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ヴィーガン用ミートを使ったサラダ

ヴィーガンミートってどんなもの?どう使うの?選び方のポイントとおすすめ商品3選を紹介

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2021.05.14

ベジタリアンやヴィーガンの食生活では、鶏肉や豚肉、牛肉などの食肉を食べられません。でも、ときには肉を食べたいと思うこともあるのではないでしょうか。

そこで注目を集めているのが、菜食主義の方でも食べられる「ヴィーガンミート」。「本物の肉に引けをとらない」という呼び声も高いヴィーガンミートについて、詳しく見ていきましょう。

ヴィーガンミートってどんなもの?

ヴィーガン用ミートをつかった肉料理「ヴィーガンミート」と聞いてもいまいちピンとこない方もいらっしゃるかもしれません。ヴィーガンミートとはどのような肉なのか、解説していきます。

ヴィーガンミートの原料は大豆などの植物性タンパク質!

ヴィーガンミートは、肉を食べられない完全菜食主義のヴィーガンの方向けに作られた、肉の代替品です。つまり、動物性の原材料は使われていません。

では、ヴィーガンミートは何からできているのかというと、植物性タンパク質が主原料。具体例を挙げてみましょう。

ソイミート|大豆が原料

ヴィーガンミートとしてメジャーなものが、大豆から作られたソイミート。「豆から作られる肉なんて本当においしいの?」と疑問を感じる方もいるかもしれません。しかし、ソイミートは食感や味わいにもこだわり、見た目も中身も肉そっくりの味を再現しているのです。

さらに、大豆は高タンパク低カロリーの食品。ベジタリアンだけでなく、メタボなどダイエットしたい方からも支持されているのです。

また、ソイミート以外に、茹でた大豆をテンペ菌で発酵させた「テンペ」大豆からできた豆腐、高野豆腐などもヴィーガンミートとして用いられることがあります。

セイタン|小麦が原料

小麦のグルテンから作られた「セイタン」は、別名「グルテンミート」とも呼ばれるヴィーガンミートです。海外でも「セイタン」という名前で知られています。

ちなみに、セイタンの語源は、「正しいタンパク質」(正タン)「生のタンパク質」(生タン)という説があります。日本語の語源から生まれた言葉が、日本よりヴィーガンが普及している海外で使われるとはおもしろいですね。

セイタンには、味つけされた状態で販売されている商品もあります。固形状やそぼろ状があるので、調理方法に合わせてお好みのタイプを選んでみてはいかがでしょうか。

ヴィーガンミートはどう使うの?

ヴィーガン用ミートをつかったパスタヴィーガンミートは普通の肉とは異なった状態で販売されていることが多く、使い方の手順があります。どのようにして使うのでしょうか。(※商品によって多少異なります)

1. 湯戻しをする

乾燥状態で売られているヴィーガンミートは、まず湯戻しをする必要があります。沸騰したお湯に入れて5分ほど茹でるか、水に30分以上浸しておきましょう。商品のパッケージに記載されていることも多いので、パッケージの説明も参考にしてみてください。

2. 水洗いをする

お湯で戻したヴィーガンミートは水分を含んでずっしりしているので、水洗いをします。洗った後は、絞るなどして水切りも行いましょう。ただし、絞りすぎるとちぎれたり崩れたりすることがあるので、力加減には注意が必要です。

3. 下味をつけて料理に加える

水洗いまで終わったら、あとは普通の肉と同じように調理すればOKです。炒め物や揚げ物などに利用する際は、下味をつけてから料理しましょう。

湯戻しが不要なレトルトタイプも販売されている

ヴィーガンミートには、戻す手間が省けるレトルト状態の商品もあります。調理が楽ちんで、時間がない日の食事作りにも便利でしょう。

ヴィーガンミートの選ぶポイント3つ

ヴィーガン用ミートをつかったバーガーヴィーガンミートを初めて使う方も多いことでしょう。選ぶときに気をつけたい点を3つご紹介します。

1. 原材料で選ぶ

ヴィーガンミートの原材料には、さまざまなものがあります。前述した大豆と小麦グルテンは、大豆アレルギーや小麦アレルギーの方、グルテンフリーを心がけている方には向いていません。

当てはまる場合は、エンドウ豆のタンパク質、ヒマワリの種のタンパク質などからできたヴィーガンミートを使ってみてはいかがでしょうか。また、ひよこ豆やレンズ豆も肉の代替品として使われることがあります。

2. 料理に合わせて形状で選ぶ|ミンチ・フィレなど

ヴィーガンミートの形状は、普通の肉と同様にフィレタイプやミンチ状、ブロック状などいろいろなタイプがあります。どんな料理に使うか決まっている場合は、調理に適した形状のものを選ぶと良いでしょう。

なお、ヴィーガンミートの賞味期限は製造日から1年ぐらいある商品もあり、普通の肉より日持ちします。使い道が決まっていない場合でも、いろいろな形状のものを買い置きしておくと便利です。

3. タイプで選ぶ|乾燥・レトルト

ヴィーガンミートには、乾燥タイプとレトルトタイプがあります。乾燥タイプは水やお湯で戻す必要があり、調理に少し手間がかかるのが難点。しかし、戻すことでかさが増えるのでコスパは高くなります。

一方のレトルトタイプはそのまま調理できるので、時短でお手軽です。

ベジタリアンも安心! ヴィーガンミートのおすすめ3選を紹介

ヴィーガン用ミートを使った料理ここからは、ヴィーガンミートの具体的な商品をお見せしながらそれぞれの商品の特徴をご説明します。あなたに合ったヴィーガンミートを見つけてみましょう。

ニチエー|大豆ミート ビーフ

ビーフ風のフィレ状乾燥ソイミートです。水の状態から茹でることで大豆特有のにおいが抑えられ、より本物の肉のような味わいを楽しめます。牛丼風やすき焼き風などにおすすめ。

500g入りですが、戻すことで約3倍に膨らむのでボリュームたっぷり。普通の牛肉より値段も安いので、コスパに満足できるのではないでしょうか。大豆アレルギーをお持ちでない方はぜひどうぞ。

マルコメ|ダイズラボ 大豆のお肉 ミンチ

お湯で戻す必要がなく、そのまま料理に使えるレトルトタイプの大豆製ヴィーガンミート。ミンチ状で、麻婆豆腐や餃子、キーマカレーなどさまざまな料理に使えます。

低脂質なので、ベジタリアンやヴィーガンの方だけでなく、脂肪が気になる方にもおすすめ。大豆とは思えないミンチの味をお楽しみください。

オーサワジャパン|オーサワの車麸

マクロビやヴィーガン御用達のオーサワジャパン。小麦グルテンと青森県産全粒粉から製造された車麩は、もっちりした食感やコク深い旨みを楽しめます。

下味をつけてからカツにするほか、丼にしてもおいしく召し上がれるでしょう。小麦アレルギーやグルテンフリー生活の方にはおすすめできませんが、問題ない方は一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

ヴィーガンミートを食卓に取り入れてみよう!

ヴィーガン用ミートつかったスープ今回は、ヴィーガンミートについて詳しくご紹介しました。ヴィーガンミートの原材料にはいろいろなものがあること、形状やタイプもさまざまであることなどがわかりましたね。

本物の肉を食べられなくても、肉の代わりに食べることでタンパク質などの栄養を補いつつカロリーは抑えられるので、ヴィーガンミートはダイエット食としてもすばらしいものです。

気になった方は、早速ヴィーガンミートを食卓に取り入れてみてくださいね。

参考:
ベジタリアンとは?(日本ベジタリアン協会)

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