甘くほろ苦い人気のスイーツであるチョコレート。チョコレートにもオーガニックなものがあることをご存知ですか?
こちらでは、そんなオーガニックチョコレートの定義やおすすめチョコレートについてご紹介致します。
オーガニックのチョコレートとは?
オーガニックチョコレートとは、有機的なカカオや砂糖などの原料を使用して作られたチョコレートです。安全性が高いことから、子どもや健康志向な方にもおすすめなチョコレートで、製法にもこだわった手間隙をかけて作り出すお菓子です。
そんなオーガニックチョコレートは、どのような基準で選ぶのが良いのでしょうか。こちらでは、オーガニックチョコレートの選び方やおすすめの商品をご紹介致します。
オーガニック(有機栽培)とは|化学肥料や農薬などを使用しない栽培方法
オーガニックチョコレートのオーガニックには「有機の」という意味があり、有機栽培で作られた植物や素材を使用したチョコレートを指しています。
有機栽培は、化学肥料や農薬を使わないことから、土壌汚染や大気汚染などの地球環境の汚染に繋がる薬品を排除した地球に優しい栽培方法の一つです。
オーガニックとは、原料に有機的なものをし、着色料や保存料などの科学的な物質を使用しないというだけではありません。
オーガニックは、作る工程にも科学的な要素を取り入れないようにするなどの基準があるため、極限まで科学的なものを排除した方法と製品が生まれます。
有機JAS認証|条件をクリアしたチョコ(カカオ豆・ココアなど)を認定
オーガニックの食品類を販売するためには、有機JAS認証という認証マークを取得する必要があります。有機JAS認証は、有機栽培した農産物や加工食品などの食品のみ認証を受けることができるもので、機関が定める基準をクリアすることが条件となります。
現在、この有機JAS認証を取得できるのは、食品類だけとなっています。オーガニックのチョコレートであることを確認するなら、この有機JAS認証マークを探すと良いでしょう。
どこで選ぶ? オーガニックチョコのポイント
有機JAS認証マークをつけたオーガニックチョコは、いったいどのようなポイントを踏まえて選ぶべきなのでしょうか。
こちらでは、そんなオーガニックチョコの選び方についてご紹介致します。
1. カカオ度数
チョコレートには、味の濃さを表す「カカオ度数」というものがあります。カカオ度数が高いと、チョコレートが濃く苦味も強くなります。逆にカカオ度数が低いと、ミルクや砂糖が加わり、甘い味わいを楽しむことができます。
どちらもカカオ以外にもオーガニックな原料を使用することで、オーガニックなものと謳うことができます。カカオの度数は、好みによっても分かれますので、お好みの度数を選ぶと良いでしょう。
2. カカオ豆の産地
カカオ豆は、アフリカや南米で作られているものが多く、カカオを育てるにあたって適した地域であることが伺えます。
ガーナやエクアドル、マダガスカルなどのカカオが有名で、オーガニックチョコレートも通常のチョコレート同様にこれらのカカオを使ったものが多い印象です。
産地によってもカカオの風味や味わいに違いがあるので、産地をこだわりたい方は、原産国をチェックしてみるのもおすすめです。
3. 成分表示|添加物もチェック
オーガニックのチョコレートの基準でもある、成分表示も確認してみると良いでしょう。添加物や着色料、保存料などの科学的な成分が入っていないかをチェックすることで、オーガニックなものであるかどうかを見極めることができます。
4. フェアトレード
オーガニックなものの中には、フェアトレードを利用して取引された食材や原料を使用して作られたものも多くあります。
このフェアトレードとは、貧困を救うためのプロジェクトであり、発展途上国で取引されるものに正当な価値をつけて、公正に取引をするというものです。
カカオの原産国である南米やアフリカなどでは、収穫物に正当な価値を付けられず安い価格で売買されていることがあり、それが引き金となり貧困層が増えていると言われています。
その貧困をなくすための一環として、フェアトレードを推奨するオーガニック団体も増えているのが現状です。フェアトレードを行うことで、貧困をなくすだけでなく、生産元の環境保全にもつながるため、環境を考えた取り組みとも言えます。
オーガニックのマークを確認すると共にフェアトレードを現すマークも併せて確認することで、環境面も考えたチョコレート選びをすることができます。
5. ブランド・パッケージ|バレンタインギフトやプレゼントにも
チョコレートは、バレンタインやギフトなどのプレゼントにも喜ばれる食品です。贈り物としてチョコレート選びをするなら、品質にこだわったオーガニックチョコレートブランドを選ぶのもおすすめです。
オーガニックチョコレートは、パッケージにこだわっているものも多いので、おしゃれで気遣いのある贈り物にも最適です。
おすすめのオーガニックチョコを紹介!
