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3分づきの玄米

オーガニック玄米と普通の玄米の違いとは? 選び方のポイントとおすすめ商品2選を紹介

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2021.06.20

栄養価が高く、カロリーは低くダイエットに最適で、健康志向の方から高い支持を得る玄米。以前玄米についてご紹介いたしましたが、玄米にはオーガニックのものも存在します。

今回は、より安全な食品を求める方から注目を集めるオーガニック玄米についてや、普通の玄米との違いを解説します。また、おすすめのオーガニック玄米もご紹介いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

オーガニックの玄米と普通の玄米の違いとは?

玄米のおにぎりと白米のおにぎり
オーガニックの玄米と、普通に販売されている玄米とは何が違うのでしょうか?まずは、その違いについて見ていきましょう。

オーガニックの玄米|有機栽培で育てられている

普通に販売されている玄米と、オーガニック玄米の違いは、栽培方法にあります。オーガニックとは日本語で「有機の」「有機的な」という意味があり、有機栽培と呼ばれる農法で作られたものが、オーガニック玄米として販売されています。

有機栽培とは?

オーガニック(有機農業)という栽培方法は、有機農業推進法という法律により、以下のように定義されています。

  • 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない
  • 遺伝子組み換え技術を利用しない
  • 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する
    (農林水産省ホームページより引用)

つまり、化学肥料や農薬を使用せず、自然のもつ力を利用し、土壌や空気、水質などの汚染をできる限り抑えた栽培方法のことです。有機農業は、食の安全や環境保全への関心が高まる昨今、注目を集めています。

有機食品の検査認証制度をクリアして販売されている

オーガニック食品は、世界中にさまざまな検査認証機関が存在しています。EUの「NaTrue(ネイトゥルー)」、フランスの「ECOCERT(エコサート)」など、各国の機関が独自に審査基準を設け、審査をチェックしたものだけが認証マークを付けることができます。

オーガニック玄米として販売されている玄米も、上記のような認証機関の審査基準をクリアし認証を受けています。

日本の検査認証制度|有機JAS

日本の有機食品に関する認証制度は、農産物・加工食品・飼料・畜産物の4種類で、「有機JAS」という規格が存在します。登録認証機関が厳しい基準を満たしているかをチェックし、審査を通って認証された事業者だけが有機JASマークを付けることができます。

認証マークがない玄米は、有機やオーガニックといった表示を使うことはできません。つまり、パッケージを見て認証マークがあれば、オーガニックの玄米だということがわかります。

オーガニック玄米のメリット・デメリットを解説

分づき玄米
オーガニック玄米は、普通の玄米と比べるとどのようなメリットがあるのでしょうか。デメリットとあわせて解説していきます。

メリット|比較的安全性が高く、安心して食べられる

先程述べたとおり、オーガニックの玄米は、各国や団体が定めた厳しい認証基準をクリアしている商品です。栽培時に化学的な農薬や肥料を極力抑えて作られており、加工や流通の段階でも添加物の使用をできる限り避けています。

そのため農薬など化学物質が少なく、比較的安心して口にすることができると言えます。

デメリット|価格が高めになりがち

オーガニックの玄米は安全性が高い食品ですが、有機栽培で手間暇をかけて丁寧に作られているため、どうしても値段が高めになってしまうというデメリットがあります。

例えば、一般的な玄米は2kgで1,000円~1,500円程度で販売されていますが、オーガニック玄米は2kgで2,000円~3,000円程度。高いものですと、2kgで4,000円を超えるものも。普通の玄米と比較すると、少々割高に感じてしまいます。

オーガニック玄米を選ぶポイントを解説

ハートマークの玄米
オーガニックの玄米は安全性が高く、小さなお子さんにも比較的安心して与えることができます。しかし、オーガニックの玄米といってもさまざまな種類が販売されており、どれを購入すれば良いのか迷ってしまうかもしれません。

オーガニックの玄米を選ぶ際に、チェックすべきポイントについて見ていきましょう。

はじめに|玄米の賞味期限はある? 上手な保存方法とは?

