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オーガニックビネガー・バルサミコ酢とは? おすすめの使い方と商品5選を紹介

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2021.09.14

ビネガーやバルサミコ酢は酸味のある調味料です。イタリアンなどの料理によく使われます。

さまざまなメーカーから発売されているビネガーやバルサミコ酢のうち、今回はオーガニックの商品に注目。オーガニックの特徴やビネガーとバルサミコ酢の違い、選び方などを紹介します。

オーガニックビネガー・バルサミコ酢とは?

ビネガーとサラダ
はじめに、オーガニックビネガーやオーガニックバルサミコ酢とはどんな商品なのか解説します。

有機栽培された原材料から生産されている

オーガニックのビネガーやバルサミコ酢は、有機栽培された原材料を使って製造されているのが特徴です。普通に市販されている商品には、有機素材は入っていません。

有機栽培ってどんな栽培方法なの?

有機栽培とは、化学的な農薬や肥料などを使用せず、自然にあるものの力を最大限に生かして農作物を育てる方法。もともと「オーガニック」とは「有機」という意味なのです。有機栽培について詳しく知りたい方は、こちらのページをチェックしてみてください。

厳しい有機認証基準をクリアして販売されている

オーガニックの商品は、所定の有機認証基準をクリアしています。日本には「有機JAS」というオーガニックの規格があり、厳しい基準に合格したものだけが有機JASマークを付けて販売することを許可されるのです。

加工にも厳しい認証基準がある

ビネガーやバルサミコ酢は、素材(農作物)そのものではなく加工食品に分類されるため、オーガニックと認定されるためには加工の段階でも厳しい基準を満たす必要があります。

安全性が高め! 安心にこだわりたい方におすすめ

前項までのようにオーガニックバルサミコ酢やオーガニックビネガーは、極力化学の力に依存せず、天然の資源を生かした素材や製法で作られています。そのため、比較的安全性が高く、食の安全にこだわりたい方におすすめです。

ビネガーとバルサミコ酢はどこが違う? おすすめの使い方を紹介

ビネガーを使った料理
ここからは、ビネガーとバルサミコ酢の違いとはどんな点なのかを解説していきましょう。あわせて、おすすめの使い方も紹介します。

ビネガーの特徴|ワインビネガーの場合

ビネガーとは「酢(洋酢)」のことです。なかでもワインビネガーはメジャーな存在で、白ワインや赤ワインを酢酸菌で発酵させて作られます。

ワインビネガーのおすすめの使い方

白ワインビネガーはフルーティでさっぱりしており、サラダやカルパッチョにおすすめ。赤ワインビネガーはコクがあるため、肉料理や野菜料理に使うことで風味を高めてくれます。

バルサミコ酢の特徴

一方のバルサミコ酢は、ぶどうの果汁を濃縮し、木の樽で時間をかけて熟成させたものです。ワインビネガーより色が濃く、味も濃厚。煮詰めれば甘みのあるソースになります。

バルサミコ酢のおすすめの使い方

バルサミコ酢の活用方法は、ドレッシング代わりにサラダにかける、焼いた魚や肉の周りに垂らす、煮詰めてソースとして使用するなどさまざまです。お好みの調味料を足してアレンジしても良いでしょう。

オーガニックビネガー・バルサミコ酢の選び方のポイントを紹介!

ビネガー数種類
オーガニックビネガーとバルサミコ酢を選ぶ際のポイントをおさえてみましょう。

1. 認証マークをチェックしよう

有機認証マークがあるかどうかをチェックしましょう。日本の場合は有機JASマークですが、海外にも「USDA」「ECOCERT」「EUオーガニック」などの認証制度があり、それぞれ固有のマークがあります。

2. オーガニックビネガーの選び方

オーガニックビネガーの選び方を2点紹介します。

原材料で選ぶ|ぶどう果汁・りんご果汁など

先に紹介したワインビネガーはぶどうが主原料ですが、りんご果汁を使用した「シードルビネガー」や麦芽汁を使用した「モルトビネガー」などもあります。原材料ごとの味の違いを楽しんでみてはいかがですか。

ワインビネガーの場合|赤・白の違いで選ぶ

ワインビネガーには赤と白の2種類あることについて前述しました。色の違いや味の違いがあり、合わせやすい料理の種類も異なるため、使いたいシーンに応じて選ぶと良いでしょう。

3. バルサミコ酢の選び方

次に、オーガニックバルサミコ酢の選び方を2点紹介します。

種類で選ぶ|赤・白

実は、バルサミコ酢にも赤・白の2種類があります。ワインビネガーと同様に、赤はコクがあり濃厚な味わいのためガッツリ系の肉料理などによく合い、白はまろやかな甘みがあるため野菜や魚と相性が良いでしょう。

熟成期間で選ぶ

バルサミコ酢には、熟成期間による味や香りの違いがあります。熟成期間が6~8年程度の短いものは比較的さっぱりした味わいで、12年以上熟成させたものは独特の酸味やマイルドな甘み、豊かな香りを楽しめるでしょう。

オーガニックビネガー・バルサミコ酢のおすすめ商品5選を紹介!

スプーンの上でビネガーをかける
ここからは、おすすめのオーガニックビネガー・バルサミコ酢を取り上げます。

Bragg|オーガニック アップルサイダービネガー

USDAのオーガニック認証を取得しているアップルビネガー。原材料はりんごのみで、余計なものは配合していません。さらに、加熱やろ過をしないことで、「マザー」と呼ばれるりんご酢の酵素やミネラルをしっかり残しています。

さわやかな酸味を持ち、お酢代わりとしてさまざまな料理に使える調味料です。

メンガツォーリ|有機 赤ワインビネガー

オーガニックの赤ワインを木製樽の中で熟成させたビネガー。有機JASやEUオーガニックの認証を取得しています。独特の酸味と渋みがある深い味わいなので、煮込み料理の隠し味や肉料理に使ってみてはいかがですか。
※Amazonのみ2本セットとなっています。

アルチェネロ|有機バルサミコ・ビネガー(イタリア モデナ産 IGP)

バルサミコ酢発祥の地といわれるイタリアのモデナ地方で生産され、EUオーガニックと有機JASの認証を受けています。

本場のバルサミコ酢は甘さと酸味のバランスが良く、オリーブオイルや肉・魚との相性もばっちり。また、アイスクリームにかけてもおいしく召し上がれます。

アルチェネロ|有機ホワイトバルサミコ ビネガー

白ぶどうから生産され、琥珀色をしたマイルドなバルサミコ酢です。EUオーガニックと有機JASの認証を受けています。カプレーゼやりんご煮などの料理に使えば、さわやかな仕上がりに。

アドリアーノ・グロソリ|アチェート・バルサミコ・ディ・モデナ・オーガニック I.G.P

濃厚な甘酸っぱい味と華やかな香りが特徴的で、「公爵の酢」とも称されているオーガニックバルサミコ酢。サラダなどに加えるだけで、素材や料理の味がグッと引き立てられて深みが増すでしょう。

自分好みの一本を見つけて料理に取り入れよう!

ビネガーサラダ
今回は、オーガニックビネガーやオーガニックバルサミコ酢について詳しくお伝えしました。素材や製法、熟成方法などの違いがあることが理解できたのではないでしょうか。

ぜひ、記事の内容を参考にして自分好みの1本を見つけ、料理に取り入れてみてください。

参考サイト:
【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~(農林水産省)
有機食品の検査認証制度(農林水産省)
有機加工食品検査認証制度ハンドブック(農林水産省)
有機加工食品の日本農林規格(農林水産省)

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