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オーガニックのレーズン

オーガニックレーズンとは? 普通のレーズンとどこが違うの? おすすめ商品3選を紹介!

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2021.06.18

レーズンはそのまま食べてもおいしいですし、焼き菓子やパンに混ぜ込んだりヨーグルトに加えたりとさまざまな味わい方ができる食品。日常的に口にしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

レーズンにもいろいろな種類やメーカーの商品があります。数あるレーズンの中で、今回はオーガニックのレーズンに注目しました。オーガニックレーズンとは一体どのようなものか、一緒に見ていきましょう。あわせて、おすすめしたいオーガニックレーズンもピックアップしました。

オーガニックレーズンと普通のレーズンの違いとは?

光に照らされたオーガニックのレーズンオーガニックレーズンにはどのような特徴があり、普通のレーズンとどう違うのでしょうか。

オーガニックレーズンは有機栽培されたブドウが原材料に使われている

レーズンの原料がブドウであることは、皆さんご存知でしょう。その中でも、オーガニックレーズンは有機栽培されたブドウを使って作られているのが特徴です。そもそも、オーガニックという言葉に「有機(の)」「有機栽培」といった意味があります。

一方、普通のレーズンには、有機栽培ブドウは使用されていません。

有機栽培とは?

有機栽培とはどのような栽培方法なのでしょうか。有機栽培は有機農業とも呼ばれ、土壌・水・太陽光・空気など自然の恵みを生かして生産する方法です。化学的な農薬や肥料、遺伝子組換え技術など、化学の力には頼りません。そのため、非常に手間ひまがかかります。

しかし、食の安全や環境保全が叫ばれる昨今、注目が高まっている栽培方法でもあります。

厳しい認証基準をクリアして販売されている|有機JAS

日本では、有機(オーガニック)であることを認める「有機JAS」という規格があります。認証機関によって有機認証基準を満たしていることを認められると、「オーガニック」や「有機」を名乗ることができます。

つまり、オーガニックレーズンは厳しい基準をクリアして販売されているのです。もちろん日本だけでなく、海外でもさまざまなオーガニック認証機関が存在しています。

普通のレーズンには、このような基準はありません。

加工の工程にも厳しい基準がある

日本の有機JASは、農産物・加工食品・畜産物・飼料の4つの部門で認証が行われています。オーガニックレーズンは加工食品に当たるため、ブドウの栽培方法だけでなく、加工にも厳しい基準があります。

たとえば、加工の段階で有害動植物が付いていて除去する場合に化学的な方法を用いないこと、加工中に放射線技術を用いないこと、といった条件が設けられているのです。

オーガニックレーズンはなぜおすすめなの?

ヨーグルトとオーガニックのレーズンつづいて、オーガニックレーズンのメリットとデメリットについて解説しましょう。

安全性が比較的高いので安心して食べられる|無添加・オイル不使用など

厳しい有機認証をクリアしているオーガニックレーズンは、比較的安全なため、安心して食べることができます。

化学成分が悪というわけではありませんが、普通のレーズンの場合、たとえば原料のブドウの栽培に使われる農薬1つとっても、有害性が疑われるものも存在します。

また、栽培の過程で土壌にも化学物質が溜まるため、土壌の微生物が死んだり、化学物質が溶け込んだ水が川に流れていったりと、環境への影響も気になります。

オーガニックレーズンの中にも添加物が使われている商品がありますが、必要最低限の量です。無添加のレーズンを食べたければ、事前に原材料をきちんとチェックしましょう。

また、普通のレーズンは粒同士がくっつかないようオイルコーティングされたものが多いですが、油っぽさや油の酸化によるニオイ・有害性などが気になります。オーガニックレーズンはノンオイルのタイプが多く、油が気になる方でも食べやすいでしょう。

オーガニックレーズンの注意点は?

オーガニックレーズンにはマイナス面はないのでしょうか。気になる点を挙げてみましょう。

オイル不使用のオーガニックレーズンの場合、糖分が結晶化して表面が白っぽくなることがあります。見栄えが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、味には影響はないでしょう。

また、オーガニックレーズンは普通のレーズンよりも生産コストが高いため、値段が高めな傾向があります。

たとえば、普通のレーズンは1kg入りで1,000円前後で買えるものがありますが、オーガニックレーズンは1kg入りで1,500円や1,800円など、1.5~2倍前後の価格です。

購入する前に! オーガニックレーズンを選ぶポイントを解説

散らばったオーガニックのレーズン次に、オーガニックレーズンの選び方について解説します。

1. 認証マークをチェックする

オーガニックレーズンかどうかを見分けるにあたって、有機JASマークなどオーガニックの認証マークが付いていると安心です。

2. 種類で選ぶ|枝付き・マスカットなど

オーガニックレーズンは、種類で選ぶ方法もあります。

カリフォルニア

カリフォルニアレーズンは、レーズンの中でもポピュラーでスタンダードなタイプ。甘み・味・香りが強く、ブドウの味わいがギュッと濃縮されています。

マスカット

マスカットレーズンは、サンマスカットという品種のブドウから作られます。華やかな香りと酸味が特徴で、甘いレーズンが苦手な方でも食べやすいでしょう。

枝つき

枝つきレーズンとは、枝が付いたままブドウを天日干しして作ったレーズン。完熟ブドウの旨みがぎっしり詰まっており、濃厚な味わいを堪能できます。

容量で選ぶ|100g~1kgなど

ちょっと食べるのに適した100~200gぐらいの少量のもの、パンやお菓子作りにもたっぷり使える1kgなど大容量のタイプと、目的に合わせて選びましょう。

保存方法は、高温多湿を避けて冷暗所へ。開封後は密閉して冷蔵庫に入れ、なるべく早めに食べ切りましょう。

おすすめのオーガニックレーズン3選を紹介!

2種類のオーガニックのレーズン最後に、厳選した3つのオーガニックレーズンをご紹介します。

CROWN FOODS|有機レーズン

アメリカ産のカリフォルニアレーズン。オイルコーティングをしておらず、そのまま食べても干しブドウの旨みを存分に感じられます。お菓子作りにも使えますし、サラダのアクセントなどにもぴったりでしょう。

ナチュラルキッチン|オーガニック サンマスカットレーズン

オーストラリアで有機栽培されたサンマスカットのレーズン。マスカットの爽やかな香りと味わいを楽しめるでしょう。オイル不使用で粒同士がくっついてしまうことがあるため、気になる場合はバラしながら召し上がれ。

小島屋|枝付きレーズン

リッチな味わいを楽しめる、枝つきタイプのオーガニックレーズン。ジューシーで深い味わいは、赤ワインやブランデーのお供にもばっちりです。レーズンの常識を超えた味だという呼び声も高い高級レーズン、ぜひ一度お試しあれ。

自分好みのオーガニックレーズンを選ぼう!

ハート型のオーガニックのレーズンオーガニックレーズンは、原材料のブドウの栽培から加工にいたるまで、こだわりが詰まっていることがわかりました。生産者さんたちの苦労や愛情を考えると、より一層食べてみたくなりませんか?

種類豊富なオーガニックレーズンの中からおすすめ商品も紹介しましたので、あなた好みの1品を選んでみてくださいね。

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