玄米に賞味期限があるのか気にしたことはありませんか?

お米は青果と同じ農産物というカテゴリのため、肉類のような消費期限や、加工食品のような賞味期限の記載は義務付けられていません。しかし、賞味期限がないからといって、風味が落ちないわけではありません。

白米の場合は精白されているため、酸化しやすいので、精米されてから2週間~1ヶ月ほどで食べきるのが目安です。

対して玄米は、胚芽や糠(ぬか)といった、お米を保護するものが残っているので、白米と比べると酸化しにくい状態です。美味しく食べられる状態も、1年ほどとぐっと長くなります。

1. 有機JASマークをチェック

まずは、有機JASマークが付いているかチェックしましょう。有機JASマークがない商品は「有機」や「オーガニック」と記載することを禁じられていますので、認証マークが付いた玄米なら、安心して購入することができるでしょう。

2. 生産者情報をチェック

生産者や販売元が信用できるかどうかは、食品の安全を考えるととても重要な要素です。通信販売の場合、商品を実際に見て購入することができないため、公開されている商品情報が多いです。その中から、生産者や販売者をチェックするのも良いでしょう。

生産元や販売元をしっかりと把握すれば、購入する際にも安心できるでしょう。

3. ブランド銘柄で選ぶ

お米は、日本全国で広く主食となっており、そのためそれぞれの地方で機構や風土に合わせたお米が生産されています。品種改良も盛んに行われ、お米の銘柄は300種類以上あるとも言われています。

玄米も、白米と同じように、お米の銘柄によって味わいが違います。ふっくらとしてもちもちした食味がお好みならコシヒカリやあきたこまち、さっぱりとした食味がお好みならササニシキなど、自分の好み銘柄で購入するのもおすすめです。

通販でお買い物! おすすめのオーガニック玄米2選を紹介

数種類の玄米

最後に、MoreNature編集部が厳選したおすすめのオーガニック玄米を2つご紹介いたします。オーガニック玄米の購入に迷ったら、こちらを参考にしてください。

ほんだ農場|有機栽培米コシヒカリ「土の詩」食用玄米

霊峰・白山の清流と、アイガモ農法や有機微生物EM農法でこだわってお米を栽培する、石川県の「ほんだ農場」。

5年以上の間農薬や学肥料を使用しない田んぼで収穫された、有機栽培のコシヒカリです。
登録認証機関から認証を受けているため、JASマークが付いた安心のオーガニックコシヒカリは、消費しやすい5kg包装。

玄米の他に、五分搗き米や白米も購入できます。

あきたこまち産直農場自然工房|JAS有機栽培米あきたこまち 玄米

秋田県が誇るブランド米、あきたこまちを有機栽培で生産する「産直農場自然工房」からは、真空パックのオーガニック玄米をご紹介いたします。

化学肥料や除草剤、殺虫剤を使わず栽培したあきたこまちは、有機JASの認証を受けたオーガニック米。毎日食べるお米だからこそ、新鮮なお米の美味しさを味わってもらうため、開封してからも酸化せずに食べ切れる約1週間分の2.5kgを真空パックにしてあります。

リピーターも多い、安全性だけでなく味にもこだわったオーガニック玄米です。

オーガニックの玄米を食卓に取り入れてみよう!

オーガニックな玄米ご飯

農薬や化学肥料の使用を抑え、厳しい認証基準をクリアしたオーガニック玄米は、健康志向の方はもちろん、小さなお子さんも比較的安心して口にできる、安全性の高い玄米です。

食の安全性や環境問題に興味のある方は、ご家庭の食卓にオーガニック玄米を取り入れてみませんか?ご紹介した選び方のポイントやおすすめ商品を参考にして、ぜひ一度オーガニック玄米を味わってみてください。

参考:
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)
有機農業・有機農産物とは(農林水産省)

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