって使い方が違います。使い方で選ぶのもポイントのひとつです。どんな種類があるのか、見ていきましょう。

洗い流すタイプ|インバスタイプ

シャンプーで髪を洗った直後、濡れた髪に使用するのがインバスタイプのトリートメントです。おそらく、多くの方が使われているトリートメントなのではないでしょうか?

インバスタイプは、髪を洗ってキューティクルが開いている状態で使用するので、髪の内部にまでケア成分や髪の栄養が浸透しやすく、内側から髪をケアしてくれるタイプのトリートメントです。

洗い流さないタイプ|アウトバスタイプ

アウトバスタイプは、お風呂を出て、タオルドライした後や、ドライヤーで乾かした髪に使用する、洗い流さないトリートメントです。使用するタイミングは、製品によって違います。

髪の乾燥を防いだり、髪の表面を整え指通りを良くしたり、髪にツヤを出す目的の製品が多いです。

おすすめのオーガニックトリートメント5選を紹介!

トリートメントとバスグッズ
最後に、おすすめのオーガニックトリートメントを5つ、厳選してご紹介します。シャンプーもオーガニックのものを使用したい、と思う方は、こちらでご紹介しておりますので、併せてご覧ください。

アヴェダ|ニュートリプレニッシュ コンディショナー ライト

ザクロ種子油、ココナッツオイル、マンゴー種子脂など、植物由来の毛髪保湿成分や補修成分を配合した、髪をみずみずしいうるおいで満たし、健康なコンディションに整えてくれるトリートメントです。

ココア、カルダモン、ジンジャーなど、香り成分も植物由来のアロマブレンド。細い毛や柔らかい毛など、ボリュームが出にくい髪質の方におすすめです。濡れた髪に使用する、インバスタイプ。

ディバインタイム|トリートメント

「単なる「お風呂」という空間ではなく、傷んだ髪をケアしながらリラックスもできる特別な空間づくり」をコンセプトにした、「ディバインタイム」のオーガニックトリートメントです。

水に溶けやすく、毛穴に不純物が詰まりにくい、天然成分のコーティング成分を配合。国際オーガニック認証機関である、「ECOCERT」で認証された成分を使用しています。爽やかな桜の香りは、髪だけでなく気分もリフレッシュさせてくれます。

ディバインタイム|トリートメント

シゲタ|ワイルドグレース トリートメント

「驚きのある、オーガニック」を掲げる、パリで創設された「SHIGETA(シゲタ)」は、使用する素材の選定から、パッケージングまですべての段階を自社管理しています。

「ワイルドグレース トリートメント」は、アルガンオイルやブロッコリー種子オイルが髪のダメージにアプローチし、ツヤのある髪に導いてくれます。インバス・アウトバスのどちらでもお使いいただけます。

ラ・カスタ|アロマエステ ヘアエマルジョン

「ラ・カスタ」は日本生まれのオーガニックコスメブランド。「植物の生命力と癒やし」をテーマに掲げ、髪や肌へ自然の恵みを届けてくれます。

オイルベースなのにベタつかず、髪をしっかりとコーディング。バオバブ種子油やホホバ種子油など、補修力とカラーケア効果の高いエキスや植物油を配合し、傷んだ髪を内側から補修・保護してくれるアウトバストリートメントです。

プロダクト|ヘアシャインセラム

アメリカ農務省の「USDA Organic」のオーガニック認証を取得している、オーガニックヘア美容液。使われているのは5つの成分のみで、髪に潤いをたっぷり与え、内側からダメージ補修をしてくれます。

洗い流さないアウトバスタイプで、気になる部分をかんたんに集中ケアできる、使いやすいスプレータイプ。思わず深呼吸したくなるような、天然ラベンダーの心地よい香りです。

自分に合ったオーガニックトリートメントを選ぼう!

トリートメントとバスグッズ
オーガニックトリートメントは、有機栽培で育てられた植物由来のエキスや成分で作られた、髪にだけでなく、自然にも優しいトリートメントです。

最近では、インターネット通販で、オーガニックトリートメントを購入しやすくなっています。自分の髪の悩みに合ったトリートメントを探してみてください。

ただし、「オーガニック」として売られていても、オーガニック成分がほとんど使われていない製品も存在します。選ぶ時は、オーガニック認証機関のマークが入っているかなどを確認し、成分表もチェックするようにしましょう。

今回ご紹介したトリートメントは、どれもオーガニック製品です。オーガニックトリートメントに興味を持ったなら、ご紹介した商品を参考に、自分に合ったオーガニックトリートメントを探してみてください。

【参考】
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)
化粧品のパッチテスト(日本化粧品工業連合会)

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