オーガニックチョコは、科学的な原料や工程を使わないだけでなく、フェアトレードという人や環境など社会的な環境保全を考慮したエシカルな視点からも、地球環境の維持につながる商品となっています。
では、そんなオーガニックチョコにはどのような商品があるのでしょうか。オーガニックチョコでおすすめな商品を一挙ご紹介致しましょう。
※商品によっては、時期的な問題により販売終了してしまうこともありますので、予めご注意下さい。
ViVANI|オーガニック エキストラダークチョコレート 92%
有機カカオ92%使用した「ViVANI」のオーガニック エキストラダークチョコレート 92%は、カカオ本来の濃厚な味わいが特徴のチョコレートです。
- パナマ産の有機カカオマス
- ドミニカ・ペルー・タンザニア産の有機カカオバター
- インドネシア産の有機ココナッツシュガー
この3つの材料を使って作り、カカオの苦味の中にインドネシア産の有機ココナッツシュガーがほんのりと香ります。砂糖不使用であることから、濃厚さの中にすっきり感も感じられ、甘いものが苦手な方にもおすすめです。
PeopleTree|フェアトレードチョコ オーガニック
フェアトレードの原料を使って作った「People Tree」のフェアトレードチョコ オーガニックミルクは、秋冬限定のチョコレートです。
植物油脂は一切使わず、オーガニックのココアバターと黒糖を約72時間混ぜ合わるというスイスの伝統的な製法でつくり、子どもから大人まで喜ぶ口当たりまろやかな濃厚チョコレートに仕上げています。
秋冬に登場しますので、ぜひチェックして頂きたいオーガニックチョコレートです。
※4/15で今季終了。次回の入荷は10月中旬ごろとなります。
Stella|オーガニック ダークチョコレート カカオ80%
オーガニック、フェアトレード認証取得の「Stella」のオーガニック ダークチョコレート カカオ80%は、カカオのコクと香りの強い大人のチョコレートです。
有機のカカオマスやココアバターに加え、有機砂糖と有機バニラ香料でまろやかさも出し、上質な味わいに仕上げています。
ベーシックなダークチョコレートに加え、有機オレンジ果皮の砂糖漬けを混ぜ込んだダークオレンジチョコレートや、有機ザクロ調整品を混ぜたザクロチョコレートなど、フルーツフレーバーも見逃せないオーガニックチョコレートです。
ロベールショコラトリー|ショコラマダガスカル ダークチョコレート カカオ100%
70年以上の歴史を持つチョコレート専門店「ロベールショコラトリー」。
このロベールショコラトリーのショコラマダガスカル ダークチョコレート カカオ100%は、希少価値が高いと言われるマダガスカル産のフルーティーなカカオを惜しみなく使ったオーガニックチョコレートです。
マダガスカル産のカカオは、そのフルーティーさに加えてキレのある酸味もあり、砂糖を一切使用していないことから、カカオ本来の味わいが楽しめます。砂糖を加えていないことから、お菓子作りにもおすすめのチョコレートです。
NOX|プレミアムオーガニックチョコレート Mixed Edition
スウェーデンの薬剤師が開発したこだわりチョコレート、「NOX」のプレミアムオーガニックチョコレート Mixed Editionは、乳製品や白砂糖を使用せず作り上げ、さまざまなフレーバーが楽しめるアソートタイプのチョコレートです。
アサイーやバオバブ、チアシードなどスーパーフードも取り入れ、健康的に美しくなるためのチョコレートであり、ミネラルやビタミンも豊富に含んでいます。
食べながら美しくなることができる女性に嬉しいチョコレートとなっています。
オーガニックチョコには厳しい基準あり! お気に入りの商品を探して
オーガニックチョコは、化学的なものを使用しないというだけでなく、フェアトレードを通して貧困層を救うプロジェクトにも関係する、地球にも社会にも優しいオーガニック認証チョコレートです。
使用する産地やカカオ度数によって、チョコレートの風味や味わいも変わりますので、お好みのチョコレートを探し、ぜひ一度そのお味をご賞味下さい。
参考:
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機農業・有機農産物とは(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)
フェアトレードとは?(フェアトレードジャパン)